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狂犬病ワクチンは国内誕生犬にもやはり必要か?
以前このコーナーで「狂犬病ワクチンの必要性」に関して質問したものです。 私の読売新聞への投書記事「気流」(5月18日掲載)が、けっこう波紋を投げかけているようです。 私はやはり「輸入ペットに対する検疫やワクチン接種体制をきちんと確立すれば、国内で生まれた犬へのワクチン接種は不要なのではないか! 犬で徹底するなら猫にも徹底することが必要!」と考えております。 皆さんはどう思われますか? 3年に一度で良いワクチン(今朝の読売新聞)の存在、初めて知りました。
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AKasama58さん、さきほどの、FastLady です。 > ところで、もしご存じでしたら下記の点も教えてください。 > 「イギリスやオーストラリア、スウェーデンなど先進諸国のうちの数ヶ国」の > 狂犬病ワクチン接種状況は、やはり日本と同様「励行」されているのでしょうか? 諸外国での、「狂犬病ワクチン接種」を、義務付け(法律)られているのかは 私にはわかりません。 この件に関しては、ご専門家のご意見を伺いたいと思います。 先ほど調べてみたところ、このような記述がありました。 世界で狂犬病のない国はわずかである 動物の狂犬病が発生していない地域は、 アジアでは3ヵ国(日本、キプロス、シンガポール)、 オセアニアでは3ヵ国(オーストラリア、ニュージーランド、フィジー)、 ヨーロッパでは5ヵ国(イギリス、アイルランド、スウェーデン、 ノルウェー、アイスランド)に過ぎず、 南北アメリカとアフリカでは清浄地域はない。 これをみると、ほとんどが島国です。 【狂犬病のない国の防疫体制】 狂犬病が発生していない11ヵ国中8ヵ国が島国であり、 国境を超えて動物が移動することが少ないため国内対策のみで 清浄化が可能であり、大陸の陸続きの国々より容易であった。 しかし、清浄化されている11ヵ国でも、動物を輸入する際の検疫を 強化するだけで狂犬病の侵入を防ぐことが可能と考えている国はない。 イギリスでは、イヌだけでなく全ての動物を輸入する際に 検疫が義務づけられており、それも6カ月間の抑留期間が設けられている。 そのために80箇所に約5,000房の抑留施設が設けられ、 常時獣医師の監督下に置かれている。 また,輸入動物には予防接種が義務づけられている。 英仏トンネルを通ってコウモリやキツネなどが侵入する危険に曝されており、 トンネル入口にフェンスや電気網を設け、 内部にワナを設置して捕獲する措置を講じている。 さらに、密輸され摘発された動物が毎年100頭以上あり、 市民がこの摘発キャンペーンに協力している。 しかし、輸入検疫の保留期間が6ヵ月と長いことが ヨーロッパ諸国から批判されている。 検疫の問題としては、狂犬病の潜伏期間は1年以上の場合もあり、 抑留期間中に発見されない可能性もあることである。 検疫のみでは狂犬病の侵入を防止できないとすれば、感受性動物である 犬の集団免疫を高めるために予防接種を実施しておくことが重要となる。 上記の清浄国のうち日本、キプロス、オーストラリア、ノルウェーの 4ヵ国では、この方針を採用している。 他方、予防接種を禁止しているのは、イギリス、アイルランド、スウェーデン、 ニュージーランド、シンガポールの5ヵ国である。 これらの国は動物福祉の先進国であり、イギリスの例を挙げたように 市民の理解と協力体制が確立している。 このような条件下では、免疫のない方が侵入した病気を 早く発見できるとも考えられる。 野犬、野良猫が放浪している日本では、我々が発見する前に こうした感受性動物の間に狂犬病が蔓延してしまう危険性が高いと考えられる。 狂犬病の侵入をどのようにして防ぐのかは、人と動物の関係が どういう状態にあるか、ということに立脚している。 規制緩和が問題となっている現在の日本で、イギリスのように 野生動物の検疫を行うために専門の検疫官を増員することは 非現実的であり、予防接種を禁止するために必要な野犬や野良猫などの 放置の現況が改善される兆しは少ない。 したがって、日本での狂犬病の防疫体制としては、現行の検疫と予防接種の 励行を続けることが現在のところ最善と考えられる。 上記は、「狂犬病予防接種は何故必要か」よりの引用でした。 少しでも、ご参考になればと思い投稿しました。 ではでは☆~☆~☆
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- mixi
