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台湾の交通ルールについて
年末年始に、台湾の自転車旅行を計画しております。そのため、道路標識や、自転車に関する交通法規の情報を探しておりますが、適当な情報源に行き当たらず、困っております。 1 道路標識(自動車専用道等の標識がわかる情報源) 2 自転車の通行に関する交通規則(2段階佐折等の) 3 その他台湾での自転車走行に関する留意点 上記のことに関する、情報をご教授ください。 宜しくお願いいたします。
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A1: 交通標線 中国語 http://bac.thb.gov.tw/Child/PRIVATE/%E6%A8%99%E8%AA%8C%E6%A8%99%E7%B7%9A%E8%99%9F%E8%AA%8C.doc 上記中国語でも意味がわかると思いますが、日本語化した問題集もあります。 台湾公路総局 http://www.thb.gov.tw/ のページで 1、「檔案下載」をクリック。 2、「筆試題庫」の中の「汽車題庫/Cars」をクリック 3、TC-000XX の問題集が並んでいますので、その中からTC-00016 Signs-Choice/日本語(汽車標誌選擇題-日文)と、TC-00009 Signs-True or False/日本語i(汽車標誌是非題-日文)をダウンロードして下さい。 これで道路標識は問題ありませんね。 A2:自転車に関する法令は交通法令の69,72-76,90条が該当します。 簡単に概略を書くと 69条 以下自転車とは人力で動くものと25km/h以内、車重40kgの動力を有するものが該当する。 72条 ライト、ベル、反射設備、ブレーキなどが適切に装備されている事。無ければ180元以内の罰金刑。 73条 以下300~600元の罰金刑 1)自転車道がない場合は道路の右側を通行しなければならない。(日本で言うキープレフト) 2)時間規制のある道路、自転車制限のある道路はそれを守らなければならない。 3)規定に従わない無理な追い越し、不法駐輪、不法な左折。 4)危険な運転、公道上のレース。 5)夜間ライト不点灯 74条 以下も300~600元の罰金刑 1)交通警察の指示、標識、表示に従わない 2)車線を守らない 3)規定に従わず追い越し車線を走る 4)車両の放置 5)歩道の走行 6)消防車救急車等緊急車両へ道を譲らない 75条 以下は1200元~2400元の罰金 鉄道路線への侵入 76条 以下300~600元の罰金刑 1)可能な搭乗人数以上の搭乗(日本で言う二人乗り) 2)車体の規定重量オーバー。過搭載。 3)危険物の搭載、悪臭品の未密封 4)無理な動物の運搬 5)貨物をしっかりと緊縛しない 6)乗客或いは貨物の積み下ろし時に他の交通の妨げになる 7)バイクや車両に牽引or押して貰っての走行 90条1 安全講習を命じられ、受講しない。600元~1200元の罰金刑。 90条2 期限内に罰金を納入しない場合、台湾法に従って強制執行します。 90条3 ロータリー、交差点等では歩行者の妨害になってはならない。 交差点付近でバイク・自転車停車区域のある場合(注市内信号手前に多くバイクの絵が書いてある)はそこに停車しなくてはならない。 バス専用路線を走行してはならない。 A3:まず、日本と違うのはほぼ全ての車に車載カメラがあり、ほぼすべての主要な交差点に24時間録画しているカメラがあります。 外国人に対して違反だと告げるのは日本でも同じですがビデオカメラ映像などの確証があっての事です。そのため、言い逃れは諦めましょう。罰金刑は払えば何度違反しても問題ありません(点数制ではない)し、さほど高くないので請求された場合は帰国前にまとめて払って下さい。 私もこちらで自転車乗っていますが、上記(カメラ)理由によってかモラルの高さによってかはわかりませんが台湾は日本ほど自転車盗難は多くありません。そのため、日本のような強力なU字ロックなどは持ち歩く必要はありません。カメラに映りにくくなったり人通りの消える夜間は不安なので夜間は交渉してホテルの部屋かホテル内に入れさせて貰いましょう。 可能であれば最初は台湾人も走っているルートから走り始めるべきです。数キロ地元の方と一緒に走ればさほど交通ルールは日本と変わらないので後は惰性で走ることが可能です。 台湾は日本と違い。イヤホンも可能です。田舎などを走行される際は音楽を聞きながらというのも良いかもしれませんね。 排気ガスは日本よりも規制がゆるいため、トラックやバスなどの後ろを走ると顔が黒くなります。マスクなどの装着も考慮して下さい。 交通事故時は警察が来るまで一ミリも動かしてはいけません。相手方が警察を呼んでくれるはずなので警察を待っている間事故時の状況などを絵などで説明できるようにノートなどにまとめておくと良いでしょう。 私が自転車事情で日本と大きく違うと感じているのは速度です。私感ですが日本は自動車へ交通ルールを守れよ!という責任(と賠償)のプレッシャーがあるため自動車側が自転車に非常に遠慮して走行しており、自転車の無理な飛び出しなどが横行し、結果として自転車の平均速度が高くなっています。 台湾では、バス・タクシーが当たらなければ何をしてもいいの精神で動いているので自転車側が遠慮しなくてはならない上、バイクの量が多く工業地帯のバイクは非常に運転が荒いです。後期高齢歩行者は自転車の事を一切見ずに道路に飛び出してきます。 また、道路に段差があり陥没している箇所もあります。 そのため日本と同じ時速で旅程を立てると後半大きくずれてきます。また、夜間走行は道路の悪さもあって推奨できません。 そのため、旅行の原則の一つで旅なれた方には耳タコでしょうが旅程には余裕を持って計画して下さいませ。 以上質問者様の参考になれば幸いです。
お礼
大変詳細な回答をいただき、ありがとうございました。 台湾公路総局のHPを調べたことはあったのですが、教えていただいた資料や、試験問題を探し当てることができませんでした。大変助かりました。 加えて、体験を踏まえた貴重なアドバイスを下さりありがとうございます。 御陰をもちまして、楽しい台湾自転車旅行ができそうです。 ありがとうございました。