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日本の携帯電話が高いのは何故?
外国に比べて、日本の携帯電話が高いのは何故ですか?
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高いのは業界の構造がそうなっているからです。 1.ショップを設けて販売しているのは代理店 大手三社の名前を冠した所謂キャリアショップ、携帯キャリア(ドコモ、Au、ソフトバンク)が自社で運営しているものと誤解している消費者が多いようですが、キャリアは自分で小売りはせず、代理店に任せています。ティーガイア、ベルパーク、ダイヤモンドテレコム、アイ・ティー・エックス等社名を並べても、聞いたこともない方が多いことでしょうが、実際にキャリアショップを運営しているのは、キャリア自体ではなく、こういった販売代理店なのです。 元々日本の携帯キャリアは、旧電電公社系に始まるドコモ、旧国鉄系に始まるソフトバンク、旧道路公団系などに始まるAuと、お役所系の殿様商売からのスタートでした。下々の消費者相手の小売りなんて、面倒くさい汚れ仕事、やりたくないと思っていた所を引き受けたのが、商社系、端末メーカー系などが中心になって立ち上げた販売代理店でした。その後、光通信に代表される独立系の併売店(ひとつのショップで複数のキャリアの商品を併売する)が業界をかき回した経緯もあって、キャリアは自社ブランドのキャリアショップを運営してくれる代理店を保護するようになりました。代理店が食っていけるだけの手数料を支払い、キャンペーンの販売目標に到達したらインセンティブを支払うニギリと呼ばれる商習慣等が出来ました。尚、手数料は代理店を食わせたうえに、値引きの原資にもなっています。ショップで契約するときに、余計なオプションサービスを「この値段お出しする為には、すぐ解約していいから、これに入って下さい」と押しつけられるのは、そのオプションサービス加入を獲得した代理店へのサービス提供者からのインセンティブ手数料を、代理店が消費者への値引き原資に使うからです。 2.キャリアが通信サービスと端末を抱き合わせで販売 海外と日本の携帯電話市場の一番の相違点は、海外のキャリアの場合、端末を自社ショップで販売しても、それはあくまでも商品として販売しているだけなのに、日本はキャリアが通信サービスと端末を抱き合わせで販売しているところです。最近やっと緩和されてきましたが、SIMロック(自社が販売した端末は自社のサービスでしか使えないようロックする仕組み)という他国では見られない細工を端末に施したりしています。キャリアが定価を設定した端末は、代理店が自社がキャリアから受け取る手数料でまかなえる範囲で若干値引きすることはありますが、普通の家電商品のような競争原理は働きませんし、店頭で値引き交渉をやることもありません。代わりに何ちゃらサポートなどと称して、毎月の通信料金から端末割賦代金の一定相当額を差し引いて、実質安く端末が買えたことになりますよ、という仕組みで対応しています。こういう仕組みだと、直接の競争原理が働かないので、端末代金の水準と通信料金の水準をうまく設定することで、キャリアは儲かるわけです。その分、ユーザーは高い端末と高い通信料金に泣かされます。 もし、端末が普通の家電商品のようになれば、こちらのキャリアショップでは8万円で売っていたけど、あちらの別のキャリアショップでは7万5千円で売っていた、家電量販のオンラインショップでは6万円だった、だから、オンラインショップで購入した端末に通信品質が良くて料金もリーズナブルなあのキャリアのSIMを挿入して使おうなんてことができるのですが、今の日本ではメジャーなスマホ端末を使いたい場合に、簡便で経済的メリットある購入手段がありません。訳の分からない中華製SIMフリー端末とか、技適マークのない逆輸入端末、ブランドショップの高価な端末ぐらいしか、選択肢がないからです。キャリアが普通に販売している売れ筋のスマホを手に入れたかったら、基本抱き合わせ販売で買うことになります。 3.チャーンしまくるユーザーをロイヤリティの高いユーザーが尻ぬぐいする料金体系 MNP(携帯番号持ち運び制度)などで他社から乗り換えてきたユーザーに対しては、キャリア各社とも優遇しています。