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タイニーサイズのプードルの行動について
- 2014.6.9生まれ、6か月のタイニーサイズのプードルを飼い始めて4カ月ですが、最近急に行動が変わりました。
- 名前を呼んでも来ない、お手やお座りもあやふやな感じで、ゲージ外でのトイレの失敗や吠える、飛びつく、噛むといった問題行動が増えました。
- この変化は反抗期やストレスの表れかもしれません。主従関係の確立や適切なトレーニングが必要です。
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まず始めに。 ちょっと変に聞こえるかも知れませんが『犬とはこうあるべき』という固定概念を捨ててあげてください。『ちょっと構えすぎてマニュアル化されてしまっている』という面を多く感じました 長くなりますが前提から書きます。 動物全体から見ると犬は極めて特殊な存在です。 学名でCanis lupus familiarisと言いますが、このfamiliarisが【家庭の、】という意味です。 犬という存在の大前提が【人間と暮らす動物】という訳ですね。 つまり動物全体として見れば特殊ですが、人間から見ると共に暮らして当然の動物でもあります。 日本でも縄文時代の遺跡から、丁重に埋葬された犬が見つかっていますね。 この犬を調べると歯から狩りをしていたことが覗え、骨からは一緒に埋葬されていた人間と同じものを食べていたことが判明しています。 総合して解ることは、人間のパートナーとして狩猟に参加し、食べ物を共有するような生活をしていたという事です。 犬と暮らす上でのルール、縄文人が具体的にどのような犬との付き合いをしていたのか、こればかりは調べる術はありませんが、おそらく今日的なコマンドを重視したものとは違ったと思います。 というのは、実際コマンドとして何も教えずとも支障はありません。 例えば展覧会に出陳する犬。 これはオスワリもマテといった基本的なコマンドも教えません。 審査するときにハンドラーが立ち込みを決める訳ですが、このときに観衆から出た声に不用意に反応すると困りますので何も教えないのです。 で、これで困るかというと全く困りません。 犬はちゃんと人間の意志を読み取り『その場で待機(オスワリの意味する行動)』これをしてくれるのです。 鳥猟犬も同じです。これは視符・声符ともにコマンドを教えますが、人間が獲物に気づき犬がことさらにポイントする必要が無い状況にあれば、犬は自主的に身を潜めて待機姿勢を取ります。 要するに『人間は自然体』『犬も自然体』『犬を大切なパートナー、家族の一員として扱う』本来はこれで必要充分なんです。 ところが家の中で飼いますよね。 だからトイレの場所を覚えてもらわないといけない。 散歩するときは、犬が怖い人だっていますからリードをつけて歩く。 だからリードにも慣れてもらわないといけない。 たったこれだけのことで、難しいことは何もありません。 ですので『犬とはこうあるべき』こういったマニュアル的感覚で伝えるべきルールを選択するのでは無く、『わたしの家で共に暮らすために必要なルール(他人・他動物に迷惑をかけず、幸せに共に生きるため)』これでルールを決めてあげて結構です。 コマンドを教えるというのは、こういったルールを系統立てて一般化したに過ぎず、謂わば知恵としての道具です。 道具ですから使いこなすのは人間。 これに捕らわれてしまうのは本末転倒で、害にすらなることがあります。 今一度意識して愛犬と付き合ってあげてください。 以下、ご質問で感じたところを書きます。 >9月の半ば頃まではお手、お座り、名前を呼べば来る、トイレも出来ていました つまりコレが犬の自然体として『人間を慕っている』状態です。 『家に迎えてすぐ』というのは、習慣として色々なことを学ぶ前、真っ白な状態に近いほど飼い主のいうことを素直に聞きますし、すぐにコマンドも覚えます。 このまま犬と信頼関係を構築し、犬が自然体で過ごすことが出来たなら、おそらくは良い状態で過ごせたと思います。 >1日のほとんどをゲージ内で2時間ぐらいゲージから出して遊んでいます。 ここに問題の根底を感じます。 お仕事等の事情で(一日二時間)これは仕方が無いのだろうと思います。 ここで思い出してください。 『犬は自然体だろうか?』ですね。 無理なんです。 言葉がわかる人間の子供に「留守中はここにいて」と言い聞かせたって、絶対に温和しくケージの中で過ごすことは出来ません。 最低現ある程度のひろさ、ひとり遊びができないと留守番は出来ませんよね。 犬も同じなんです。 加えて犬は物理的にケージから出ることが出来ないという状況を強いられます。 ここで『二時間のフリータイム』が与えられたら、そりゃ落ち着きを無くして一気に興奮がピークになっても当然の出来事です。 犬からすれば(自由になれるのは、今しかない!) そりゃ遊びに必死にもなりますって。 赤ちゃん用品店に行けば、キッチンや風呂場に入れないようにするゲートがありますので、こういったものを利用して『危険物の排除された、ひとり遊びできる空間』を確保してあげてください。 そしてそこにはトイレや水といった生活用品と共に、コットンロープやコングといった噛んで遊ぶオモチャを用意してあげてください。 