新人選択会議(ドラフト)での「有資格者」の条件に以下の者があります。
・該当年(ドラフト年)までにNPBの選手登録がない者
質問者様の書いている通り、ドラフト会議はあくまでも対象者が過去に日本プロ野球の経験がないことが前提です。ですので、例えば日本の高校大学社会人を経由して、直接MLB(と傘下マイナーリーグ)に入った選手などがドラフト選択を希望すればその際は該当選手として登録されます。
(マック鈴木や多田野数人、育成ドラフトまで含めれば山口鉄也もこれに含む)
勿論、MLBに限らず韓国や台湾のプロ野球に「日本のプロ野球を経験せずに」入団した「有資格者(日本の高校・大学を卒業または見込み、社会人野球登録経験者)」なら、ドラフトによる選択を経て日本プロ野球の各球団に入団することが出来ます。これは国籍条項がないため、海外からの留学生が卒業後ドラフトにより入団する(日本ハムの陽岱鋼は今のところ一番の成功例)ケースもあります。
なおMLBや韓国・台湾プロ野球を経験した「日本プロ野球未経験者」の場合、ドラフトを経由するよりもシーズン後の「合同トライアウト」などの俗に言う「戦力外選手」として各球団の入団テストを介しての入団方法もあります(かつてはこの手法を用いて海外リーグに所属するドラフト対象選手(特に日本ではドラフト対象にならない高校2年生以下相当の有望選手)を囲い込む手段として用いられた悪例があったため、一時期必ずドラフトを経由しなければいけない規則があったはず)。
ただドラフト指名されての入団の方が入団時の収入や格式、待遇面でメリットがあるため、特に従来ドラフトにかかりそうな年齢層(20代半ばまで)で日本球団に獲得希望が分かっている場合、ドラフト指名された方がお互いのためという一面もあります。
当然お分かりとは思いますが、このたび四国IL高知に入団が決まった元阪神の藤川球児投手は仮に復調を遂げたとしてもドラフトは関係なしで日本プロ野球の球団に入団は可能です。おそらく…無理だとは思いますが。
お礼
ありがとうございます