昔、母にそう言われました。
思い病にかかり、生きていることが苦しくて
体中が痛くて、眠れぬ夜がずっと続いていた母でした。
その時、私はもの凄く胸が痛くて、息が苦しくて
涙がぽろぽろ溢れました。
そんな母をなだめすかし、夜は母の隣で添い寝をし、
5年間介護して、見送りました。
今思い出しても涙が出ます。
病気の人は心身ともに弱り、わがままになったり
泣き言ばかり言うようになります。
だけどそんな声が聞けるのも、その人が生きている証なんです。
命があるから、体が痛いと感じるし、苦しいのです。
そんな時こそ、そばに居る誰かがやさしくしてあげないとね。
病人に一番効く薬は、人のやさしさやねぎらいの言葉なんです。
本気の悲壮感の訴えは、誰かがやさしく心配してくれているだけで
かなり軽減されます。
痛いところをさすってあげる。
それだけで不思議と痛みも感じなくなるんです。
聞いている方も辛いですけど、そこはグッと我慢してあげて
最愛の人の面倒をしっかりとみて、励ましてあげてください。
いつもそばにいる大切な人が、突然この世から居なくなる・・・
本当に残酷で哀しいことなんです。
お辛いでしょうが、話をきいてあげてください。
それが一番の薬になるのですから。
お礼
ありがとうございます