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松の木についての疑問です。
毎日雪が降り積もる地域に住んでいます。松の木だけ、寒さに負けず青々としていますが、 なぜこんなに寒さには強いのに、松くい虫には弱いんでしょうか?
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寒さに強いのは樹脂が多いからでしょう。 松ヤニはスポーツでも使われますし、油絵の材料や楽器のニスとしても使われます。 中国語で松は柔らかいという意味だそうです。 印鑑の材料として使えないくらい柔らかいからです。 名字に関する本では、日本人の名字に最も使われている植物は松だそうです。 やはり冬に強いからでしょう。 松の葉を使った健康飲料の「松寿仙」を飲んでいたことがあります。 人間も食せるものなら虫も食べるでしょう。
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- dell_OK
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あはは。 面白いご質問で、思わず笑ってしまいました。 常磐なので寒さに強いと言うよりも、ただ緑のままなだけだと思います。 仮に強いとして、そうしたものにはむかうべく、まつくいむしが現われたのではないかと想像します。 天敵がいないと、はびこり過ぎて問題になるから、弱点をこしらえたのではないでしょうか。 松が全滅したら、まつくいむしは名を変え、すぎくいむしになるやも知れません。
- kamobedanjoh
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松、杉、檜などは古生代から度々の生物種絶滅の危機を乗り越えてきた、強者植物です。 針葉樹は葉の表面積を減らすことで寒さに耐えてきました。古生種である証拠に、裸子植物に分類されています。 松食い虫は、松の材線虫と呼ばれる線虫類で、厚い松の樹皮に守られるよう樹皮の下に潜り込み、樹木の生長を妨げます。 恐らく、生物種としては比較的新しい部類に属するもので、松が耐性を獲得していないのではないでしょうか? 別の見方として、酸性雨のため松が衰弱しているとの説もあります。松そのものが酸性雨に弱いわけでは無く、松の根に住み着いて共生関係にある「根粒菌」が死滅するのではないでしょうか?根粒菌は松から窒素などの栄養を貰って繁殖し、お返しに松が必要とする肥料分を供給しています。その為、松を植え替えるときは、根方の土もそっくり移し替えてやる必要があります。 3.11の津波で大量の松が枯死しましたが、塩水による根粒菌の絶滅が松の生命線を途絶えさせたものと思います。 松の材線虫を媒介するカミキリムシの防除に、庭木の冬囲い(藁を巻き付け、そこで冬越しする害虫を、春に藁とともに焼き殺す)と言う古来の方法を、庭木に限らず街路樹にも山の木にも施せば、相当な防除効果があるかと思います。