文面から、教職経験は長くないか未経験の方かと推察して回答させていただきます。
4年生の教材として採用している教科書が多数あります。
実施するのは、教科書付属の指導書に書かれています。諸々ありますが、彼岸花の咲いている時期にするのが最も良いと思います。
教材の工夫とありますが、質問者様がこの物語のなにを子どもたちに伝えたいのか(大人になった時に心の片隅に覚えていてほしいのか)が明確になっていないと、楽しい授業にはできません。表面的に面白い授業ではなく、内容に深く迫る面白さを追求してほしいです。
まずは他の回答者様のおっしゃられているように、しっかり教材を読んでみることが必須です。
私は、この物語のキモは『兵十とごんの感情のすれ違い』による悲劇だと考えています。
ごんは兵十のおっかあを死なせてしまったと思い、『おれとおなじひとりぼっちの兵十』につぐないをします。しかし、兵十にはごんの思いは届いていません。ごんの死の場面ですら、『ごんがいつも栗をくれたこと』は知ってもらえますが、『なぜそうしたのか』は伝わっていません。ごんは献身的に兵十に尽くしたにも関わらず、ただの『いたずらぎつね』だと思われていたのです。(子どもたちは、兵十の気持ちを『おっかあを死なせた憎いきつねだ」と誤読しがちです)
このすれ違いを知っているのは、物語を読んでいる子どもたちです。ごんが兵十に期待していた『おれとおなじひとりぼっち』のさみしさは、兵十に伝わらなかったのです。そうした、自分の気持ちを分かってもらえなかった悲しさが、子どもたちの心を打つのです。そして、自分の気持ちが、はたしてどれだけ友達に届いているのだろうかと不安にもなるのです。
質問者様が子どもたちの心を打つ授業をする手助けになればと、好きに書き散らしてしまいました。
乱文乱筆、ご容赦ください。
お礼
回答、ありがとうございます。今後参考にさせていもらいます。
補足
回答、ありがとうございます。今後参考にさせていもらいます。