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がん患者の緩和ケアについて
- がん患者の緩和ケアとは、進行がんによる苦痛や身体的な不快を軽減するためのサポートです。
- 緩和ケアは抗がん剤治療と併用することで、副作用の軽減や生活の質の向上が期待できます。
- しかしながら、緩和ケアはガンの進行による身体的な問題に対応するものであり、延命治療にはつながりません。
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質問者が選んだベストアンサー
質問者様は、抗癌剤で副作用が出た場合、 それを薬で抑えることが可能だとお考えのようですが、 現実には、吐き気以外には有効な手段がないのです。 つまり、強い副作用が出た場合には、投与を中止して、 対症療法をするしかないのです。 対策をして、抗癌剤を続けられるほどの有効な対象療法はない と考えてよいです。 例えば、下痢を起こした場合、下痢止めを処方するとして、 それで下痢が治まるかと言うと、効かないという場合も 多くあります。 結局は、抗癌剤そのものを改良して、副作用が少ないタイプの 抗癌剤を作り出す以外に根本的な対策はないのです。 「がんが進行して食欲がなくなったら無理に食べなくてよい」 好きな物を、好きなだけ食べれば良いのです。 無理矢理に食べても、吐くなどの副作用が出るだけです。 「点滴をしても体が吸収できないので意味がない」 ケースバイケースですが、点滴をすれば解決するという単純には いきません。 「進行すれば呼吸ができなくなるのですが、人工呼吸等の延命治療も致しません」 ターミナルケアでは、延命治療をしないのですから、当然の答え だと思います。 では、苦しむのを放置するのかと言えば、そんなことはしません。 できるだけ楽に呼吸ができるようにすることは当然のことで、 麻薬などを使って、意識を混濁させて苦しみを取り除くという ことをします。 緩和ケアができることはたくさんありますが、 万能どころか、できないことの方が多いぐらいで、 まだまだ発展途上というのが現状なのです。
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- jing0708
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悪い方向にばかり受け止め過ぎだと思います >抗がん剤治療を始めた時から吐き気止めなどを併用している、または、処方しているので緩和ケアにきても意味がない< これはアプレピタントまで使っているならその通りです。それ以上の吐き気止めは処方できませんので、残りは漢方などで対応していくしかありませんが多発転移をしていて肝臓の数値が悪いのであればそれも難しいです。 >すぐに抗がん剤を中止してしまうことを繰り返していました。< これは相当逆効果の治療を続けたことになります。基本的に抗癌剤治療というのは途中でやめるなら害悪でしかありません。 >がんが進行して食欲がなくなったら無理に食べなくてよい、また、点滴をしても体が吸収できないので意味がないとか、母が多発性肺転移でがんが進行すれば呼吸ができなくなるのですが、人工呼吸等の延命治療も致しません< これは当然です。実際末期では栄養点滴をしても痰などが増えるだけで苦しみが増すだけなのです。人工呼吸器にしても、無理やり肺を膨らませて延命するのは本人は想像を絶する苦しみを経験するだけの話ですから。 ご家族からすれば期待はずれかもしれませんが、患者さん自身の状況によっては緩和ケアは選択肢が極めて狭いんですよ。もし、どうしても最高級の緩和を目指したいなら聖ケ丘病院のホスピスを調べてみたら良いと思いますよ
お礼
jing0708 さん、ご返答ありがとうございます。 本当に私は、緩和ケアのことがよく分からず ナーバスになりすぎていたようです。 抗がん剤や点滴、人工呼吸にしても それが緩和ケアとして有効なら対応すると思いますが かえって患者を苦しめることになるとすれば選択しないのですね。 「肺を無理やり膨らませる」確かにおっしゃる通りだと思います。 こんなことをすれば母が苦しむに違いないと思いました。 最高級の緩和をしていただくお金もないので、 一般のがん患者として、これからも母を見守って行きたいと思います。 jing0708 さんのご回答で、私なりに気持ちに区切りがつきました。 本当にありがとうございました。
- trytobe
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どちらかというと、その施設は「治療中の苦痛を和らげる緩和ケア」ではなく「末期患者が苦しまないで余生を過ごすホスピス」を行っているか、緩和ケアとしての手はすでに尽くされているからホスピスとしての役割を担当する方針にしたか、でしょう。
お礼
trytobe さん、せっかく返答して頂いたのに ナーバスな補足コメントをして申し訳ありませんでした。 trytobe さんのご返答でいろいろ学ばせていただきました。 ありがとうございました。
補足
ご返答ありがとうございます。こちらの病院のホームページで、緩和ケアについてこのように紹介していました。「 緩和ケアとは、がん(悪性腫瘍)などを患い、様々な苦痛を抱える患者さんとそのご家族が、できる限り良好な生活が送れるよう支援してゆく医療です。 以前は終末期の患者さんに限定されていましたが、現在はその適応が拡大され、診断時、更には、がんを疑われ、検査が始まった時から行われるようになりました。そのため、当病院では、トータルサポートチーム(緩和ケアチーム)と緩和ケア病棟の二つで、少しでも患者さんやそのご家族の苦痛が和らぐよう、日々奮闘しています。 『がんの苦痛』というと、どうしても、痛みや呼吸苦などの体の症状ばかりに目が行きますが、それ以外に、抑うつ・不眠などの精神的な症状や経済的不安などの社会的問題、そして寂しさや虚無感等その中身は多様です。そのため、緩和ケア医とともに看護師・臨床心理士・社会福祉士・薬剤師・栄養士などが連携し対応しています。」←こんな感じです。それに、緩和ケアを希望するにあたって現在の病院から質問書が来たので身内として「治療とケアを併用して頂きたい」と書いたのですが、頭から治療は諦めて「来週の月曜日から緩和ケア病棟(治療をしない)に体験入院してください」と言われました。母のガンの状態が悪くて、そうすべきだと判断しているのでしょうが、もっと、本人や身内の意見も聞き入れてほしいと思ってます。
お礼
rokutaro36 さん、ご返答ありがとうございます。 やっぱりそうでしたか・・・ 確かに緩和できる薬は吐き気止めだけのようで 頭や体が重く起き上がれない、胸やお腹が苦しく自分の体じゃないようだ、 手足のしびれが尋常でなく歩けないなど様々な症状を訴えていました。 この苦しみは、抗がん剤を体に入れた本人にしかわからないのでしょうね。 点滴にしても、人工呼吸にしても それをすることにより余計に苦しむ結果になるようなら やはり、しないほうがいいのでしょうね・・・ rokutaro36 さんのご回答で一気に胸のつかえが取れました。 涙が出るほど助かり、感謝の気持ちでいっぱいです。 本当にありがとうございました。