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毎時13、37、新大阪発ののぞみが遅い訳
毎時13、37、新大阪発ののぞみは、前後ののぞみと比べて3分東京着まで時間がかかっています。 単なる好奇心ですが、どうして、このようなダイヤになっているのですか?
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早朝や深夜の「のぞみ」は東阪間2時間半ぴったりだったり、 ちょっと遅かったりと、細かく見ると東海道新幹線のダイヤは 列車によって微妙に違ってるんですよね。 で、この2列車、37分発は先行する「名古屋-東京で不規則に 停車する」のひかりを抜けずに、13分発は先行する「こだま」を 小田原で抜けずに遅くなってることが、時刻表を詳細に検討 すると分かります。 ちなみに、小田原で抜けない「こだま」は、やはりこれまた先行 する不規則停車の「ひかり」に振り回されていることが分かり ますので、要はこの2本の「のぞみ」、「ひかり」が名古屋-東京 間で不規則に停車することの「あおり」を食らってるワケです。 まあ、名古屋-東京で「ワガママ」やってる「ひかり」を、敢えて 避けた結果遅くなっちゃったということかと。 あと、「のぞみ」を細かく見ていると、新大阪発車のパターンで 必ずN700が使われている時刻があるはず。確かダイヤ上N700 指定、という「急がないと所定時間じゃ走れない」スジもあって、 これも「ひかり」がらみだったと記憶してます。 なんにせよ、一筋縄じゃいかないんですよ、東海道新幹線は。
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- platinum58
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東京47分着「こだま」ですが、 小田原で、新大阪40分発「ひかり」と10分発「のぞみ」を待避し、 13分発の「のぞみ」を待たずに発車します。 これは、折返しの関係かと思われます。 47分着「こだま」は03分発の岡山行き「ひかり」として折り返します。 もし、小田原で新大阪13分発「のぞみ」まで待避してしまうと、 「こだま」の東京着が50分頃となり、折返し時間が13分間しかないため、 車内清掃・乗降車の時間が十分に取れません。 一方、新大阪37分発「のぞみ」ですが、 こちらは新大阪40分発「ひかり」の影響で40分発に出来ず、 さらに、名古屋付近では新大阪16分発「ひかり」に近づく関係で、 「名古屋までが遅い」です。 ただ、名古屋から先は他の「のぞみ」と10分の等間隔になり、 ほぼ同じ所要時間になります。
お礼
こだまの折り返し、前後のひかりの影響、わかりやすい解説ありがとうございます。 折り返しだけでなく、このこだまは小田原で2本、すでに抜かれるのですね。2本の通過待ちも、なんだかなという気持ちですから、さすがに3本の通過待ちは、こだまの乗客に不評になるのかも知れない気がしてきました。 ベストアンサー、全員に出すことできないのが残念です。 回答くださった皆さん、ありがとうございます。よくわかりました。
- kuma-gorou
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東海道新幹線の基本ダイヤは、早朝・深夜を除き、「のぞみ-ひかり-こだま」が、東京⇔名古屋間では、1時間あたり10-2-2本。名古屋⇔新大阪では、10-2-1本の設定です。 これは、波動輸送にも対応する為に、設定されたパターンダイヤで、常に、そのスジがフルに使われる訳では有りません。使われないスジは、空(から)スジと呼ばれます。 ちなみに、基本パターンダイヤの「のぞみ」は、10分間隔運転の6本で、そこに「3分遅れの雁行のぞみ」か「3分先行のぞみ」が4本入ります。 その間を縫う形で、「ひかり」と「こだま」が設定されています。 「こだま」は、「のぞみ・ひかり」の3分後を追う形で、後続列車との間隔が7分の時は、最初の駅では、退避なし、次の駅で退避。後続列車との間隔が4分の時は、退避ありとなります。 いずれにしろ、「のぞみ」が「こだま(停車するひかり)」を追う時、減速で列車の間隔が詰るので、中間駅では、のぞみのパターンに若干の乱れが生じます。 とりわけ、唯一退避線設備のない「熱海駅」は、ダイヤ編成上のネックになるのです。
お礼
基本ダイヤの解説、ありがとうございます。 >「3分遅れの雁行のぞみ」か「3分先行のぞみ」が4本入ります。 こだまに乗っていると、2本ののぞみの通過待ちがありますので これは、時刻表をみていて、私でもなんとなく読み解けました。 そこで今回の質問になったわけなのですが、 13分は10分の「3分遅れののぞみ」ですが、名古屋ー新横浜間で、こだまが入り込んでくるわけです。10分は逃げ切り、13分は逃げ切れずにこだまのために3分延着するわけなど、知りたいところです。 >とりわけ、唯一退避線設備のない「熱海駅」は、ダイヤ編成上のネックになるのです。 この辺が、なぞを読み解くヒントなのでしょうか。 ありがとうございます。
- kuma-gorou
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この列車が3分遅いのは、熱海付近で、先行する「こだま」に頭を押さえられ、スピードダウンせざるを得ないからです。(小田原で追い抜きます) ちなみに、のぞみが先行列車の制約を受けない場合、ダイヤの余裕時間を加えても、2時間30分。 規格ダイヤでは、2時間33分ですから、どこかで、ひかり・こだまのスジが当っています。 なお、東海道新幹線は、全ての区間で最高速度(270Km)で運転しているワケではありません。 東京⇔品川間と熱海駅付近は、線形が厳しく、速度制限があります。 また、先行列車に8Kmまで近づくと、減速せざるを得ません。 とりわけ、熱海付近は、戦前に計画された弾丸列車(最高速度160Km)の用地を活用している上に待避線が取れないので、ダイヤ編成上の足枷になる箇所です。 ※現状、のぞみは、先行列車の制約を受けない場合、本則180Km+傾斜装置で15Km=195Kmで通過できます。
お礼
>規格ダイヤでは、2時間33分ですから、どこかで、ひかり・こだまのスジが当っています。 ありがとうございます。 どこでスジにあたっているのかは、やはり、ダイヤグラムの線を引かないと、見えてこないですよね。新幹線の超過密ダイヤを読み解けると、いろいろ楽しいですね。ありがとうございます。
お礼
なるほど、先行するひかりとこだまの影響なのですね、解説ありがとうございます。 >必ずN700が使われている時刻があるはず。 昔、同じ所要時間でも、乗り心地の良いのぞみと、加速減速が多くて乗り心地のわるいのぞみがあったのは、このせいですね。納得です。