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セルシオに4ドアハードトップが無かった理由は?

クラウンは3代目~10代目(150系)まで4ドアハードトップが用意されていてそれがメインでしたがではなぜ、同じ高級車であるセルシオは初代(10系)~3代目(30系)まで全て4ドアセダンで4ドアハードトップが無かったのはなぜですか?その理由は一体なんですか? あとクラウンは一時期2ドアハードトップがあったのにセルシオに2ドアハードトップが無かったのはなぜですか?

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  • corkey
  • ベストアンサー率59% (52/88)
回答No.5

 初めまして。  そもそも「ハードトップ」というのは、オープンカーの幌(ソフトトップ)に対して金属や樹脂などの硬性素材でそのシルエットを再現したものに端を発するというのは、ご存じだと思います。  その流れを受けて後席を持つクーペでもセンターピラーのないグリーン・ハウス形態を「ハードトップ」と呼ぶようになり、最終的にはセンターピラーを側面前後ウィンドゥの影に隠した「ヒドゥン・ピラー」形態とし、ドア・サッシュをなくしたものも「(ピラード)ハードトップ」と呼ぶようになりました。  ここまでハードトップの謂れを書いたのは、このハードトップ形態はピラーがなければ車台剛性上問題を含み、ピラード・ハードトップだったとしてもドア・ウィンドゥの保持の問題から車内の遮音性などに問題が生まれる危険を含むという事をご理解いただきたいからです。  翻ってトヨタ・セルシオがそもそも目指したものは「高級車=静粛なクルマ」というトヨタ開発陣が定めた定義を突き詰めることだったと言われています。そのため既存エンジンを積んで車体に山程の遮音材を載せるという「後付け対策」ではなく、「源流対策」としてそもそも静かなエンジンを作るという方法論を取ったと言われています。  ところがボディがハードトップだとすると、ドア・ウィンドゥの保持剛性の問題があって車内の静穏性がそこで崩れる恐れがあります。逆にここの部分を上げようとすると、当時の技術標準だった「サッシュ・ドア」よりも更にウィンドゥ支持剛性を高めた方が有利であり、結果として初代セルシオは4ドア車では国内の採用がまだ少なかった「プレスドア」を採用しています(日本最初のプレスドアでの4ドア車は、三菱ミラージュ(初代)の4ドア仕様ではないかと思います)。  そういう意味でセルシオは、より目指したものに対して純粋に応える設計であり、ドアを見てもそれは分かると言えます。  なおセルシオ2ドアについては他の方の回答の通り、3代目ソアラがそもそも初代レクサスSCとして開発されていますので、役割分担として存在しなかったというのが最も簡単な答えだと思います。  ご参考まで。

TwaaSki
質問者

お礼

詳しい回答ありがとうございます。静粛性第一のセルシオにとってハードトップは禁物だったんですね。 確かに10系と20系セルシオってドアの造りがクラウンとは明らかに違うのが見てわかりました。

その他の回答 (5)

  • phj
  • ベストアンサー率52% (2344/4489)
回答No.6

セルシオは、日本用の名前(当時は日本にレクサスがなかったから)で、海外では販売当初からレクサスLSとして販売しています。つまり、セルシオも世界戦略車だったわけです。 日本の場合、高温多湿で雨が多い環境からオープントップの車が売れず、したがって「ハードトップ」の車も売れることはありませんでした。ハードトップとは本来、プラスティックや樹脂などの硬い素材出てきたオープン用の屋根のことを指したからです。 そして、日本のメーカーはBピラーをなくしたピラーレスの車を「ハードトップ」と呼び、幾分スタイリッシュにして車種を増やして売っていたのです。つまり日本での「ハードトップ」は世界基準でいえば、まがい物というか間違いなのです。 なぜならイギリスやドイツ・フランスそしてアメリカのカルフォルニア州などでは気候の関係でオープントップの車が売れており、高級車になると自動で開閉するハードトップ付きオープンカーが主流になっていて、日本でいる「ハードトップ」というカテゴリはそもそも存在しないのからです。 したがって、世界戦略車であるレクサス=セルシオはセダンまたは2シーターを販売することにしたので、そこに日本風のハードトップは無い(無いというより、そんなものは売れない)ということになったわけです。

TwaaSki
質問者

お礼

ハードトップの意味は日本と外国では全く違うんですね。 やはり世界でも販売するレクサスやセルシオは日本独特の物は採用しないんですね。

noname#230940
noname#230940
回答No.4

ウィキペディアでクラウンの項目を見ると、11代目はボディ剛性をより向上させるためセダンになったという記述があります。 そこから憶測すると、海外でレクサスとして販売するセルシオは、最初からボディ剛性を高くしておくためにセダンだけと言うことにしたのではないかと思います。 2ドアに関しては、セルシオが出た時点で、クラウンにも設定がなくなってますし、ソアラがレクサスSCとして販売されたから、わざわざ作らなかったのではないかと思います。 クラウンを2ドアにするのと、ソアラでは、後席の乗り心地などがだいぶ違うでしょうけど、そもそも2ドアを求める人は後席のことはあまり気にしないのでしょう。そう考えれば、クラウンに2ドアを設定するより、ソアラという違う車にした方が需要も多くなったのではないかと思います。

TwaaSki
質問者

お礼

回答ありがとうございます。やはりハードトップはどうしてもドアの頑丈さがダメなんですね。 ソアラってセルシオの2ドアバージョンだった車なんですね。

  • no_account
  • ベストアンサー率45% (1660/3617)
回答No.3

ハードトップはスタイルを優先して設計するのでセダンより屋根を低く設計するのがセオリー セルシオクラスの車で居住性を犠牲にしてどうする?

TwaaSki
質問者

お礼

ハードトップってセダンより低くなるんですね。

noname#203454
noname#203454
回答No.2

だからぁ、何度も言うように国産車で世界的に高級車って胸張って言える車は無いって。 トヨタには正式なハードトップってカリーナEDとコロナExiveしかありません。 トヨタ得意のイカサマ商法ですね。 トヨタに高級車なんて存在しないんだから、いい加減にしたら?

TwaaSki
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

  • rgm79quel
  • ベストアンサー率17% (1578/9190)
回答No.1

ちょうどその頃”ピラーレス車は安全性が低い”と指摘されたからです。 その後はピラードハードトップ車はリリースされましたが やはりサッシュレスドアの車体は硬性不足だったからです。 クラウンの2ドアハードトップはソアラになりました。 ソアラはクラウンより上の価格帯で 格としてはセルシオに被っていたので セルシオクーペをリリーすることはありませんでした。

TwaaSki
質問者

お礼

ハードトップってドアの頑丈さがかなり下がるんですね。 ソアラって、クラウンと同格では無くセルシオと同格だったんですか。初めて知りました。

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