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都営三田線 3番線・4番線の謎とは?
- 都営三田線の『白金高輪』駅で3番線と4番線の数字が表示されている謎について解説します。
- 『白金高輪』駅は都営地下鉄と東京メトロが共有している駅であり、南北線と三田線が同じホームから出発しています。
- なぜ『白金高輪』駅では3番線と4番線の数字が表示されているのか、その理由について詳しく解説します。
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目黒、白金台、白金高輪は確かに三田線と南北線で共有する区間になります。ちなみに、正式には東京メトロの線路に都営が乗り入れる形になっています。 4番線まであるのは、白金高輪から三田線と南北線に分岐するためです。 目黒まで全列車を走らせてしまうと、白金高輪~目黒だけやたら本数が多くなってしまいます。また、目黒駅はほぼ全列車が直通運転することを前提に、普通の駅と同じく2番線までしかありません。 そのため、両路線のそれぞれ約半数が白金高輪で折り返せるようにする必要があるのです。ちなみに、 1番線:三田線西高島平方面 2番線:南北線赤羽岩淵(いわぶち)方面 3番線:南北線目黒方面、当駅止まり 4番線:三田線目黒方面、当駅止まり 以上のようになっています。 例えば南北線白金高輪行きは3番線に到着します。目黒方面に引き続き乗りたい乗客は、同じホームの反対側の4番線に三田線がちょうどいいタイミングで来るようになっているのでそれに乗り換えます。 乗客を下ろした3番線の電車は目黒寄りにある折り返し設備で線路を移って、始発電車として2番線に入ります。 そうすると今度は目黒方面から1番線に三田線の列車が入ってきて、南北線に乗りたい乗客はこの2番線にいる始発電車に乗り換えればいいということになります。 乗客の便に配慮しつつ、輸送力を調整するための構造と言えるでしょう。
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すみません、今回は脱線が多くなりそうです(鉄道だけに?) > 次の白金台の駅のとこ、I-02とN-02が同じ場所に書いてあるから それはたまたま並行しているからであって、線路を共有してるわけじゃないですよ。 運行上線路を共有しています。『東京メトロが所有しているから共有じゃない』とか詳しく分かりませんが、少なくとも列車運行上、線路は都営三田線と東京メトロ南北線が共用している形になります。 >共有していない例 http://www.tokyometro.jp/station/kudanshita/yardmap/ 九段下駅は猪瀬前東京都知事が「バカの壁」として批判していた駅で、半蔵門線と都営新宿線が一体となった構造をしているにも係らず、ホームに壁を設けて階段でのみ乗換ができるようにしていたというものです。(詳細は以下のまとめ参照。) http://matome.naver.jp/odai/2136113120871506601 番線番号が連続しているのが分かりますね。 線路は軌間が異なると共有と言うか相互乗り入れができなくなります。軌間とは線路の幅のこと。日本では基本的に2種が用いられ、1067mm(狭軌:JR在来線とほとんどの私鉄)と1435mm(標準軌:新幹線と京成・京急線など)、京王線・都営新宿線では1372mm(馬車軌)が用いられています。日本の本当に一部の私鉄路線では「ナローゲージ」762mmが使われていますが、詳細は「軌間 - Wikipedia」を参照してください。『線路の幅を統一しちゃえばいいじゃん』と思われるかもしれませんが、全区間に渡って工事が必要になりますし、車両側にも新しい軌間に合わせた台車が必要になるので、簡単には行うことができません。 例外的には、例えば山形新幹線を開業させるに当たって、福島~新庄間の在来線(奥羽本線)を1067mmから1435mmに改軌したぐらいでしょうか。 現在は異なる軌間を走るための電車、「フリーゲージトレイン」が開発されており、試験走行を続けているはずで、九州新幹線長崎ルートに投入されるはずです。 http://trafficnews.jp/post/45639/ それでも異なる軌間で同じ区間を共用することはできる場合があります。「三線軌条」と言うのですが、メンテナンスコスト等が高価になる等の理由で、一部の区間でしか見られません。逆に見ることができればラッキーです(笑)。 http://dic.nicovideo.jp/a/%E4%B8%89%E7%B7%9A%E8%BB%8C%E6%9D%A1 結論:都営三田線と南北線は1067mmなので、線路を共用できます。九段下駅でみられる半蔵門線と都営新宿線は、半蔵門線が1067mm、都営新宿線が1372mmと異なる軌間になるので線路の共用はできません。 本題ですが(本題に入ってなかったのかよ!?) ※今回は私の推測です。ごめんなさい。 白金高輪駅は2社線が1つの駅構造を共有するタイプの駅で、他を探すと渋谷駅(東急東横・東京メトロ副都心線)があります。例えば自社線内で遅延が発生した場合に、白金高輪駅で折り返し設備があるのと無いのとではどう違うでしょうか。南北線で車両故障が発生したとして、白金高輪駅に折り返し設備が無ければ、遅延は相互乗り入れを行っている都営三田線と、東急目黒線まで波及します。折り返し設備が有れば、遅延を最小限に食い止めることができます。これが1点目。 自社線内だけの運用(始発列車)があるため、白金高輪駅にそれぞれ折り返し設備を設けた結果、4番線までできてしまった。これが2点目。 始発駅/終着駅はもちろん折り返し設備があるのですが、車庫に繋がっている駅であったり、運用上始発列車が存在する駅についても折り返し設備があります。