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MTAで根管充填
MTAで根管充填した場合は 再治療は困難、あるいは再治療は不可能と考えるのが一般的なのでしょうか。
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私は使用したことがありませんので、知識のみで回答します。 MTAの場合は、それに使用する材料が物性が問題です。 健康保険でも一部導入されていますが、 それはあくまでも「覆髄」というもので、 根管充填への使用は保険給付外です。 一般的に根管充填は「ガッタパーチャポイント+シーラー(一種のセメント)」で 行います。 ガッタパーチャポイントは天然ゴムなので、熱により軟化します。 シーラーは固めるというよりも、ガッタパーチャポイントの隙間を埋める のに使用するものです。 (シーラーを一切使用しないで、ガッタパーチャのみで行う方法もあります。) 仮に根管充填材を撤去しなくてはいけない状況になった場合、 多少の手間(時間)はかかりますが、除去可能です。 しかしながらMTAに使用するものは基本はレジンで、 ケイ酸カルシウムの成分が入っているので、硬化します。 それゆえ、除去は大変になりますので、 質問にあるように 「再治療は困難、あるいは再治療は不可能と考えるのが一般的なのでしょうか。 」 といえるでしょう。 考えようによっては、MTAでなくては予後がよくないと判断される状況であれば、 再根管治療をしたところで、良くはならないと考えられますが。 もちろんMTAの使用が不完全であれば、再根管治療すればいいかもしれませんが。。。。
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- blastma
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> 「次に外科治療に踏み切った際に、逆根管充填が省ける」というようなことが書いてあり なるほど、と思いました。 そのような記述がありましたか。 この発想については私は懐疑的です。 変な話で申し訳ありませんが、先週のテレビドラマ 「DOCTORS 3 最強の名医」はご覧になりましたか。 早い話が内視鏡による腹腔鏡手術を試みたものの、 大量出血がおこり、開腹手術に切り替えた話です。 つまりMTAによる根充は内視鏡手術、 (実際には根充は全く見えませんので、精度としてはそれよりも劣るでしょう。) 逆根管充填は開腹手術に相当します。 外科的手法により、逆根管充填を行ったほうが、 数倍以上物理的な閉鎖が期待できます。 現在の根管充填の最終目標は、いかに緊密に封鎖するかです。 その際にテクニックや解剖学的な構造によって、完全に封鎖するのが難しいので、 MTAなりの薬効を期待するものと、私は理解しています。 なので、MTA後に外科的手術になったとしたら、 逆根管充填を行ったほうが、ベストな選択と考えます。
お礼
>>「次に外科治療に踏み切った際に、逆根管充填が省ける」というようなことが書いてあり なるほど、と思いました。 >そのような記述がありましたか。 >この発想については私は懐疑的です。 この点について気になっていましたので、ご指摘くださりありがとうございます。 医療ドラマが話題で観たいのですが、フィクションと思えないので私には重すぎるのか・・ 観ておらず残念です;;。 根充、根端切除どちらも難しい手術だと思いますが、 >外科的手法により、逆根管充填を行ったほうが、数倍以上物理的な閉鎖が期待 見える、ということですね。 >MTAなりの薬効を期待するものと、 「MTAとは歯科用の水硬性セメントで、強アルカリ(pH12)による殺菌作用(ほとんどの細菌はpH9.5で破壊されると言われています)、組織を刺激することによる硬組織形成作用があるため、覆髄やパーフォレーションリペアなどに使用」(他サイトより引用)とあり、 そのような性質とともに、 MTAは『根管内と外を完全に封鎖してしまう』ようなイメージを持っていました。 ですので、外科的手術になった場合、取り除くのが難しいのかと・・。 知識も経験もない私のようなものの話を聞いてくださり、回答いただき 感謝しています。
お礼
blastma様 いつも本当にありがとうございます。 私の場合、破折か亀裂(まだはっきりしません;;)を疑っての治療として 検討しているのですが 破折の接着治療をされている先生、 根尖が大きく拡大しているとか、穿孔、 その他MTAを日常的に充填に使われているようなクリニックのサイトでも 再根管治療についてはほとんど記述を見ないので 質問させていただきました。 >MTAでなくては予後がよくないと判断される状況であれば、 再根管治療をしたところで、良くはならないと考えられますが 本当にそうですね。 歯を失わないための賭け、と言っては言葉がすぎますが MTAを使うということは、それだけの覚悟が要るのかなと思います。 あるページでは、 「次に外科治療に踏み切った際に、逆根管充填が省ける」というようなことが書いてあり なるほど、と思いました。 (誤った記述がありましたらご指摘ください) ありがとうございました。