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EF58 61 現在どこに?

見方によってはSLと同等かそれ以上の価値があると思われる元お召列車牽引機のEF58 61号機の消息について質問します。数年前に台車枠に亀裂が発見され、本線走行が不可となったように聞いておりましたが、現在どこでどのような形でいるのでしょうか。 ご存知の方、お教え下さいませんでしょうか。 また、SLと違い基本的に電気機関車なので部品の交換などもSLほど難しくはなく、動態保存も容易なのではないかと思うのですが、なぜ「行方不明」状態が長くなっているのでしょうか。併せてお答えをいただければ幸です。

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  • sailor
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回答No.3

保存場所については#1さんがお答えの通りですね。 ゴハチは良いですね。あのスマートな車体と力強い台枠構成の旧型電機の威風堂々たる姿!カッコいいですね。中でも銀帯引き回しブドウ色のの60と61は特別ですね。 さて、動態保存についてですが、電気関係の問題は多数あります。 旧型電機で直流機ですので動力制御に半導体部品は殆ど使用されていませんので、半導体関係の部品供給不能で動作不能い陥ることはあまりないかと思いますが、現在の半導体を用いたインバーター制御とは異なり、大きな電力を直接扱う接点が多数あり複雑な抵抗・巻き線の切り替えによって制御する仕組みになっています。これらの接触器などが現在では半導体制御のインバーター制御に置き換わっているため製造するメーカーが少なくなているので入手が難しくなっていることがあります。また、現在のインバーター制御では直流機でも交流誘導電動機が使われますが、ゴハチのような旧型機では直流のコンミテーターモーターが使われています。ご存知かと思いますがコンミテーターモーターはブラシとコンミテーターの接触でアーマチュア(モーターの回転子)に流れる電流を切り替えて回転力を得ていますが、当然ながら接触しながら回転するので摩耗が発生します。ところが現在では大型の動力用のモーターは殆どがインバーター制御の交流モーターでコンミテーターモータを使うことは殆どありません。したがって低摩耗のため定期的に交換や研磨が必要なコンミテーターやブラシの入手自体が困難であるというのも問題です。 ここ10年ぐらいで抵抗制御・コンミテーターモーターの車両が数をどんどん減らしている(新造車ではないでしょう)のでこうした部品の入手も難しくなる上に、車上部品であるMG(モータージェネレーター、モーターで交流発電機を回し客車に交流電源を供給する装置)やピストン式のエアコンプレッサー・蒸気発生器(客車の暖房用)なども現在では使われることはほとんどなく入手もオーバーホールも困難でしょう。 #1の方が言われている噂のように鉄道博物館に展示されればぜひとも見たいですし、永久保存ができればいいなと思います。

noname#231574
質問者

お礼

なるほど! 素人考えでは容易ではないかと思った主電動機のメンテナンス等も技術の進歩により、難しくなっているということですね。 詳しく解説していただき、ありがとうございました。 ただ、おっしゃられていることを「なるほど」と思いつつも、やはりあの流麗なフォルムの車体、重々しい走行音など最近の車両では味わえない走行シーンをまた実際に見てみたいというのも正直なところです。

その他の回答 (2)

  • ImprezaSTi
  • ベストアンサー率26% (534/1995)
回答No.2

>ELの方がSLより交換部品の調達が容易なように思えました 電気設計やっています。 ああ、全く逆です。機械部品は、部品図面があれば素材からでも一から製作可能です(極端、鉄板があればそこから製作が可能)が、電気部品は、素子そのものが入手不可になれば(当然、代替部品も無くなれば)、そこで、アウトです。単に抵抗器だけであれば何とか間に合わせ調達できるが、シリコン部品・半導体部品は、部品が無くなれば、どうしようもありません。どうしてもであれば、素子特性・動作状況を見て合う部品・調整を行う必要があり、これに対して電機メーカーが、そんな分の悪いことを受注するとは思えない。 電気の場合、そこに上乗せして、「絶縁性」が問題になる。時間経過と共にどうしても絶縁が悪くなる。モーターなんて、長期稼働品は必ず分解修理し、絶縁回復のためのワニス処理が必要。だがモーターなんて修理が出来るから まだマシ。制御機器で絶縁が悪ければそこでアウト。そのまま使うと燃えます。

noname#231574
質問者

お礼

なるほど! 電気の素人に詳しく解説いただき、ありがとうございました。

  • yymddttmm
  • ベストアンサー率34% (31/91)
回答No.1

東京総合車両センターの御料車庫で保管されています。 >数年前に台車枠に亀裂が発見され、本線走行が不可となったように聞いておりましたが これはもっと以前の事と思います。 部品の交換と言っても同形機が有りませんから予備品もありませんし今では製造不能の物も有ります。特に電気品は使用しないでも(物によっては使用しない方が)劣化しますからある意味SLより動態保存は難しいですね。 噂の域を出ませんが鉄道博物館の拡張工事が終わると展示されると言われています。

noname#231574
質問者

お礼

なるほど! 素人考えでは、ELの方がSLより交換部品の調達が容易なように思えましたが、言うは行うより難しなのですね。 分かり易く解説していただき、ありがとうございました。

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