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フリーのアプリケーションと作り手と有料のそれの違い
コンピュータープログラムの世界の話です。 世の中には有料で提供されているアプリケーションと無料で提供されているプログラムがあります。 ここで、googleの検索やfacebookも収益化のビジネスモデルがあるので有料に分類しています。 一方で、プログラマーの中には作ったプログラムを無料で利用できるようにする人もいます。 無料にするも有料にするも自由ですが、それぞれの作り手、特に無料のプログラム、アプリケーションを提供する人はどのような考え方をしているのでしょうか。
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いろんな理由があって、いくつもの分類ができると思いますよ。 今、無料のソフトウェアの最大グループとなるのは、オープンソースライセンスという 明確なライセンスに規定されて、不特定多数の個人,団体,企業などが 開発力を提供して、ソフトウェアを作り上げていくオープンソースソフトウェア(OSS)です。 OSSはfreesoftwareとも呼ばれますが、この場合のfreeは自由を意味しています。 対して、日本語のフリーソフトはペイフリーを略してフリーソフトと読んだ和製英語です。 free=無料という発想は、ほとんど日本特有のもので LibreOfficeでは、自由という意味しか示さないことからLibreを冠していますし OSSはFLOSSと呼ぶ場合は、Free/Libre and Open Source Softwareの略です。 (このへんの用語の定義とか使い方は複雑でわかりにくい面があります) オープンソースライセンスにも、いくつもの種類がありますが たとえば、GPL Ver.2を採ったLinuxカーネルは、Linux系OSとして 各種家電の組み込みOSとして、またAndroidやChromeOS,FirefoxOS,Ubuntu for Phonesなど 大量のコンピューターが、製品として成立する重要な基礎となっています。 BSDライセンスのMachやFreeBSD関連のソフトウェア群は MacOS X(現OS X)やiOSに応用されていますし 多くのウェブサイトのウェブサーバーはApache OpenOfficeと同じ APLのApacheウェブサーバーで動いていますし Firefoxは、Netscape Communicaterから転身した時からMPLになっています。 LibreOffice,Apache OpenOffice,VLCメディアプレーヤー,Audacity,GIMPなど 多くのソフトウェアが、Windows用としても広く使われていますし OSSのカーネルや、周辺ソフトウェアを集めたLinux系OSでも使われています。 こういったOSSでは、自分が使うから携わるという人もいますし 自社製品に使う上で、性能向上のため業務として携わる人もいます。 結果的には製品としての利益にも繋がりますが OSSの性質上、競合他社もそれを採用して製品化できることが OSSのフェアであり、商業的なソフトウェアとの大きな違いです。 OSSでは、使用する権利を、用途,国籍,人種,性別,思想,用途によって 制限することもできないライセンスとなっていて 性質としては、世界の共通資産として開発していると考えていることができます。 形態の大きく変わった、ボランティアだと言ってもいいでしょう。 OSSの形態の利点は、必ずしも、自分がすべてを面倒を見る必要が無いこと 第三者が改良点や機能追加について、実際に作ってから持ち寄ることもできますし 作った人と、メンテナンスする人が別々になることもめずらしくはありません。 最終的には、開発者の意見が合わず、別々のプロダクトへと派生することもあります。 その代表的なものは、OpenOffice.orgから派生したLibreOfficeと、その後再編されたApache OpenOfficeの例だと思います。 逆に、OSSでは無いフリーのソフトが、どうやって成立しているかは難しい気もします。 大昔には、単なる趣味のプログラミングの成果が一般的だったはずです。 それがパソコン通信の時代になって、プログラマーと使用者が集まって 意見を交わしながら開発するようなスタイルが生まれました。 具体的にどのソフトがそうやって作られたとは言い難いところがありますが コミュニティの中心にあった、WTERMやKmTerm eXpertのようなフリーソフトは 扱いやすさ、対応機器の広さ、高速性などを理由に 市販のパソコン通信ターミナルソフトを買う理由を見つけられないような状況も起こしていました。 Linuxを作り始めたLinus氏が後に語ったように 「それが楽しかったから」というのは、大きな重要な理由なんだろうと思います。
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- k-josui
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単純に想像ですが・・・ 有料であればトラブルが起きればサポートが必要です。 お金を貰うということは、それなりの責任が伴います。 世の中で使われているパソコンの環境など(導入アプリケーションソフトも含めて)星の数ほどあります。 それらをすべて検証することなど、個人単位では出来るわけもありません。 しかし趣味に近い状態でも、ソフトを作った段階で他人に評価されたいという願望は間違いなくあります。 より多くの人に評価をされたい・・・ではフリーで提供してみよう。となるような気がします。
お礼
ありがとうございます。まずは使ってもらいたいということが先にあるのかもしれませんね。定番になって信用されているフリーソフトもありますが、有償に切り替わらないのは単に世の中を良くしたいという気持ちから出てているのでしょうか・・・
お礼
御礼が遅くなりまして、すみません。 非常に分かりやすくまとめていただきありがとうございました! 大変参考になりました!