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アルミ製ドリブンスプロケットの寿命
社外品でA7075の材質でアルマイト処理で表面硬化している物の市販されていますが,S45C( 表面硬化しているかどうか知らない)と比べて寿命はどれほど違いがありますか?
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大昔FZ400Rに入れた事有りますが、3000kmでチェーンが噛み合わなくなる位減りました。 レース用の部品なら1レース持てば良いと言う事なのでしょう。 あれから20年経っていますが、大型SSに純正でアルミスプロケットのバイクが無い所を見ると耐久性は厳しそうですね。
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- LB05
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実際に比較したワケではないので予想の範疇ですが。 まず前提条件は・・・ ※A7075をそのまま使うとは考え辛いので、最強のT651とします。 ※『アルマイト処理で表面硬化』とのことですが、硬質アルマイトは酸化被膜の強度を上げるだけなので、材料強度には影響しないとします。 また陽酸化被膜(アルマイト)は種類によってμ(表面の摩擦係数)が最大で10%程度変わりますが(μが変わると摩耗に影響します)、アルマイトの種類が判らないのでμの差は無視します。 ※S45Cのスプロケは、慣例に則り歯先高周波とします。 ・・・っと過程して。 歯先高周波とすると鋼製(S45Cの方)の強度は690N以上はあるワケで、対するアルミ製(A7075の方)は600Nに届きません。(確か560とか570とか、そのくらい。) 摩耗とは表面の切削なので材料強度で比較出来るとすると、アルミ製は鋼製の80%程度しか持たないことになります。(念の為・・・切削=材料の切断なので、数値的には引張強度の60~70%程度が限界となるはずですが、ここでは単純に引張強さだけで比較しました。) 実際にはチェーン側への攻撃性もあるので、チェーンのばね材が相手だと『一方的にヤラレっぱなし』になるアルミスプロケは、材料強度上の比較よりもっと寿命が短くなると思われます。 また時間強度(疲れ強さ)も関係するとすると、話は更にアルミに不利になって(本来疲労限界がハッキリしないアルミですが、このクラスの高強度アルミになると明確な疲労限界が現れます)、鋼製と比べたら倍~半分ぐらいでしょう。 っというワケで非常にアバウトな回答ですが。 アルミ製スプロケの寿命は鋼製スプロケの半分~70%程度(ワーストでは50%ぐらい、ベストでも80%には達しない)と見ておけばそれほど外れない様な気がします。
お礼
金属の特質を踏まえて回答してくださりありがとうございました。参考になりました。
お礼
経験をある回答をしてくださりありがとうございました。やはりレース用の品物の用ですね。