これが出来てこそ、次のステップに移行できます。 >引っぱり癖が酷く困っています 本当に困ってますか? いや、もちろん引っ張らずに散歩できるに越したことはありません。 そうではなく、体重2.5kgの犬ならちょっと腰を落とすだけで制御可能なはずです。 リードがゆるゆるで楽しく散歩。 これが理想ですし、そうするのは簡単です。 散歩は犬の探索時間。 運動は十分している。 この状態にあれば、普通犬は引っ張りません。 色々な犬を見てきましたが、どんな犬だってドッグランでたっぷり走った日は引っ張り癖が治まるものです。 現状ですが、犬からすれば(外に出られたっ!!)こうなっても当然ですよね。 つまり犬の欲して当然の要望であり欲求です。 これを命令やリーダーウォークならまだしも、主従関係で解決しようとするのは、それだけ犬に負担を強いるという面を忘れないであげてください。 幸いにも犬の体格から深刻な状態にならないはずです。 犬に無理を強いずに付き合うなら、方法は『運動量の確保』もしくは『許容』 生活面から運動量を充分に確保できないなら、引っ張りを許容するのも人間の度量です。 『一日留守番ありがとう。付き合うからさ、思い切り欲求不満解消してな』 これだって家のルールになりえます。 命との付き合いというのはマニュアルではできません。 体格からは首の負担も心配だと思います。 これはハーネスを利用して、リードはハーネスに。ハーネスと首輪を連結してあげれば大丈夫です。(引っ張る力はハーネスに。ハーネスが万一抜けても首輪がある) 手からリードがすっぽ抜けるのが心配なら、長さに余裕を持たせてカラビナでパンツのベルトなりに固定すれば、愛犬の体格なら何をどうやっても外れません。 要するに工夫です。 >こんなに急に変わるのでしょうか? ちょっとキツイ書き方になってしまいますが、これは犬を裏切ってしまったツケだと思います。 というのも、 >ひざの上に乗ってきてじっとして顔や手を舐め 愛犬はpurinazさんを慕っていますよね。 【お座りはご飯の時だけ渋々】 これは至極単純で、ご飯という報酬があるからです。 そして【お手、伏せ、名前を呼んでも無視】 こっちは報酬がないのだと思います。 オヤツを用意して、というような話ではありません。(オヤツを使うのは、それはそれで良いことですが) 報酬というのは飼い主の反応です。 もうちょっと突っ込むと報酬というより、(purinazさんとの絆のつなぎ方が解らない)という状態に陥りそうな気配を感じます。 これも色々とありますが、『二重規範(一貫性のなさ)』『二重拘束(矛盾命令)』おおよそこの二つが関係してきます。 結果として『飼い主不在(信頼できる人がいない)』犬からすれば(飼い主がサッパリわからん)ということです。 この原因は『命令』そのものにあります。 飼い始めた当初、一度命令を覚えていますよね。 犬はこれを愚直なまでに真っ当に向き合います。 コマンドというのは非常に明確なものです。 それだけに『与えた命令に従ったのに時々で人間の反応が異なる』『与えられた命令に従ったのに報酬ではなく嫌悪刺激が与えられた』こうなると犬は非常に混乱します。 必ずしもこうだとは言いませんが、こういった事がなかったかよく思い出し、もしなくても今後そういった事をしないように注意してあげて下さい。 >やはり主従関係が出来ていないのでしょうか? そんなものいらないから忘れて下さい。 これは産業動物として犬を見たときに意味が出てくる代物です。 産業動物=失敗を損失としてあらかじめ想定して計算に入れるということです。 上下関係も含めて完全否定まではしません。 実際犬は人間との間に上下関係はありませんが、気性の極めて激しい犬の場合、強弱はあります。 心配せずとも犬と本当の家族になれば、意図せず上下関係も含まれます。 子供にいう『とーちゃんの言うこと聞きなさい』これだってそうです。 こういった意識せずとも完成されるものですから、むしろ過剰に出てないかを気にしてあげてください。 それよりも犬を混乱させず、欲して当然の欲求を満たすことが先決です。 文字数もイッパイですので、犬の10戒をリンクしておきます。 (http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AC%E3%81%AE%E5%8D%81%E6%88%92) 犬が急に変った時は『環境の変化』『極めてショッキングな出来事に遭遇』『飼い主の問題』『健康状態』大多数この4つです。 答えは犬自身が出しているはずです。 焦らずゆっくり、犬と幸せに暮らす努力をしてあげてください。 応援いたします。
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- 山田 太郎(@f_a_007)
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>ケージが必要なのは、生後50日までの乳幼児時代のみ。 もちろん、「最低でも2畳以上の囲い=ケージ」ということです。
お礼
大変詳しくアドバイス頂きましてありがとうございました。 初めて犬を飼ったので分からない事だらけです。今後、参考にさせてもらいます!
