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犬のしつけについての質問
- 犬のしつけを改める方法について知りたいです。トイプードルの子犬を飼っていますが、癇癪を起こすことがあります。トリマーや獣医に相談したところ、プライドが高く頑固な面があるタイプの子だと言われました。しかし、少しずつ改善してきています。
- 犬の性格やしつけについて、前に飼っていた犬と比べて驚いています。マテやトイレトレーニングは比較的楽な方だったと思いますが、食が細くおやつに対してはあまり興味がありません。猫のようなおとなしい性格で、人や犬には問題がありませんが、物音や欲しいものに対する要求吠えが増えています。
- 犬のしつけで酷く怒るタイミングや洋服の着脱、下半身の触られることが苦手などの問題行動があります。散歩やキャリーバッグには抵抗がありますが、人や犬には怖がりません。上下関係がまだ定まっていないことが問題だと感じています。プロの意見や経験談を聞きたいです。
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まず始めに。 >やはり上下関係がまだちゃんと出来ていない為に起こることだと思い、改めて1からしつけをしていきたいと思いました 『上下関係』をキッパリ捨ててあげてください。 単純に書くとですが、現状のお困りのことは対立関係に起因しているように見受けられます。 まずですね、 >トリマーさんにも獣医さんにも、この手のタイプの子はプライドが高くて、頑固な面があるので~ ここから愛犬がどのような性格傾向かを、じっくりと考えてみてください。 (プライドが高い)自負心、自尊心が強い。干渉を嫌い、自分の行動・したいことを大切にする。 (頑固)自分の態度や行動を他者からの干渉で曲げない。 トリマーさんも獣医さんも、日本語としての意味を重視されたのでしょうし、おおよそこういった性格傾向であることが読み取れます。 人間でもいますよね。 こういった性格の人に『俺がボスだ。君は下だ』といっても、納得材料となる何らかの取引や報酬が必要で、そういった社会通念上の感覚が相互に無い場合、例えば趣味や近所の集まりで『私がボス、従え!』といったところで、そりゃ唯々諾々と従うわけなんて無いということです。カチンときて、つまり対立関係を生み出すのが関の山でしょう。 もうひとつ考えてあげて欲しいのは、ボスにしろ上下関係にしろ本来の理想像です。 おおよそ会社でもこうだと思います。 『下の立場の者が、あの人が私のボスだ』です。 決して、 『上の立場になりたい者が、私がボスだ』 こうではありません。 上下関係というのは、良い関係性を保ち、結果として完成するだけです。 目標とすべきことではありませんから『犬に上下関係を解らせる』なんて愚の骨頂です。 完成される時は、下の者が認めたときだけ。 上の者が、何らかの手段で上下関係を認めさせるというのは、これはギャングの世界です。 目指すべきは『認められるだけの飼い主になる』ことです。 勘違いして欲しくないのは、pooh_buzzzzzさんがこういった誤った考えに固執しているという事ではないのです。 その証拠に(プライドが高く)(頑固)という性格傾向にかかわらず、改善点がある訳です。 これは自然な関係性を大切にして、愛情を伝えたからに他ならないはずです。 ゆっくり、少しずつですね。 そうされてきたから、現在の愛犬の姿があるわけです。 ただ、無意識的に使ってしまうのが上下関係の怖さです。 だからキッパリと捨ててあげてください。 と、申しますのもご質問を拝読する限りですが、このタイプの性格だと我が儘を助長させない対応と、上下関係が紙一重になるはずです。 私が読んで感じた性格傾向ですが、(プライドが高い)(頑固) ここに更に(警戒心の強さ)(自立心の乏しさ)(恐がり)を強く感じます。 >人も犬も怖がらず向かいますが これはおそらく『本当の恐怖・危険』を知らないからです。 知らないけれども警戒心は強い。 だから向かっていける、ということです。 >ドッグランなどでも走り回ったりすることなく、大体私の側にいて歩いています。 言い方を変えると、保護者の側を離れない、ということです。 これは(抱っこをせがむ)(キャリーバッグに入りたがる)これらもそうですね。 気性の強さが前面に出た犬は、こういった行動は取りません。 気性の激しさを支えるのは自立心です。 第三者に頼りながら出てくる気性の激しさなんてありません。 そして(物音に吼える)というのが決定的です。 攻撃的になっているのではなく、怖いものが多すぎるというべきタイプだと感じます。 >徹底してやった方がいいこと 世界の広さというものに徐々に慣れさせてあげてください。 自然のもの、人工物、いずれも怖いもので溢れかえっているはずです。 もうひとつは声かけ。 ご質問を読む限り、身体を触ると呻るというのも、怖いが発端だと思います。 怖いというのは解らないから起こることです。 天井のシミが怖いという子供だって、それがコーラを開けたときに吹き出した跡だと知っていれば怖くないわけです。 声かけというと、甘やかしに直結して感じられるかも知れませんがそうではありません。 