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LED照明への提案(疑問)
ESCO(株式会社エスコ)さんからのLED照明導入の提案書の中に 現状照明:直管SS20w消費電力21.0wと直管SS40w消費電力42.0w 提 案:直管SS20w型LED消費電力4.5wと直管SS40w型LED消費電力9.5w という数値が提案試算の中にでてきます。 SKCライティングというメーカー製作のESCOオリジナルのようです。 ネット上で、いろいろ同様なLEDを探してみましたが、このよう削減率の高い数の製品を見つけれません。 実際に、上記製品を導入された方、あるいは、同様なLEDの消費電力の低い製品を知っている方などの意見など教えてください。
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- taoyuany
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数点思い出したので追記です。 ・照射角がピーキーな場合 この方法で消費電力1/4は可能です。 具体的に話しますと一般的な蛍光灯を使用している場合、輪切りにした蛍光灯面から出る照射角度はほぼ360度です。 デスクライトなどだと、120-180度程度ですよね。 LED発光部ひとつの照射角はさらに狭く、10度程度です。ほぼ直線ですよね。 そのため一般的なLEDは直下ばかりに集中させず、光が分散するように考えて設計されます。 これを電灯直下方向だけに照射角度を集めた場合、低消費電力でも十分な明るさが確保できます。真下だけ。 簡単な表を作ってみました #数字が大きいほうが明るい。 真上から見た場合白熱灯は以下のような配光になります。 2234322 2345432 3456543 2345432 2234322 直下に集めるLEDの場合、極端に書けば以下のような配光になります。 0001000 0012100 0126210 0012100 0001000 図中央の直下で照度計にて計った場合、同じ明るさ6ですが周囲の明るさ(数値)が全然ちがいますよね。 この場合、同じ明るさであるとは言えないと思います。 配光図・配光曲線を下さいと言えばこのような表を例えオリジナル製品であっても出してきます。 理由は官公庁や大手への納入時は必ず求められるからです。 出してきたら、等高線のような形を見るのではなく、 等高線のような線がどの光束、光量単位で引かれているか、またその円の半径はいくらかを見てください。 そして、今使っている電灯の配光図(検索すればすぐ出ます)と比べてみてください。 比較する際はビーム角と照度角の違いに注意して下さい。 配光曲線の読み取り方 http://www2.panasonic.biz/es/lighting/plam/knowledge/document/0416.html 配光曲線の読み取り方2(ビーム角と照度角の違い) http://www.mariot-club.com/course/28.htm もしかすると、異様に直下方向にまとめたLEDである可能性も有ります。 ただし、この配光角をまとめるのは省エネの方策の一つであることは否定しません。 クリーンルームでもない限り部屋の隅のホコリまで見えるような照度・角度は不要でしょう。 ちなみにLED化すると外光が無いと机の下のホコリは暗すぎるために見えなくなります。 デスクワークであれば、デスク上で適切な照度が得られればOKです。 机の下のホコリなんて昼間に掃除すればいいだけです。 しかし、その説明は顧客へするべきですし顧客が望んだ上で投資すべきだと思います。 ・Kの問題 単純に赤っぽい色合いより、青っぽい色合いの方が人間の目にとっては明るく感じます。 昼光色や昼白色、電球色などで表す場合がありますがLEDの業界ではKであらわすのが一般的です。 白色LEDの仕組み上青っぽい色合いの方が明るくなるというのも原因の一つです。 #雑記 青色LEDに黄色のフィルターを掛けて擬似白色発光させているため、 電球色を表現しようとすると黄色のフィルター部分の濃さを増す必要があり、これは光のエネルギーを減衰させる。 ・演色性数値が悪い場合 仕事によっては問題ありませんので、注視する数字ではありませんが 安いLEDは演色性が悪い場合があります。一般的にはRa80以上であれば問題ありません。 倉庫作業などでなければこの程度は必要です。 http://colorterms.kisochishiki.com/material/color-rendering-properties.html もし寿命の問題でもなく、背部の問題でもなく、点滅の問題でもなく、何かの間違いでなければこれらを疑ってください。 以上質問者様の参考になれば幸いです。
- taoyuany
- ベストアンサー率74% (629/844)
さすがに4分の一というのは削減率が高すぎではないでしょうか、削減率は大きくても三分の2。と表記していて実際運用すると半分がやっとというのが実情です。発熱が低いから夏のエアコン代も減る分も合わせると三分の2にたどりつくかも「しれない」程度が業界の現況です。 LEDも無から有を作り出せるわけではないので以下のような可能性が考えられます。 ・寿命が短い この寿命というのは一般的な電球における切れるまでの寿命ではなく暗くなるまでの寿命です。 セブンイレブンの店内LEDのように最初は明るいですが、一万時間くらいから暗くなり使い物にならなくなる可能性があります。 契約時にこのような場合どうするのかの文面を入れるべきでしょう。 ・背面部が鏡状になっている可能性 蛍光灯というのは360度飛ばせるため、天井部分にも光を飛ばしています。 この背面部分を鏡状のもので覆う事で、単純に下向きの光量が計算上は倍になります。(実際はなりません) この方法のデメリットは天井が暗くなる為、机上の光量は変わりませんが、オフィス全体を写真で撮ると暗い感じになります。 作業上のデメリットはありません。私はこれは良いと思うのですが、気にされる方が多いので記載しました。 ・LEDの点滅が激しい可能性 安いLED照明というのは電気の波の一番おいしい部分だけを使っているため 構造上どうしてもものすごい速さで点滅します。 これが、点灯している時間の長い点滅(安くても整流器を使っている場合などはこうなる)であれば目が認識しないため問題は少ないですが、消灯している時間の長いLED灯であればこのような削減率になる可能性が有ります。 このような照明は見ているとチカチカするので、外側のガラスorプラスチック部分がすりガラス状の透明でない場合が多いです。 すりガラス+チカチカの場合は明確に暗くなるので、照度計で測ると照度が出ない場合が多いです。 透明ガラス+チカチカの場合は電球の下で30分程度読書をすると頭や目が痛くなるので生産性・作業性は悪化します。 札幌市役所でも同様のトラブルが発生しています。 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2601W_W0A820C1000000/ ・誤記または、サイズ違い、偽造データの可能性 テスターがあればすぐにわかるので偽造する可能性は低いと思いますが、韓国製のため念のため確認して下さい。 また、納入時にもテスターにてチェックして不良品は取付前に返品しましょう。 また、業界団体によるレポートにもちらつき(フリッカ)の問題以外の点についても提起されています。 削減率の数字が異様に高いので、上記の複数が該当している可能性が有ります。確認してみて下さい。 LED照明器具に関する課題と施工標準化の検討報告 http://www.jeca.or.jp/jigyo/files/H23_LEDstd.pdf 以上質問者様の参考になれば幸いです。