- 締切済み
旅行会社又はホールセラー関係の方に質問です
ドイツでクラシックコンサートを企画しているドイツ人の知人から、もっとアジアのお客さんに足を運んで欲しいから、コンサートを日本からの団体旅行者又は個人旅行者に提案すればどうしたら良いか?と聞かれ、調べられる所まで調べましたが、専門ではないので良く分かりません。 1.コンサートを現地オプションツアーとして受注型企画旅行、手配型旅行を企画するホールセラー又は旅行会社、手配会社に売り込み、提携を持ちかける。 2.コンサートチケットをホールセラー、又は総合旅行会社に募集型企画旅行の一部として扱ってもらうためにチケットを20%から25%で割り当てられるよう企画を持ちかける。 自力で分かったのはここまでで、あっているのかも分かりません。 又、企画会社はドイツ国内では大きな会社なのですが、海外へ売り込むのは始めて、日本からのお客さんは居るようですがチケットぴあなどのサイトからチケットを買うことも出来ます。 観光やコンサート企画会社がどのように旅行会社を通して、お客さんの元まで届くのか、詳しく教えていただければと思います。 また、ホールセラーなどが企画を立てる時期というのも聞かれたのですが、その旨も教えていただけると助かります。 よろしくお願いします
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- dogchibi
- ベストアンサー率34% (352/1016)
旅行会社でもホールセラーでもなく、音楽好きの一消費者ですが、ちょっと出しゃばらせてください。 一口にクラシックコンサートといっても人気や格式で雲泥の差があります。 すでにJALやJTBなどでもヨーロッパのクラシックコンサートやオペラをメインにすえたパック旅行や企画旅行を扱っています。売れ筋は、バイロイト音楽祭、ザルツブルグ音楽祭、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートなどです。チケットが取りにくい分高額ツアーになります。 上記がヒエラルキーの頂点だとすると、真ん中が無くて、いきなり音楽とは無縁の一般観光客向けの気軽なコンサートがちょこっと入ったツアーになります。コンサートなんかに行かなくてもいいんだけど、せっかく音楽の都市に来たんだから記念にちょっとコンサートを聞いてもいいかな、という、日本では絶対コンサートなんかに行かない客層向けです。 ですので狙うならその中間層、コンサートをメインにして、観光も組み込むツアー・企画かと思います。ここで問題があります。 まず、クラシックコンサートに身銭を切って足を運ぶ客層というのは、高学歴、高収入の人が多いです。これらの人は要職にあるので忙しいことが多く、長期のツアーには行けません。土日をはさんで有給3、4日くらいがいいところかもしれません。彼らはどうしても聞きたいコンサートがある時は自分でチケットを買って、航空券を買って出かけて行きます。 ここで次なる問題があります。趣味性の強い分野なので、二人一組の申し込みが必須なツアーは無理があります。おんなじ音楽家が好きな人同士ならいいですが、足並みが揃わないと二人では無理です。したがって基本は一人参加のツアーにするべきです。 よって団体ツアーでクラシックというのは、よほどの知名度がある音楽家か、人気のあるイベントでないと、集客が心配と思います。だいたいそういうコンサートはアジア人や日本人に頼らなくても現地人ですぐチケットが売り切れになるのでしょう。そのうえ、クラシックコンサートを好きな層は基本的に群れたがりません。 日本でも外来音楽家のコンサートは盛んです。サントリーホールの最寄り駅のポスターを見ればわかります。日本に居ながらにして実力のある音楽家たちが演奏しに来てくれます。それでもわざわざ空を飛んで聞きに行くほどの行動力がある人は、自分でネットからチケット買って行ってます。語学はそこそこできる層なのですから。 だんだん結論に近づいてきました。 ずばり、そのドイツの企画会社が日本語のホームページを作って充実させ、検索に引っかかるようにして、チケットをクラシックファンに直接に売るのです。その上で航空会社と観光をセットするとこうなりますよ、というお得プランを提示する、と。まずはヨーロッパのコンサートを日本人に知らしめるところからでしょう。 私は今まで20回近くコンサートやオペラが目当てで海を渡って来ましたが、いずれも現地2泊か3泊で、演奏会をメインに日程を組み、チケットはオペラハウスやオーケストラの公式ホームページから買ってボックスオフィス預けにし、当日開演前に受け取る方法で楽しんできました。有名オーケストラやオペラの場合、日本語サイトも充実しています。 今は音楽家が直接フェイスブック等で情報を発信できる時代です。でもまだまだ、ヨーロッパにクラシックコンサートを聴きに行く、というニッチ的消費は広げられると思います。音楽家の層の厚い地域の情報をぜひ知りたいと思いますので、先に述べたヒエラルキーの中間層の情報構築をぜひお願いします。 そのさい、室内楽や声楽などの、現地では有名で実力もあるけれども国際的にはこれから、という音楽家の情報をより多く欲しいですね。有名どころは情報とれますから。 結論の補足になりますが、コンサートをメインに旅行を考えている客層をターゲットにするのか、音楽に興味はない人の旅程に組み込まれるだけでもいいのか、をはっきりさせるよう、その会社にアドバイスしてあげてください。戦略が違ってくると思いますので。 おなじ質問をこのサイトの、エンターテインメント⇒音楽・ダンス⇒クラシック、のコーナーでもされたら、また違う意見もでるかもしれませんよ。 いろいろと見当違いかと思いますが失礼いたしました。
お礼
回答ありがとうございました ヨーロッパでは日本のように堅苦しいものではなく気軽に聞きに行けるコンサートとして、地元の人たちに愛されています。 ウィーンフィルニューイヤーコンサートなどの有名オケも年によっては高いお金を払ってウィーンに聞きに来ても、首席奏者はツアーに出かけていて、Bグループなんて事も多いですね。 ドイツの知人はもっと海外に進出していないマイナーだが地元では人気のある素晴しい音楽家をもっと多くの人に知って欲しいのでしょう。 日本とヨーロッパではメンタルも感覚も違うので難しいとは思いますが、知人に伝えたいと思います。 細やかな回答ありがとうございました。