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骨董商業界の年齢構成と将来展望について
- 骨董市やフリーマーケットに出店する骨董商の多くは高齢者であり、将来への展望が見えないため後継者が少ないとされています。
- 一部では若いアーティスト風の出店者も見られますが、業界全体の年齢構成は60台後半以降の高齢者が圧倒的な割合を占めています。
- 高齢者が多いことから骨董商の収益性が低く、今後の発展について懸念があるという意見もあります。専門知識や経験を持つ骨董商の後継者が不足していることが課題として挙げられています。
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元業界人ですが、今の日本でははっきり言うと儲かりません。お考えの通り尻すぼみです。 0)真贋・良不良があり、ネットでは利益率が高いとは言えない 1)購入者が中高年-老人の男性しかいない 2)購入者がどんどん死んでいき、市場にどんどん新しい骨董品が出てくるため、全体的に言えば在庫の市場価値はどんどん下がっていく 3)ストックビジネスであるため、単品あたりの在庫価格が下がると合計の資産価値も下がります。 4)回転率を高めないと大きな儲けは出ない 5)他人にノウハウを教えると独立したり、自分の売り先・仕入先への競争率が高まり自分の儲けが減るため、会社化しずらい 6)分野によってはチェーンストアや新興企業との争いがある。 ・購入者が中高年・老人 例えば時計の中古品業界は若い人が買わないために老ー老取引が主流です。 以前は違いました。新品のG-Shockなどが買えない若者が中古時計店に足を運びました。 今ではスマートフォンの普及により若い方は時計を着けなくなりました。 卑近な例では私の知人の時計中古店はG-Shockが人気であった頃は都心に店を持っていましたが今では店を畳んでおります。 ・チェーンストア 古本については有名なチェーンストアがありますが、古着屋さんも中古スニーカー屋さんも中古釣具屋さんもチェーンストアができてきており利益率は下がってきています。 ではチェーンストアの出来ない分野に進出すれば良いかもしれませんが、それらはそもそもの市場規模がとても小さい・減少している可能性があります。例えばフリーマーケットでは必ず見掛けるZippoなどの中古喫煙具店などがそうですね。 つまり置いておくと在庫価格が下がるため転売スピードを早めなければならず、 かつ仕入れ時の良品率を上げる必要があります。そしてそれを個人のみで行い、新興と争わなければなりません。 新興勢力が入らない程度の小さいマーケットであれば生き残ることができる可能性はありますが、WEBとの争いで利益率はさらに下がっていくでしょう。 私が生き残っていけると考える業態としてはWEBと親和性が低く現品を見る必要がある、状態が重要な業態。切手・絵画・時計などが挙げられます。 ほかにもあると思いますが、ご自分で探されてはいかがでしょうか。 以上質問者様の参考になれば幸いです。
お礼
貴重な情報、ありがとうございました、 今日は東京流通センターの骨董市に出かけました。 会場は広く出店数も多く、また商品の種類も豊富でした。ただ、店主は殆どが高齢者でしたね。客の中には外国人もいましたし、家族連れも訪れてはいましたが、若い人の姿はまばらでした。やはり老ー老取引でしょうか。若い人にもウケそうな商品は多かったのですが。 若年層の貧困化や彼等の住宅事情などを考えると、購買意欲を刺激するのは容易ではないのかもしれません。 出店者の何名かと話をしましたが、無店舗経営や地方から(関東近県)出店されてるかたもいましたね。東京での店舗経営では商売が回らないのでしょうか。 現在の高齢化した経営者たちが一気に引退し廃業する時が到来するかもしれません。その時が業界の再編が進む転換期になるでしょうね。