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テニス
錦織選手の強さの秘密は?
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- merciusako
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(1) 精神的な強さ 競った内容の時や格上の選手との対戦時に、劣勢であっても気持が折れずに向かっていけること。 元々走り回って相手のショットを返しまくって、相手のミスを誘うか、甘くなったショットを切り返す、という守り型のテニスだったので、精神的な強さは折り紙付き。 (2) サービス力の向上 以前はサービスに力がなく、弱点と言われ、サービスキープに苦労しており、相手のサービスゲームをブレークすることで何とか対等にもつれる勝負をしていたが、サービススピードも上がり、サービスコースもワイド、センター、ボディーと打ち分けられるようになったので、サービスキープしやすくなり、結果として勝ちやすくなった。 また、勝ちやすくなったことで体力温存も可能となった。 (3) レシーブの質の向上 相手のセカンドサーブになったときのレシーブのバリエーションが増えたので、レシーブエースも狙えるし、自分の展開に持ち込みやすくなったことから、相手のサービスによりプレッシャーをかけられるようになり、サービスブレークがしやすくなった。 (4) 全体的な筋力の向上 以前はベースラインから下がった形の守備的なポジションだったが、筋力が向上しスイングスピードも上がり、相手のショットに打ち負けなくなったので、よりベースラインに近いポジションを取ることが可能となり、高い打点やより早い打点からエースを奪えるようになった。 また、ベースラインから下がらないポジションなので、チャンスボールを打ってからのネットへの詰めも早くすることができ、ネットポイントも圧倒的に増えた。 (5) 意外性 相手の読みにないショット、ドロップショットやロブ、ショートクロスなど多彩なショットを織り交ぜることによって、相手のリズムを壊すことが可能。 ワンパターンのテニスではないため、相手としては錦織選手の配球が読めなくなりミスが多くなり自滅する。 身長178cmと小柄でこれといった絶対的な武器がないからこそ、「どうすればポイントが奪えるか」を小さい頃から考えてきたのだと思う。 防御中心の粘り型のスタイルから、技術レベルの向上と筋力アップによる展開力の多彩さによってエースを奪えるスタイルに変化してきましたから、長時間の接戦にも精神的、肉体的、技術的に崩れることがなくなり、自分のテニスへの自信が深まり、自分を信じることができる状態になったと思います。 ある意味、ランキングNo.1のジョコビッチ選手と同じように、何でもできるオールラウンダーになったと言えます。 肉体的に万全であれば、接戦の可能性は大です。 大事な1ポイントを取れるかどうかの勝負になるでしょうね。 錦織選手がジョコビッチ選手を意識しすぎて、「より厳しいコース」「より強いショット」と思ってしまうとジョコビッチ選手の術中に嵌まるでしょう。 もちろん勝って欲しいですが、「これが錦織のテニス」というのを貫いて欲しいと思います。 長文になりました。 申し訳ありません。