一時期問題になった高額の乗り換えキャッシュバックはさすがに規制されましたが、短期間(最近は割賦2年縛りなので2年ごとが多い)で別のキャリアに乗り換えることを業界ではチャーン(英語で激しく動くことを意味するchurnから)と呼びます。チャーンしまくるユーザーに手厚く対応するための原資は、ロイヤリティ高くずっとそのキャリアを使ってくれているユーザーが毎月せっせと支払う通信料金から出ています。つまり、キャリア同士のシェア獲得競争のために、チャーンしまくる不届きなユーザーばかりが得をして、ずっとそのキャリアを使っているロイヤリティの高いまじめなユーザーが高い料金を課せられ、尻ぬぐいさせられている構図です。 また、一部のヘビーユーザーのために、ライトユーザーが割を食っている構図もあります。キャリアがヘビーユーザーのニーズに応えようと、通信回線にどんどん設備投資するのは結構ですが、その原資を確保するためか、ライトユーザー向けの料金メニューがほとんど用意されてない、毎月1ギガ程度しか使わないユーザーが3ギガ以上使うユーザー向けの選択肢しか選べないことも割高感に繋がっています。
その他の回答 (6)
>安くはないでしょう。例えば、ドコモの携帯を海外で使うと恐ろしいことになりますよね。 日本以外の電話会社の携帯電話を日本と同じ様に気軽に日本で使っても恐ろしいことになりますけど。 どこの国でも国際通話は高いですよ?
お礼
現地で携帯を借りるか、公衆電話からかけた方が明らかに安いですよね。現地での国内通話でもドコモを使うとやたら高いですし。使ってるのは事情を知らない人が使ってるだけでしょう。
- efwz1488
- ベストアンサー率16% (36/224)
すみません、回答を見ましたが回線の料金ですか?端末の料金ですか?どちらでしょう。
お礼
どっちも高いですよね。
- m-twingo
- ベストアンサー率41% (1384/3341)
あなたがここでやってるように、ちょっとでもわからないことがあると、自分で解決方法を探さずに、なんでもショップやサポートに丸投げするユーザーが多いからです。 そのため各キャリアともサポートに大幅な人員とコストをかけています。 それとiPhone 実質0円なんてのは端末代金をパケ代に上乗せして回収しているからです。 ほんとは現金一括でSIMフリーiPhone 買った方がお得なのに、実質0円とかににつられて8 万も10万もする端末をホイホイ買ってしまうユーザーが多いからです。 キャリアにしてみりゃ、新型のiPhone買うユーザーなんていいカモなんですけどね。
お礼
SIMフリーにして携帯の本体はどっかで買うのがいいんですね。
携帯電話の回線料金では、そんなに高くはありません。 パケット料金は高めですが、端末の割引販売をするための原資程度ですから、それを考えると、そんなに高いとは言えません。 かえって、日本は安いですね。と、言われたりもするくらいなんですよね。
お礼
安くはないでしょう。例えば、ドコモの携帯を海外で使うと恐ろしいことになりますよね。
- efwz1488
- ベストアンサー率16% (36/224)
端末ということですか? 特に高いとは思いません。円安等の影響はありますが、値段はどこでも同じですよ。
お礼
海外なら1000円するかしないかぐらいでしょう。
- catpow
- ベストアンサー率24% (620/2527)
日本人が「高機能端末、手厚いサポート」を求める傾向があるからでしょう。 それに応じていたら、端末も高価になるし、サポートをしっかりしたら、サポート要員が増えて、経費が増大します。当たり前のことです。 ちなみに、私が初めて買ったスマホ、「Nexus5」は、お財布携帯もワンセグもありません。 現在使っているアプリは自分で調べてインストールしたものばかりで、買ったときに入っていたソフトは、ほとんど使ってません。 サポートも購入時はイーモバイルでしたが、ドコモやauとくらべたらちょっと低い感じだったですね。 だから、iPhoneとか、国産端末に比較して安価(0円)で入手できました。 そのかわり、日本人の好む追加機能が無いから、アンドロイドOSはGoogleのバージョンを、ほとんどカスタマイズしないでも良いから、常に最新OSが提供されています。
お礼
高機能と言えば聞こえはいいですが、人気のアプリはほとんど汎用品ですよね。
お礼
3つの問題点があると言うご意見ですね。