国によって違います。
ヨーロッパではスポーツ活動は専らスポーツシューレ(ドイツの呼び方)で行います。日本のスイミングクラブみたいなもので、そこでスポーツの専門コーチによりスポーツを学びます。一種の塾です。ヨーロッパ全体がそのような制度です。学校では体育の授業はありますがクラブ活動はありません。放課後はみなさん下校です。
アメリカにはクラブ活動はあります。しかし、それが全国大会まで結びついてはいません。しかも、そのクラブ活動は定員制で半期ごとに改正されます。だから上期は野球部に入って、下期はバスケット部に入るみたいな活用がされています。これらは学校教育における科目においてのクラブ活動であって、ここから一流選手を養成しようという目論見もありません。いろんな競技を幅広く体験させることが学習目的です。
日本の部活動は世界からみたら異例です。学校教育がスポーツの専門教育をしているということですから、しかもそれらには全国大会を含めた勝利至上主義の強化活動があります。 中学、高校ともに三年間で結果を出さないとならないので強化に余念がありません。
ヨーロッパなどは育成を目的としたスポーツ教育なので、体調不充分な場合には出場を回避しますが日本の部活動は負けたら終わりの大会なので故障をしていても出場を余儀なくされます。そこに問題は残りますが反面、日本の部活動はスポーツの機会を誰にでも公平に与えます。ヨーロッパでは選ばれた才能ある人のみがスポーツ教育を受けるので競技人口はたいていの場合、日本の方が多数います。
日本の部活動に上下関係が発生するのは、部活動のコーチである教員がそのスポーツの専門家とは限らないために先輩が後輩に技術指導を行うといった習慣が根付き、後輩は指導者でもある先輩に服従するという流れからですが、スポーツ教育を学んでいない先輩やあるいは教員が体育学にのっとった正しい指導ができているとは言い難いために
水分補給やしごきやウサギとびなどの理にかなわない練習方法を常態化したのですがヨーロッパでは指導者はスポーツの専門家で、専門教育を受けたうえで指導するので、そのような無駄な指導はしません。理にかなった生理学的で体育学的な指導をします。
お礼
海外はそれほど、勝利至上主義ではないのにもかかわらず、世界大会で活躍する選手を輩出するということは、やはり民族の違いからの遺伝子からして運動能力が高いんですかね 日本の場合はそういう運動能力に優れた民族に対抗するために、誤ったものも含めて独特な慣習が生まれたのでしょうか