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そっくりな双子の入れ代わりについて
ドラマ等の物語で、一卵性の双子が互いの学校やクラスを入れ代わるという設定を見たことがありますが、果たして現実にこのようなことをする人はいるのでしょうか?塾や習い事、バイト先等でもかまいませんので、実際にこのような経験があるという方はもとより、第三者として、このようなことをした人を直接知っている・聞いたことがあるという方からの回答をお待ちしております。双方が入れ代わる場合だけでなく、片方が体調を崩す等、何かしらの事情があってもう片方がその代わりとなるという場合を含みます。また、実際にこのようなことをする人がいる場合、どのような動機があると思われますか?
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- fujic-1990
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私は3組の一卵性双子を見ましたが、男女とも、キチンと見分けられましたからね。1組は高校の同級生でしたので、よく知っていたわけですが、他の2組はそれほど親密ではなかったですが分かりました。 そもそも、遺伝子が同じなら同じ顔・姿に育つと考えるのが間違いです。 例えば、乳児の時代にどういう向きで寝かされたかで、頭の形が変わりますからね。いわゆる後頭部絶壁型の人はずっと仰向けに寝かされていたのだと思われます。 で、「乳児の頭の形をよくする(あくまでも、形です)枕」などというものも市販されていたくらいですから。 頭蓋骨の形が違ってしまえば、顔の形も違ってくる道理です。育つにつれて、ケガや病気の痕が残りますので、相違点は増えてきます。高校生くらいになれば、違いは十分に分かります。 例の、「幽体離脱~」とやっている二人もハッキリと違いますね。 もっとも、先日、世界で1番似ている双子という姉妹(成人)がテレビに出て、日本の顔認証システムを使った自動カギ(扉)を開けられるかというテーマで実験していました。 見事ドアが開きましたので、入れ替わりは不可能ではない・・・ 「世界一似ている」と言われるクラスのペアなら、と確認できましたが。 入れ替わっても、それまでの知識・経験が無ければ困ることが多いでしょう。例えば、仕事を入れ替わっても、例えば生物学者の兄がIT営業マンの弟と入れ替わるなんてできないでしょ? 逆に子供時代の能力は遺伝による力が大きいから、兄が生物の単位を落としそうだから弟が入れ替わっても、優を取るのは難しい。入れ替わる理由がありません。バレたら即退学、と言うリスクが大きすぎます。 つまりは、事実上「不可能」ということです。入れ替わりはフィクションですね。 夜目遠目傘の内、など特殊な状態での短時間なら別ですし、我が日本では、父親が娘に代わって女装して試験を受けたケースがあったような(中国だったかなあ)。 高齢の息子が、死亡した親に成り代わって生活保護だか障碍者なんだかを受給し続けていたケースもあったと思います。役所は、「息子自体が高齢なので区別がつかなかった」とか弁解していたと思います。 したがって、短時間の入れ替わりなら双子である必要はないものと思います。「似てる」程度で可能でしょう。 小説的に一番ありそうな、本格的な「双子の入れ替わり」は、相続でしょうか。 大金持ちと結婚したお姉さんは事故で亡くなったが、亡くなる際に「私が死ぬと強欲な親族たちが、私の子供たちから財産をむしり取ろうとする。私が生きていることにして子供たちを守ってもらいたい」と言い残したので・・・ とか。 これだと、後遺症で記憶がはっきりしないとか言って、例えば姉の友達が来て思い出話のつじつまが合わなくてもOKという展開になります。 姉の資格(例えば医師)を利用したくて妹が姉に成り代わるというような話は、その資格ゆえの高度な知識(例えば医学知識)や技術がないと、医者を演じられません。 必ずボロがでます。そのボロが出ない、ずっと騙せていたという話の展開は無理筋でしょう。あの「相棒」の甲斐シリーズみたいな、破綻を来します。
お礼
丁寧な回答をくださってありがとうございます。鋭く解析されていて、とても役に立ちました。実は私は、信じた人に対して、どうしても違和感があると感じたことがあります。親しくない故に今は真実を確かめることもできません。いただいた鋭い分析により、現実と向き合ってやるという意思を強くすることができました。それにしても、双子でもないのに大胆な入れ代わりをする人がいるのは驚きです。
補足
双子に限らず、親子や兄弟、従姉妹などで入れ代わりをしたというケースをご存じの方はその状況を教えてください。