- 山田 太郎(@f_a_007)
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Q、やはり主従関係が出来ていないのでしょうか? A、そういう問題じゃーないですよ。 1、そもそも、飼い主と犬との間に構築される主従関係なるものの内容とは? 2、そして、具体的には、どのような接し方をもって構築されるものか? 3、その接し方次第で果たしていわゆる問題行動の原因を除去し解決できるのか? 多分、どんなに深く考えても、この3つの疑問には何人も具体的には答えられないと思いますよ。実際問題として、そういう答えに接したことは一度もありません。ですから、ここは、主従関係云々を少し横に置かれて・・・。先ずは、飼い主の接し方と犬の反抗に関するアメリカ獣医行動学会の声明の意味するところを考察。 【叱れば叱るほど吠える、飛びつく、噛むが酷くなって手に負えません・・・】 >犬が望ましくない行動をとるのは、 >より高い地位を得ようと奮闘しているのが主な原因と決めつけてきた。 >この考え方に影響を受けて、 >『犬の問題行動を矯正するためには力や強制・威圧を用いなければならない』 >と信じてきたのである。 >しかし、犬と飼い主との関係の相互作用を理解するにあたって >誤った主従関係論を用いることは >飼い主と犬との間に対立関係を生むことにつながる。 (アメリカ獣医行動学会の声明) つまり、アメリカ獣医行動学会は、犬の問題行動を矯正するためには力や強制・威圧を用いることに対して<飼い主と犬との間に対立関係を生むことにつながる>として強く警告しています。 【犬の問題行動の大半は飼育スタイルの改善で解決する】 では、「ケージから出すとお漏らし・・・」、「吠える」、「飛びつく」などの問題行動は、どうしたら矯正できるのか?その答えは、P.E.T.S行動コンサルテーションズ主宰水越美奈女史(アメリカ獣医行動学会会員)の著作に見つけることができます。 >犬の問題行動の解決にあたっては、 >まず、その欲求を満たしてあげること。 >【1】自由に動けるスペースと独立したクレートという生活空間。 >【2】コング等のかじるおもちゃを十分に与えること。 >【3】朝夕2回の散歩で存分にニオイを嗅がせること。 >【4】室内フリーを基本にし犬との遊び・交流をたっぷり取ること。 >【5】週に1、2回は公園などで思いっきり走らせてあげること。 まずは、(ケージに閉じ込めたりしないで)犬が犬らしく豊かな生活をおくれるよう、できるかぎりのことをしてあげましょう。 (「DVDで判る!犬の躾&トレーニング」西東社、P20) さて、私は、これまで12頭の犬を飼ってきました。その内の5頭は捨て犬・飼育放棄犬です。 >ケージから出せば粗相をするし、 >子供に飛びつくし、吠える。 >困り果てて、今から保健所に連れて行くところです。 見れば可愛い可愛いM・シュナウザーが小さなケージに入れられていました。4ヶ月目の誕生日を迎えたばかりの子犬が、道端のケージの中で一晩を過ごしたのですから、実に哀れ。ケージも含めて譲り受けた私は、その日にケージを捨て去りました。だって、4ヶ月齢に達していれば、もはやケージは不要。ケージが必要なのは、生後50日までの乳幼児時代のみ。そうして、彼の新しい室内フリーの生活が始まりました。 ・粗相は我が家にやってきてから合計で21回。 ・吠えることゼロ。 ・飛びつきゼロ。 (ケージに閉じ込めたりしないで)犬が犬らしく豊かな生活をおくれば問題行動は予防・矯正できる!このことを身を持って示してくれたM・シュナウザーでした。質問者も、まずは、ケージの撤廃から。それに、挑戦されてはどうでしょうか? 祈、成功!
お礼
大変詳しくアドバイス頂きましてありがとうございました。 初めて犬を飼ったので分からない事だらけです。 人によって意見が違うので今後、参考にさせてもらいます!
お礼
内容の濃いアドバイスありがとうございました。