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女の子が妖精と撮った写真について。

昔、外国で、女の子が妖精と映っている写真が大騒ぎになったそうです。 しかし、問題の写真を良く見ると妖精が絵だと分りました。 しかも、女の子の表情も穏やか。 大体、本当に妖精を見つけたら、もっと動揺するはずです。 そういう写真であるにも関わらず、大人たちが妖精を本物だと本気で信じて大騒ぎして 妖精が「絵」であることが分るまで、物凄い年月が掛ったようです。 何で、周りの人間は妖精が「絵」だとすぐにバレなかったのでしょうか?

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  • Postizos
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回答No.3

多くは英語版のWIKIからの引用と、若干の意見を足して回答します。 http://en.wikipedia.org/wiki/Cottingley_Fairies 写真は女の子達だけが親のカメラを借りて撮ってきたそうです。 純真な少女が妖精を見ることができて、不純な大人は見ることができないと思われていたらしい。「少女」というものの純真とか聖性のようなものに対する思いも強かったのだろうと思われます。 写真はまず少女の母親達によって当時流行っていた神智学という団体に持ち込まれたそうです。 それでその団体の会誌に載せられました。父親はわかりませんが母親はどうも本物かもしれないと思っていたのでしょう。子供がそういうトリック的な写真を作れるとは思っていなかったのかも知れません。 神智学というのは多神教的な思想を取り入れた物で、全ての宗教に通じる神秘的な力の存在を信じる立場の運動です。その立場から少女が妖精を見ることができる好い例として使われました。 (神智学はその後ルドルフ・シュタイナーの人智学などに分かれましたが、人間を特別な存在と考える思想でもあると思います。) これを降霊術や神秘主義に強い関心を持っていた、シャーロック・ホームズシリーズで有名な作家のコナン・ドイルが目に留めて、大衆的な雑誌で発表しました。そしてそのネガの写真乾板(ガラス製です)を写真の専門家に送って鑑定させました。写真家の鑑定は「乾板は切り貼りをしたものではない」というものでしたがそれを写真が本物である証拠として取り上げました。 いまその妖精写真を見ると、合成の技術的にはともかく、少女のポーズとか場所の選びとか、確かに気持ちを動かす物があるように思います。原始的でわかりやすい。 また最初の方の写真は少しシャープネスの甘い写真のように見えます。 (今モニターで見るより、昔何かの本で印刷で見たほうが感じが出てて良かったように思います) その時代は産業が急速に発展して、大量生産や工場製品が急速に手仕事を駆逐して行く時代でしたから、デザインや芸術の方ではアールヌーボーという運動が起こって手仕事や職人仕事の価値を見直すような運動も対抗するものとして隆盛した時代でもあります。 妖精が存在するというような考え方も一種のカウンターカルチャーとして支持されたのだと思われます。 考えてみるとUFOとか空飛ぶ円盤の写真も今よく観ると、どう見ても何か機械部品の一部とか、吊り下げてるなとしか思えない物もたくさんありますが、子供だった私はけっこう興奮して雑誌を見た物です。 妖精写真にしても当時としても当然醒めた目はあったものと思います。 こういうのを本気にさせたら害になるという意見もあった一方では、子供が作った写真なんだから「いい話じゃないか」という風潮もあったそうです。(wikiより) 当時は少女の名前も匿名で、場所も秘密でインタビューなどを試みるマスコミもいなかったようです。ドイルが信じていたのか、意図的に騙したのかはわからない所と思います。 何か今の時代のほうがマスコミや世間が子供っぽい感じもします。

その他の回答 (2)

noname#201242
noname#201242
回答No.2

>大体、本当に妖精を見つけたら、もっと動揺するはずです。 それは理由にならないと思います。 何度か見ていて慣れた段階で撮った写真であれば、別に驚いていなくても自然だと思います。「理屈としては」ですが。 他のサイトを見ていたら、少女の視点が不自然という指摘がありましたが、そもそも昔の人物写真はカメラ目線でないのが基本です。 こういうのは今見ると明らかに切り抜きっぽいですが  ↓ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E5%A6%96%E7%B2%BE%E4%BA%8B%E4%BB%B6 ヨーロッパには伝統的に妖精の伝説が多いです。文化的影響もあって即座に却下されなかったのかもしれません。イギリスはキリスト教圏ながらもゴーストとかいろいろ話があるお国柄ですし。 でも、ウィキペディアには「作り物ではないかという指摘が当時からあった。」ともありますが・・・。 (日本だってカッパのミイラとか鬼の何とかありますでしょ・・・) 当時の写真の質みたいなものも影響あったんじゃないでしょうか。 今とは見た目の質も技術も違うし、手で彩色したりした絵画的な写真も普通にあったので、違和感が少なかったとか?? 今の感覚のまま判断はできないと思いますよ・・・ ネッシーの頃ですら、今とは写真技術も違うし、解析技術も違うと思いますし。

参考URL:
http://wonderlist.web.fc2.com/file/monogatari/006.html
  • dogday
  • ベストアンサー率29% (2313/7949)
回答No.1

コティングリー妖精写真は1916年のイギリスの事件。 日本での蓄音機の販売が1910年、タイタニックが死んだのが1912年、映画がトーキーで音がついたのが1927年。 35mmフィルムもなく、写真はカメラマンの仕事で、写真館で撮影する特殊技術。 CGもSFXも合成写真も知られていない時代には、トリック写真のトリックの知識がないので、否定しようがありません。 おまけのこの写真に本物のお墨付きを与えたのは、シャーロック・ホームズの著者コナン・ドイル。 高名な推理作家のお墨付き、知識のない個人が疑える、ネットもないのに情報発信できる? ネス湖のネッシーのニュースも1933年のイギリス発。ミステリーサークルも1980年代ですがやっぱりイギリス発で、事件の収束もコンティグリー妖精事件と同じ顛末。 この事件は、科学的な話ではなく、切り裂きジャックやタイタニック沈没事件などから新聞雑誌の一般普及によるタレントゴシップの歴史なのです。 ちょっとした嘘や噂がニュースで話題になり、有名になって、嘘って言えなくなったまま、流行が去ってニュース自体が忘れ去られ、当事者が死ぬ頃に当時の暴露話で決着する。 ホラ吹きを持ち上げる英国人の気性でもあるし、新聞を世界で最初に発行した国の噂話ならではの歴史ともいえます。

参考URL:
http://wonderlist.web.fc2.com/file/monogatari/006.html

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