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石原産業事件
先日アンビリーバボーという番組で石原産業事件が取り上げられていました。 酸化チタン製造過程ででる廃硫酸を、莫大な量を四日市の海に垂れ流していたという公害問題です。 そこで疑問なのですが、海保が動いた時点で完璧な廃硫酸の処理工場を作らないまでも硫酸に石灰でも混ぜて海に捨ててれば大きな問題にならなかったのではないでしょうか?
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化学の知識がおありのようですが、硫酸に石灰を混ぜれば、硫酸カルシュウムが沈殿してくるのではありませんか、これを平気で海へ捨てますか。 工場廃棄物を海に捨てても問題ないだろう、見つからなければ問題にならないだろう、中和しているのに何の文句があるか、という考え方自体が環境汚染、公害を引き起こします。 混ぜると簡単に仰いますがどのようにして混ぜますか? 廃硫酸を輸送反応させる装置をどのようにお考えですか。 硫酸は簡単には取り扱いできません。学校でビーカーで掻き回すのとは訳が違います。 このコストと人員に金を掛けるのを嫌がって捨てていただけです。 廃棄物処理にコストをかけないと糞詰まりになって操業できなくなるので処理工場を造りました。
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No.1です 補足を頂戴しました。 過去の公害企業の経営を云々しても始まりませんが、補足に化学の問題として若干気になりますことがありましたので記させて頂きます。 >プールに石灰を入れて硫酸廃液をとおし プールの材質をどうされますか。 コンクリートが硫酸に耐えますか。 どの程度の寿命とお考えでしょうか。 近年耐酸性コンクリートが開発されてはいますが、当時商業ベースで実在していたとお考えでしょうか。 硫酸廃液を通す装置の材質はどのようにお考えですか。 どのように通せば良いとお考えですか。 撹拌なしにぶっかければOKですか? 消費される石灰の購入費は? 大量の海水で薄める??? 大量の海水をどのようにして汲み上げますか。 設備費用は? どのように排出しますか。 分離せずに排出すれば簡単に目視で見つかってしまいます。 どのように分離しますか。 分離した硫酸カルシュウムの処分費用は? 設備費用は? 硫酸の取り扱いには厳しい法規制があるのを御存知でしょうか。 どのような化学反応が起きると考えて規制されているのかをお考えください。 硫酸と他の物質との化学反応と生成物についてお調べ願います。 (参考) 安全 - 硫酸技術 Sulfuric acid technology sulfuric-acid.biz/safety.html 硫酸を専門に取り扱う企業は沢山ありました。 そのような企業では細心の注意を払って設備を作り運転していました。 現在も変わりません。 ご指摘の企業は少なくても化学会社です。 大学で化学を学んだ技術者はいくらでもいたでしょう。 硫酸を廃棄するには中和が必要であるなどという程度の知識は充分持ち合わせていました。 つまり全てを知った上で利益を最優先して敢えて処理をしていなかったということです。 プールで混ぜればバレない、などという中途半端で姑息な手法は採られませんでした。 経営判断として、中途半端に設備費をかける意味合いがどの程度あるとお考えですか。 蛇足 高度成長の時代にはこのような公害企業が横行していました。 築地市場の移転がなぜ大幅に遅延したとお考えですか。 現在も工場跡地を売るに売れない化学企業が沢山あります。 逆に、汚染土壌の浄化技術が化学関係の装置メーカーや大手土木企業の重要な開発テーマとなっています。 広大な敷地の土壌を洗浄するというのは相当に厄介な問題です まして水俣湾のように海域を汚染してしまいますと、有効な手立てがありません。 精々土を被せて、ひたすら自然の浄化作用に依存しているのが現状です。
お礼
撹拌は自分で書き始めてどうしようと思って困って素通りしましたw 確かにいろいろ難しい点はありますが、それこそ排出口の海にばらまくだけでも違います。 完璧にやる気はないにしてももう少しましなやりようはいろいろあったのにという思いは変わりませんが、まあそこは何度も問題起こす会社ですので永年問題を大きくしても気にしない社風なのでしょうね。 ご回答ありがとうございました。
補足
プールに石灰を入れて硫酸廃液をとおし、硫酸カルシウム溜まったらプールの水を抜いて全部海に捨てる・・・ですかね?そのまま硫酸垂れ流すよりはだいぶましかと思ったのですが。硫酸カルシウム海に捨てるのが平気ですか?と聞かれても硫酸そのものを平気で海に垂れ流す企業にとっては平気でしょう。