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沖縄の"テーゲー"について
沖縄の気候や雰囲気が好きで、イベント参加や知人に会いによく訪ねています。 ところで先日、現地にお住まいの方とお会いした時に「こちらに住みたい」などとお話しましたら、「こっちは"テーゲー"だけど大丈夫?」と言われました。 (私自身はマイペースでゆるいキャラ…自分で思うに…なので、大丈夫だと思いますと答えました) "テーゲー"は確かあまりこだわらない大らかな気質?って言うんですか。 例えば、バスが時間通りになかなか来ないとか? 私が見たり聞いたり読んだりした中での感覚ですが。 でもまだそのあたりがよくわからないので、詳しく教えてください。
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「こっちは"テーゲー"だけど大丈夫?」 てーげー とは内地(沖縄での本土の故障)の言葉で たいがい と同義語です。 適当 や たいてい 等と同じ意味です。 例えば、夕方6時から会社の宴会があるとします。 宴会参加者の中に家庭を持っている主婦が会社員となっている場合 内地の会社員は5時に会社を出て、自宅に帰り、子供の手当てをして家を出て 開始時間に間に合うように、子供をせきたてるでしょう。 ただ、うちなー(沖縄)の方は家庭や子供たちを大事にしますので、子供を しかりつけてまでは時間に間に合わせようとはしない方がいるのでは ですから、沖縄で宴会、飲み会がある場合は開始時間に全員が集まるのはまれな事です 2~3人程度集まった時点で、飲み始めます(ウエルカムドリンク方式) 全員集まった時点で、乾杯の音頭が始まるのです。 楽しいはずの宴会で、多少(1~2時間遅刻もあり)の遅刻で怒って、 皆が不愉快な思いをしたくない、ので皆気にせず楽しんでいます。 細かい事(うちなーにとっては)は気にしないのが てーげーです 「こっちは"テーゲー"だけど大丈夫?」 ないちゃー(内地の人)がそんな環境の中にはいってしばらくし、人間関係に慣れたと思った時に ついつい愚痴として、文句として我慢できずに うちなーにぶつけることがあります。 うちなーのほとんどの方は優しいし、ぶつかり合いを嫌いますので、黙ってしまいます。 結果として、少しづつ友達が減っていくことがあります。 旅行者としては、ほほえましく思える事も、定住すると我慢できないかもよ? 大丈夫? との、あなたに対しての思いやりの言葉だと思います。 郷に入らば郷に従えです。沖縄の気候に合えば、あなたも立派な てーげー主義になりますよ。
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「てーげー」は大らか、細かい事は気にしないという面と、「いい加減」「適当」「約束を守らない」などマイナス面でも使われます。 都会に暮らし24時間365日なんでも揃う時間通りの規則正しさに慣れていると、とても沖縄の「てーげー」についていけないという警告でしょう。 特に移住者をこころよく思わない現地の人も多く、移住者コミュニティと一線を画し、両勢力が表に裏に衝突することもあるそうですから、「沖縄で移住者と住む」のか「沖縄に根付く」のかご自分が理解した上で検討してください。 沖縄本島はあまり知りませんが、人の流入も多いし都会的な面も発展してきましたのでそう違和感はないかもしれませんね。ただ離島や周辺部では、かなり軋轢があるようです。異文化というのかよくも悪くも部落全体で活動する機会も多く、このような離島では移住者だけが独立して存在することはまず無理です。 観光目線で行くのと住むのは全然違うのでしょう。だいたい2,3年で嫌になってしまう移住者が多いようですね。
お礼
かなり具体的な内容でのご回答、ありがとうございます。 実際ご指摘のようなお話は耳にしたことがありまして、私の友達も沖縄に移住して…ここ3年位の話です…詳しくはわからないですが、ちょっと悩んでいたようなこともあったらしいです。 私個人としましては、さほど急ぐ必要もないため、もう少し時間をかけて検討しようと思っています。 でも住むのであれば、"根付く"思いで引っ越したいですね。
お礼
わかりやすくご説明していただき、本当にありがとうございました。 なるほど! そうなのかとよく理解できました。 確かに… "郷に入ったら郷に従え" 母から小さい時に聞いていた言葉ですが、その通りだと実感いたします。 きっとどこにおいても共通する、それぞれの場所や地域の文化を大切にするための認識なのでしょうね。 でも、それを前もって理解しているのといないのとでは、人間関係や自身の気持ちの上での影響も格段に違いますから、こうしてわかりやすく教えていただけてとても感謝しています。 今回"テーゲーだけど大丈夫?"とお声をかけていただけて、とてもよかったと思いました。