そのような定義の名称はありません。
他の回答もおっしゃるように、普通乗車券の場合、途中下車できるのが原則で途中下車できないのは特定の条件を満たしたときのみです。ですので、途中下車できる条件を特別な言い方で区別する必然性はないということです。
あえて言えば、ユーザーの一部や切符収集家などは途中下車の可否で遠距離乗車券/近距離乗車券と言い分けています。(近郊区間の長距離券でも途中下車できないものは近距離券と言う)但し、この言い方が駅員や一般の人にも通用するかどうかと言われると、そうではなく、状況によっては誤解を与えかねないことにもなります。
特別企画乗車券(特別に割り引かれている特殊な切符)は、途中下車できないケースがほとんどですし、途中下車できるかどうかでの区別より券がどういう風に使えるか(片道、往復、回数券、フリー乗車、特急利用の可否等)の方が問題となるので、途中下車をできるというだけで特別な言い方をする例はほとんど見かけません。
私鉄等では、普通なら途中下車できない区間に対して、片道1回限りで途中下車自由、同じ区間は片方向1回しか使えないという企画乗車券を発売することがあり、その場合「片道フリーきっぷ」等の名称となることがあります。しかし、私の知る限り国鉄・JRではそのような券は見かけません。(区間が短くても全区間方向回数に関係なく乗車できるフリー切符として売ることが多いです)
ちなみに、国鉄時代やJRの初期ではある程度遠距離の乗車券のみが割引された企画乗車券(つまり特急利用時は通常の特急券を別途購入)では途中下車できるのが半ば常識でした。(遠距離のフリー切符の往復部分、特急券別途の往復乗車券タイプなど)
しかし、近年は国鉄時代から継続発売されている一部の例外(代表例レンタカー切符等)を除き、乗車券のみのタイプでも途中下車はできないものが多いようです。
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