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私は専門家では無いのですが。しかもダラダラ文です・・・。 この1年以内くらいだったと思います、TV(番組は忘れてしまいました)で「野良アライグマ」について報道されていました。この子達は狂犬病を持ってるってことでした。 心無い飼い主たちがどのようなペットでも捨ててしまうというのも問題ですよね。しかも狂犬病のキャリアであるなんて。 挙句にめぐりめぐって人間やかわいいワンコにトバッチリがくるだもん。 ネコに接種するのは賛成です。 ノミでもダニでもネコが媒介して伝播してる可能性ってかなりあると思います。またネコにこそマイクロチップを入れて、飼い主にしっかりとした管理をしてもらいたいです。決してネコが嫌いというわけではなく、無責任な飼い主が減って欲しいからです(普段から外に出してしまう飼い猫も含めて←これがかわいそうな子猫を増やす原因になっていると思うから)。また、エサだけ与える人にも行政が処罰等できるといいんだけどな(最近は逆ギレが怖くて直接注意もできないし)。 野良イヌに比べて、野良ネコに対して世の中甘いですよね。 自分のワンコが狂犬病にかからないためにも今は接種したいです。 3年のワクチンができたとしても、ワクチンを接種しないオーナーはもっと増えるかもしれないですよね?費用もそうですけど、現在接種が義務である自覚が無いから今でさえしない人が多いですもの。(もちろん畜犬登録していないワンコの多いこと!) そういったことができない人が多い限り、体制がどんなに良くなったって心配ごとは消えないのかもしれませんね。 乱文にて失礼しました~。
お礼
コメント有り難うございました。 この質問に関しては閉じますが、下記コーナーでもう1~2日は意見が出るのを待って、質問を閉じるつもりです。 http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=88426 ご意見有り難うございました。
- FastLady
- ベストアンサー率100% (2/2)
AKasama58さん、はじめまして。 世界的規模で見ると、狂犬病は今もなお存在しています。 日本で最後に狂犬病が確認されたのは1957年で、 それ以後の発生は皆無ですが、世界では年間7万人(推定)もの 人命が狂犬病によって失われているそうです。 日本と同じように数十年狂犬病が発生していない国は、 イギリスやオーストラリア、スウェーデンなど先進諸国のうちの 数ヶ国に過ぎず(アメリカは入っていません!!)、 今だ地域によっては割合に身近な病気として認識されているようです。 1999年には、お隣の韓国でも死亡者が出ています。 従って日本国内だけで言えば、私もワクチンは必要ないのでは ないかと思いますが、伝染する上に発症するとほぼ100%の死亡率ですし、 他国から何らかの理由でウイルスが入ってきた時のことを考えると、 伝染を広げない予防処置として、やはり必要性を感じてしまいます。 特に最近のペットブームにより世界中からさまざまな動物や珍獣が密輸も含め 競って輸入されるような状況では、油断はできないのではないでしょうか。 ただ、多くの矛盾や疑問があることも事実です。 狂犬病は、人をはじめほとんど全ての哺乳類に感染する病気なのに 犬だけがワクチンを義務付けられていることや ワクチンの毎年接種の必要性や有効性にも疑問が残ります。 また、日本では狂犬病ワクチンが、一回の接種につき 約\3,000程度というのは、高いような気がしてなりません。 あるサイトにこんな掲載がありました。 狂犬病予防注射の値段 注射料金のうち 2,500円前後⇒獣医さん(獣医師会?)の収入 500円前後⇒自治体(市町村)の収入 登録料3、000円前後⇒自治体(市町村)の収入 ちなみに犬に予防注射を打つために最低限必要なものは 注射器(プラスチック使い捨て)、注射針1本(使い捨て)、 狂犬病ワクチン1ml、消毒用のアルコール綿花少々でしょうか。 これらの合計金額は、たったの「100円前後」でしょう。 参照URL http://www1.ocn.ne.jp/~tekitoni/000308.html また、この狂犬病ワクチンの接種期だけで 年間純利益の何割かを占めている獣医さんもいらっしゃると聞きます。 もちろん獣医さんも商売ですから儲けるなとは言いませんが、 義務化され接種率が高い狂犬病のワクチンは、 もっと値段が下がってもいいように思います。 利権の問題もあってなかなかそうもいかないのでしょうけど・・・ 混合ワクチンの原価も下記のURLを参照してみて下さい。 http://www1.ocn.ne.jp/~tekitoni/001120.html
お礼
詳細なデータの紹介誠に有り難うございます。 大変勉強になりました。 今後ともよろしくご指導下さい。 ところで、もしご存じでしたら下記の点も教えてください。 「イギリスやオーストラリア、スウェーデンなど先進諸国のうちの数ヶ国」の狂犬病ワクチン接種状況は、やはり日本と同様「励行」されているのでしょうか? 有り難うございました。
お礼
とっても参考になる文章でした。 特に「狂犬病の潜伏期間は1年以上の場合もあり、抑留期間中に発見されない可能性もあることである。 検疫のみでは狂犬病の侵入を防止できないとすれば、感受性動物である 犬の集団免疫を高めるために予防接種を実施しておくことが重要となる」という部分は、とっても理論的な説明だと思います。 これらの文章を読んで、私も「犬の集団免疫を高める」ことの大切さがよく理解できました。 「検疫」のみでは侵入を防止し得ないということは全く考えていませんでした。 ご指導有り難うございました。 今後ともよろしくお願いいたします。 一応、「諸外国での、狂犬病ワクチン接種」の現状についても意見を頂きたいので、未だ質問は締め切らずに、もう少し(今日の夕方くらいまで)皆さんの意見を待ちたいと思います。
補足
先程、読売新聞「気流」に、私自身の考えが「変化した」ことを含めて、再度投書しました。 いろいろと有り難うございました。