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絞りを開放すると周りがぼやけるのは何故ですか?
絞りを開放すると(F値を下げると)周りがぼやけるのは何故ですか?
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#4です。 ある1点からの光を1点に集めるための操作がピントを合わせるということです。 つまり1点からの光であればカメラを操作することで、確実に1点に集めることができます。 別の言い方をすれば、1点からの光しか確実に1点に集めることはできないということでもあります。 この「1点」という概念は「特定の距離」と置き換えることができるというのは、#2さんが回答されている通りです。 しかし現実には画面内に様々な距離にあるものが混在するほうが普通です。 これは写真を撮る際には不特定多数の『点』から光を集めているということになります。 さて、改めて先の回答のブログを見て下さい。 〈図6〉が絞りを開いている状態で、光が通る部分の面積が広くなっています。 〈図7〉は絞りを絞った状態で、光が通る部分の面積は狭くなっています。 両図とも1点に集めた(ピントを合わせた)のはA点からの光であり、「1点からの光しか確実に1点に集めることはできない」わけですからB点からの光にはどうやってもピントは合いません。 ですが〈図6〉と〈図7〉では絞りの状態が異なるため光の通り方が異なっていて、〈図6〉ではレンズの広い範囲を通っていますが、〈図7〉では狭い範囲しか通っていません。 その結果、撮像面でA点からの光が集まっているのは同じでも、B点からの光は撮像面で広がっていてその広がり方に差が出ています。 絞りを開けた状態の〈図6〉のほうが広がりが大きいですよね。 この広がりが大きいほど人間の目にはボケて見え、〈図7〉のように広がりが小さいほどあたかもピントが合っているように見えるというわけです。 先程述べましたように、『点』は『距離』です。 〈図6〉と〈図7〉で分かるように、絞りを開けるということは撮像面で光が広がってボケて見える『距離』が多くなるということで、絞り込むということは厳密には撮像面で光が広がってはいてもピントが合っているように見える『距離』が多くなるということです。 これを普通に言うと「絞りを開けるとピントが合って見える範囲が浅くなる」・「絞り込むとピントが合って見える範囲が深くなる」となるわけです。
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- i-q
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被写界深度もありえますが、 どういったカメラでそう思ったのですか? たとえば、 初期RX100とかF値最低にすると画像周辺が ボケとは別に流れまくってました・・・
お礼
70Dを使ってます。
撮影するという行為を中心にした場合、「被写界深度は絞りを開けると浅くなり、絞り込むと深くなる」ということは、覚えておかないと下手をすれば撮影の失敗に繋がりますが、それがなぜかというのは特に知らなくても影響はありません。 光学の研究者・指導者・技術者… そういった人でないとなかなか触れない部分と言っていいでしょう。 資料や書籍も専門的になりがちで、コーヒーをすすりながらの斜め読みで簡単に理解できるような体裁をとっているものはお目にかかったことがありません。 そのためというわけでもありませんが、私も恥ずかしながら光学のことは、ほんのさわり程度のことしか知らないです。 でも質問者さんと同じ疑問を抱いている人は結構いるのではないか、ネットの世界ならそれに応えたものが何かあるのではないかと思って探してみたら、下記のブログを見つけました。 これで基本原理は掴めるのではないでしょうか。 http://blog.skymapnote.com/?p=464 これ以上詳しいところを知りたいなら、学問として学ばれたほうがいいのかもしれないです。
お礼
1点から集めた光が、1点に集まるとピントが合い、1点に集まらなければピントが合わないということでしょうか。
- ts0472
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レンズの特徴は知っておられるとして 絞りはピンホールカメラのような仕組みになりますので 穴の大きさで投影できる大きさが変わってきます 光は入ってくるので全画面が撮影されますが 光が通る穴が小さくなると正確な情報が入ってこないという感じになるかと思います http://www.nikon-image.com/enjoy/phototech/manual/01/02.html 絞り ページのレンズ画像は半分くらいF値を絞った状態です 開放(大数)すれば黒いものが出てこない 絞り込めば(小数)レンズの中の穴が小さくなる 撮影時にレンズ内を覗き込んでいると絞りが動いているを見る事ができます
お礼
絞りの動きを見ることもできるんですね。
- FEX2053
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すげーシンプルに考えていいです。 写真レンズもレンズの一種ですから、1枚の凸レンズと「理論上は」同じ ものと考えます。ここで、絞りというのは、定義から、このレンズ直径と 考えて問題ありません。 一方、「ピントが合う」というのは、このレンズが集めた光が1点から 出て1点に交わるポイントがどこか・・・という話ですけど、原理的には これ「ある距離だけ」にしか成立しません。ちょっとでもずれると原理的 には「ピントがあってない」状態になります。 ところが、仮にピントがあってない状態でも、受光素子の能力などで、 その「あってない」部分をごまかすことが出来ます。この「ごまかし」 が出来る範囲を「被写界深度」と言うのです。 で、この「ごまかし」なんですが、光がたくさん集まってくるほど 当然のことながら「ごまかし」が効きにくくなります。すなわち、 「絞りを開く」=「レンズの直径を大きくする」=「光がたくさん あつまる」=「ピント位置の前後で"ずれた"光も多く集まる」= 「被写界深度が浅くなる」と言う因果関係ですね。 ちなみに、一般のレンズの場合、この条件と同時に「レンズは 周辺の方が収差が多く出る(光を集めにくい)」という問題も あり、原理以上に「ボケ」が大きく出る傾向にあります。
お礼
そういうことなんですね。
被写界深度といいます。 絞りを浅く(開放)しますと背景がボケる。 絞りを深く(絞る)しますと全体的ピントが合います。 人物などを撮るときは、背景をボカシテ人物を引き立たせます。ボケのいいレンズを選ぶ。 私は基本的には,F5.6絞り優先モードで撮影します、これで人物・風景のボケが一番いいです。
お礼
>絞りを浅く(開放)しますと背景がボケる。 絞りを開放すると、被写界深度が浅くなるので、背景がぼけるということですね。 このメカニズムがいまいち分からないのですが。何故、被写界深度が浅くなってぼけるのかが分からないです。
お礼
いろいろとあるんですね。