食品偽装のリッツカールトンの総支配人の釈明
下記の記事の「日本特有」という釈明はアメリカでは通用すると思いますか?
個々に見れば国別に特有の事なのは確かですが、国ごとに固有の事情があるのを理解する責任は1泊数万円のホテルの支配人には当然あると思いますが。
例えば日本だったら、日本酒に使われるコメは品種だけでどこの田んぼかなんて問題になりません。でもフランスでワインに使われたブドウの畑が一つ隣の畑だった場合には大変な偽装問題になるでしょうし、それが「フランス特有の事情だ」では済まないと思いますので大変不思議な感じがしました。
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食品偽装 産地表示しないアメリカなら「エビはエビ」で終了- NEWSポストセブン(2013年11月20日07時01分)
名門ホテルから百貨店など、次々と発覚する食品偽装問題。世界的なホテルチェーンとして知られる『ザ・リッツ・カールトン大阪』のオリオル・モンタル総支配人は、記者会見でグローバルな視点から今回の騒動をどう受け止めているかを問われ、こう答えた。
「日本特有の問題と受け止めている」
高い品質とブランドにこだわる日本だから、今回の事態が生じた──そう言いたかったようだが、自らの責任を棚に上げた言い分には唖然とするばかりだ。
産地の表示は、国の文化や国民性により大きく異なる。食品ジャーナリストの吾妻博勝さんが解説する。
「例えばアメリカでは、えびだったら『シュリンプ』という表示があるだけで、産地やブランドの表示はない。それが当たり前と受け止められていて、消費者も『えびはえびでしょ!』と考える。そもそも偽装をする必要性がないんです。逆にヨーロッパでは、とくにフランスやドイツでは提供する側の意識やプライドがとにかく高い。消費者の求めるレベルも高いですが、それに真っ向から応えようとするんです」
http://news.infoseek.co.jp/article/postseven_226936