- ベストアンサー
FF車が省エネということ
ずいぶん昔の話ですが1980年頃ラジオのコマーシャルでFF車が省エネというのがありました。 その当時から疑問に思っていたのですがどうしてそうなのでしょうか。 FF車だからといって燃費がよくなるとも思えません。 車の製造に関しても特に簡単とか安く作れるわけでもないと思います。 どういう理由でこのようなコマーシャルができたのかを教えてください。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
はい、燃費は良くなりますよ、 プロペラシャフト、リヤの足回り周辺は駆動力が無いですのでその分強度も落とせます。 車のフロア構造も、トンネルの高さを低く出来ますのでそれによる鉄板重量も削減出来ます。 これらの重さだけで20kgやそこらは削れます。 また、製造も簡単になります。 自動車メーカーの組み立てラインでは、簡単な組み立てだけに特化しています。 なので、期間工などの熟練工でなくても出来る作業に特化しているのです。 ラインへ納入するメーカーが熟練工を使えばよい訳ですからね。 フロント部分は、フロントメンバーの上に、エンジン、ロアアーム、ドライブシャフト、ハブ、ストラットそしてエンジンなどが乗っかった状態で納品されます。 其れをしたからはめ込むだけで、足回りが完成してしまいます。 FRなら、エンジンとトランスミッション程度は一緒になりますが、プロペラシャフトは長いので、一緒に納品できません。(作業効率が悪い。) リアのメンバーにデファレンシャルユニットが乗って居ますが、こことトランスミッションをプロペラシャフトで結合しなければなりません。 この手間が増える事に成ります。 トヨタなどは、聞いたことはあるでしょうが、秒単位の作業工数管理を行って居ます。 どれだけ余分にかかるか分かると思います。 ラインに一工程増やさなければならず、その分の場所と人(つまり人件費)を投入しなければならない訳です。 それまでは、トランスミッションの制約上などの為に、FFが作りにくく、スバルは得意としていましたが他にはあまりつくられて居なかったのです。 でも、その辺の制約が解放されたので、ほとんどのメーカーは一気にFFへと移って行ったのです。 生産コストが下がる訳ですから、当たり前ですね。 その時当然軽くなるので、燃費も良くなる。と言う話も出て来るわけです。 各社一気にバタバタとFFになって行きましたからね。
その他の回答 (6)
- hiro5340
- ベストアンサー率35% (88/246)
皆さんが回答されているみたいに部品点数が少なくFRの場合に必要なプロペラシャフトが無くなるので変速機(デファレンシャルギアを内蔵)より直接ドライブシャフトからタイヤへと動力が伝わります。 FRだとエンジンは縦置きが基本ですがFFだと横置きと成りエンジンルームが短くする事が可能と成ります。 運転席などの室内寸法もクルマの全長が同じならばエンジンルームが短く成るので広く設定出来ます。 ドライブシャフトが無いので室内を前後に通るトンネル(プロペラシャフトやマフラーの配管を通すフロアの出っ張り)が低く出来る叉はフラット化が出来るなどのメリットが有ります。 走行性能に関しては,FRは後ろから真っ直ぐ押して前のタイヤで方向を決めると云う前後で別の仕事をしますがFFは前のタイヤで引っ張って向かう方向に対してタイヤの向いた方向に動力が向いているので 物理の力の合成(ベクトル)として考えても無駄が少ないのです。 体感で理解するならば物を押すのと引くのとを比較した時に同じ重さの物ならば 楽に動かせるのは?と云う事です。 もうひとつ物理ですが動力が掛かるタイヤが支える加重を考えるとFFは動力の掛かる前タイヤにエンジンと変速機の重さが乗りますよね。 基本的に前加重なのでタイヤが地面に押しつけられる力が大きいのですね。 押しつけられる力が強くタイヤの向いた方向に動力が向いていることで無駄が少なく乗車する室内寸法が広いと云うメリットが生まれます。 メリットが有ればFRと比べて劣る部分も有りますが特性が違っているので…
- 16278211
- ベストアンサー率23% (314/1328)
>1980年頃、FF車が省エネというのがありました ・車を動かす「エンジン」「ミッション」を すべてフロント部分に纏めて配置 パーツを減らすことができ その結果、 コストが下がり、販売価格の低下が可能 ・「エンジン」「ミッション」がフロント部分 移住性空間・荷室空間が広く取れ 床下に ミッション・プロペラシャフト・デフが無いので できるだけ平坦な床下を作り出すことが可能 ・安全性、前輪が駆動するFF車は 後輪駆動車に比べて、「安全性」が高い それは 前輪が「車を引っぱっているから」 FF車がスピンを起こす場合は 高いスピードで 急ブレーキをかけて、ハンドルを切った時
- tadasi8
- ベストアンサー率41% (1187/2828)
FFが省エネということのご質問ですが。 簡単に言いますと 1・FFではFRにはあるドライブシャフトの重量増 2.FF車=前のみデフ(ミッションケース内に有) FR車=後ろのみデフ(独立したFF車=前のみ(ミッションケース内に有)FR車=後ろのみ(独立したデフケース有)4WD車=前+後ろ+真中(センターデフ用ケース有)有)4WD車=前+後ろ+真中デフ(センターデフ用ケース有)ということでFRの場合はデフケースの分だけ余計に重量増になりFFのミッションケースに入っている場合と比較してより重いということですから 1+2の分だけFFに比べてFRのほうが重量が重い分燃費に貢献しているのですそれと微妙ですがFRのドライブシャフトからデフギアへの動力伝達の摩擦分余計に燃料消費が増えますね。でもFFの場合フロントヘビーとなりその分オーバーステアリングになりますけどこれがFFの性です。 で、早い話 FFのほうがFRより部品点数が少ない分軽量化されますので省エネに少しは貢献しているといえます。
- Sasakik
- ベストアンサー率34% (1695/4881)
1980年代の日本車は、セダンボディのFR車が主流。 2代目カムリが1982年に出たなどミドルクラスにもFF車が増えつつあったけど、初代FFカローラのデビューが1984年デビューなど、コンパクトカー(当時は、そんなハイカラな呼び方では無く”大衆車”だった)でも当たり前にFR車があった時代。 既回答にもあるとおり、FF車は、構造上、プロペラシャフトが無いため、その分軽くなります。あと、リアにデフは無いけど、FR車に無いフロントデフがある・・・とはいえ、ミッションと一体化したことから、ある程度の軽量化が可能。 また、当時のFF車は、コンパクト・ハッチバックが主流・・・車体自体もトランク部分が無い分、軽量化できる。 クルマが軽く、コンパクトに出来れば、エネルギー効率が向上するのは当たり前。 >1980年頃ラジオのコマーシャルでFF車が省エネというのがありました。 今も政治家の公約でよくある、よく分かっていない人に「手段と目的を混同させる」ための”イメージ戦略”的手法だけど・・・ 「FF車だから”(自然と)省エネになる”」ではなく、実態は「FF車だから”省エネに作りやすかった”」でしょうね。
ダイハツシャレードのことではないのでしょうか? 軽自動車と大差のない車両価格 その価値以上の動力・燃費性能
構造は明らかに簡単になりますよね。ドライブシャフトとリアデファレンシャルギアが要らなくなるのですから。それらを通すために確保していた空間に関する部分も通常の床と同じでよいので簡素化できます。 燃費に関しても、重い部品(上記2点)が減りますから相応に効いてくるでしょう。