単純にダイヤモンドクロスであったり、引き上げ線(回送列車が待機する)が存在したりする場合もあります。都営三田線も東京メトロ南北線も利用客が多く、ラッシュ時は混雑が予想され、列車の遅延も予想されます。2番線までしかないと、線路の混雑も激しくなります。 例えば中央線東京駅ですと、 https://www.youtube.com/watch?v=eRa06Hsd8rg 終着駅なので、まだラクなのですが、上りの列車が下りのホーム(左側)に入れれば良いのですが、(右側)のホームに入った場合は、一瞬だけ上りの列車の線路を走ることになります。遅延した場合は両ホームとも列車で埋まることが予想され、その場合は上りの列車が東京駅手前で待ち続けるということになります。 白金高輪駅は2社線の終着駅/始発駅でありながら、3方向に列車が発着するため忙しくなっています。余裕を持たせるための駅構造と理解して頂ければと思います。 (蛇足)これを見ると2番線だけじゃダメだ!ということがわかるかと・・・ ・地下化前の京王線調布駅 https://www.youtube.com/watch?v=vLgfdD3GCvk 調布駅も3方向に列車が発着する駅ですが、地下化(立体化)前は引き上げ線もなく、平面交差する構造でした。平面交差のイメージがわきにくい場合は、クルマのジャンクションが平らになっていて、警備員が手旗信号で誘導しているイメージに似ています。 https://www.youtube.com/watch?v=Pv3rxT-Q7jw それだけならまだしも、この駅には折り返し列車(終着/始発)が存在し、引き上げ線もないので上り本線上(→)で折り返す(←)という荒技を行っていました。当然上り本線上は(→)の列車がひっきりなしに発着するのですが・・・。 https://www.youtube.com/watch?v=fR4QbsqyiDY 上の動画でも(←)の折り返し列車が渡り線を走っていくと、すぐに上り列車(→)がいるのが見られると思います。傍から見ているとぶつかるようでコワイ。 https://www.youtube.com/watch?v=1GEg3LbAwTs しかも(←)の折り返し列車を(←)の各停が下り本線上で待っており、折り返し列車がホームに入ったらすぐ追いつき、乗り継がせるということをやっていました。 http://mkgweb.undo.jp/diary/2013/09/30 白金高輪駅は立体化された3方向発着駅なので、まだそれほどでもないのですが。
お礼
お礼が遅くなってしまってすみませんでした。 いつもご丁寧なご回答。本当に助かります。 いろんなリンクも貼って下さって、すごく役に立ちます。 京王線の例はすごくよく分かりました。 本当に本当にありがとうございます♪
- a-ccom
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ウィキペディアの図がわかりやすいかもしれません。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E9%87%91%E9%AB%98%E8%BC%AA%E9%A7%85#.E3.81.AE.E3.82.8A.E3.81.B0 地下鉄側から最初に合流する、そして最初に地下鉄側の方向が分かれる駅なので、このような構造になっています。おかげで初めての利用でも誤乗を極力防ぐことができます。次の「白金台駅」が質問者様の最初のイメージそのままの駅になっています。
お礼
お礼が遅くなってしまってすみませんです。 そういえばウィキペディアさんにもありますよね。 こちらも見落としてました。 あ、地下鉄が分からの最初の合流駅ですね。言われてみれば。 白金台駅がそのイメ-ジですか・・。 なるほど~。 ありがとうございましたです。
構内図を見てもらった方が速いですね。これを見れば謎でも何でもないことが一目瞭然。二つの駅がくっついてる構造です。 http://www.tokyometro.jp/station/shirokane-takanawa/yardmap/ ちなみに隣にホームがないけど、番線の数字が連続している駅もありますよ。例えば人形町駅。東京メトロ日比谷線が1,2番線で都営浅草線が日比谷線の下をくぐる位置にあり、3,4番線です。同様の事例は他にも多数あるので、興味があれば探してみると理解が深まるでしょう。 http://www.tokyometro.jp/station/ningyocho/yardmap/index.html 銀座駅はさらに複雑で、番線番号が3路線にまたがってついています。 http://www.tokyometro.jp/station/ginza/yardmap/index.html > 次の白金台の駅のとこ、I-02とN-02が同じ場所に書いてあるから それはたまたま並行しているからであって、線路を共有してるわけじゃないですよ。 > 『あかばねいわなんとか?』 それは赤羽岩淵(あかばねいわぶち)ですね。
お礼
お礼がおそくなってしまってごめんなさい。 構内図・・そういえばそういうのがメトロのHPにもあったような気がします。 見落としていました。 でもおっしゃるとおり、すごく分かりやすかったです。 2つの駅がくっついてる。まさにそんなイメ-ジです。
- norikhaki2003
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1番線は三田線の西高島平方面 2番線は南北線の赤羽岩淵方面 3番線は南北線の目黒方面 4番線は三田線の目黒方面。 ですけど?
お礼
お礼が遅くなってしまってごめんなさい。 駅の構造というか どのような運転なのかも詳しく教えていただき 本当にありがとうございました。 やはり4番線まであるんですね。 三田線と南北線で別れるんですね。 なるほど~。 あかばねいわ・・・の読み方も ありがとうございました。