発達障害当時者です。
質問者様は、普通=幸せと思っていらっしゃいますか?果たして、本に書かれているように、普通をあきらめる=幸せをあきらめること、でしょうか?
私は、幸せとは普通であることが絶対条件だと思いません。この世の中が普通の平凡な人ばかりだったとしたら、新しい物は何も生まれず、社会が発展することもなく、人との交流もつまらないものに違いありません。多様性があるからこそ、生きていくことに学びや喜び、悲しみや苦しみが存在するはずです。
発達障害者はいわゆる定型発達者とは違うような人生を歩んでいることも確かに多いです。しかし、それを普通でないと捉えて白眼視してほしくないし、人には人の数だけ幸せの形は存在すると思います。発達障害者は少数派ですが、それは定型発達者の社会での話であり、きちんと支援をしてもらえれば定型発達者にはない才能(集中力、探究心、粘り強さ、純粋さ、並外れた視覚優位あるいは空間認識力、独特の芸術性など)を発揮することができ、ある面においては定型発達者よりも優れた部分があるとも言われています。特性が優れた業績を残している場合も多いんですよ。トム・クルーズは、ディスレクシア(LD。書面上では文字が踊り出すように見えて、bとdの区別がつかない。)を公表していますが、LD の方は三次元の空間認識力に並外れて優れていると言われています。彼にとってはアクションを含めた演技などは特性を存分に発揮できる、まさに天職でしょう。あとは、スティーブン・スピルバーグは、確かADHDを公表しています。アイデアの豊富さが、素晴らしい映画を産み出していると思います。
私自身も人と違うことで嫌な思いをしてきました。しかし、一部では上述したように、発達障害はある種の才能と考えられている面もあり、そういった個性が認められる時代がやってくれば、あらゆる面で発展的社会ができていくと思います。しかし、それは定型発達者と発達障害者 が双方助け合うことでしか実現できません。今の日本社会は皆がゼネラリストを目指し、ふるいにかけ、残った者が長時間労働に従事しています。そうではなく、多くの人に門戸を開いて多様性を活かした働き方を目指し、障害のある人もない人も皆がそれぞれ助け合う社会がくると良いですね。
お礼
そうですね!!!! トム・クルーズさんは、すごいですね!!!!^^; 皆様、真摯に回答誠にありがとう御座います!!!!^^;