少し前までは測定器の性能も大して良くありませんでした。今ではかなり精巧になっていますが、それでも完全とはいえません。
ある程度年齢と経験を重ねた先生であれば、測定器を使用しなくても治療は可能です。
これには幾つかの方法があります。
(1)根の先の感触に頼る。
根の先が病気の影響を受けていなければ、わずかな手応えがあります。経験から、この感触を体得していれば、測定器に頼る必要もありません。
但し、根の先が病気の影響を受けているとこの手応えが無い事がありますし、乳歯ではない方が多いので、その時は使えません。
測定器と手応えで最も正確な治療が出来ると私は考えています。
(2)疼痛に頼る。根の外側の組織に触れると、痛みを感じます。その痛みを感じたところから僅かに短くすれば根の先で治療できます。
但し痛みに敏感な人には使えませんし、感染の恐れがある場合も使えません。
(3)メジャーを使う法法。レントゲン撮影時にメジャーを使い長さをはかる方法があります。メジャー以外でも基準になる長さを元に根の長さを割り出します。
この方法ではレントゲンを複数枚撮らなければなりません。最低でも術前後に2枚は必須なので、3枚以上となります。
測定器でもいずれの方法でも完璧ではないので、
上記を初めとする、何らかの方法で長さを把握していれば、基本的に大丈夫でしょう。
あとは術者の腕と予後の問題があり、こちらは予測できるもので張りません。
お礼
御回答ありがとうございます。 ちなみに術前術後、レントゲンも撮られませんでした。 ただし、初診の時にはレントゲンは撮っています。 神経を取ったあとも痛みがあり、歯茎もやわらかくなって違和感があります。 来週再診なので、その時に症状が治まってなければ聞いてみます。 測定器の件は・・・先生の腕を信用したいと思います。