人間の大人だって病院で注射をされると、必ず声をかけられますよね。 『注射しますよ』 無言で針をブスッと刺す看護師なんていません。 今から○○をする、という予告を受け、その意味を理解すると身体を触られる理由を覚えることができ、それこそが声かけをする理由です。 犬は普通に200~300ぐらいの単語を理解できます。訓練すれば現在確認されているところで1022単語まで心理学者がテストで実証しています。 喋ることで通じますから、今からする行動を予告して呻る必要を無くしていってあげてください。 >してはいけないこと等 しつこいですが、上下関係を用いた躾。 これをすると愛犬の性格から対立関係が深くなることが懸念されます。 呻る、というのは犬にとって嫌だということです。 本当に気性が激しい犬は、警告にうなり声を用いません。 空中をカチンと空噛みしたり、視線と毛並みで警告します。 といっても、上下関係を作ろうとされているところで、いきなりそれを否定されても理解が追いつかないと思います。 以下は説明です。 長いので必要に応じてどうぞ。 元々はディビット・メカ(日本読みならミーク)というオオカミの研究をしていた方が発表した論文が元で、この論文を一部のドッグトレーナーが犬に取り入れたのが発端です。 研究者からすれば『オオカミについて発表したのにドッグトレーナー?』という感じだったでしょうが、問題はここから更に発展します。 オオカミの研究ですが当時の研究機材と環境で国立公園が選ばれたのですが、ここにいたオオカミは各地にいたオオカミを保護してきた固体だったのです。 つまり本来は群れにならない固体が、国立公園の広大な土地とは言え無理矢理に押し込められた状態。なにせ相手は一日の移動距離が20キロや30キロという動物です。少々の広さがあったぐらいでは充分な固体間距離を保てません。 ここで自然環境とは違う行動を取るようになったのが、アルファという存在をボスにしたピラミッド構造です。 つまり上下関係や強弱による群れで、ボスの存在ですね。 ところがその後、研究が更に進み、機材の発展も有り追跡調査のレベルが格段に進歩しました。 等のディビット・メカ氏も研究を続けていらっしゃったのですが、ここで自然状態のオオカミの群れは『家族関係』であったことが判明します。 要するに『とーちゃん、かーちゃんとその子供』で、本当の自然状態にあるオオカミ、つまり生物として持っている習性は上下関係ではなく家族関係だったわけです。 もうちょっと突き詰めると、『家族で協力して狩りをして、家族で分けて食べる』という共同作業と依存関係ですね。 当然ながらディビット・メカ氏は間違いを訂正した論文を発表されます。 けれど説を元に発展させて上下関係をトレーニングに持ち込んでいたトレーナーは、この発表を無視しています。 というのが、ここ30年ほどの流れです。 これ以前から犬を飼っていた人は知っていますが、長い犬と人間の歴史に対して、ポンと出てきたトレーニング方法なんです。 ちなみにディビット・メカ氏が間違いを修正されて、20年近く経っています。 未だ氏は、犬に間違った説を用いるなと啓蒙活動をされていますが、これを無視してか知らずか、一部のトレーナーが上下関係を唱えています。 この上下関係を用いるのは今日では一部のトレーナーになってきていますが、困ったことにこの一部のトレーナーは本も出版しています。 読んだ人は、そのまま信じる。信じた人がまた人に伝えるという図式が出来ています。 要するに、こういった情報が未だに出回っているのが問題で、pooh_buzzzzzさんにも本を読んで知った人にも全く罪はありません。 ただ、捨ててあげて欲しいのです。 単に間違っているなら、こういったことを態々書く必要は無いのですが、この上下関係を元にして犬を見て躾をすると弊害があります。 ずばりひと言でいうと『犬と人間の対立構造』を生み出します。 ややこしいのが、 1)犬が上下関係を元に躾けられ、その圧力に屈した場合は命令に従う。 2)圧力に屈しない犬は、圧力を加えた人間と対立する。 3)約20年ぐらい前にこの方法を学んだ獣医で、その後に新しい知識を仕入れなかった獣医が存在し、この場合は飼い主に上下関係を話す。 順に書くと1)は、言葉にすると『理性的ではない行動を、我慢して受け入れ、いずれ慣れて置かれた環境に麻痺する』ということです。ブラック企業に勤める社員さんみたいですが。 対して2)は、性格的に圧力に屈せず反発するということです。こういった性格の犬ですが反発させるようなことを人間がしなかったら、自然と人間を慕うのも犬です。 3)については医学の世界は進歩が激しいので、医療面の追いかけを熱心にした故のこともあるかも知れません。元々トレーニングは獣医の専門ではありません。 患者に聞かれるから勉強する、した、というのが本当のところでしょう。 ですので今日では獣医学の中でも”行動学”という分野で、専門化が進んでいます。こちらの先生も講演等で私が知る限り、上下関係についてはやんわりと言葉を選んで否定されます。 とはいえ、獣医学会が態々公式声明を出すというのは、日本も海外も同じ面があるのでしょう。患者が聞くと答えるというのは避けられないはずです。 今ではアメリカドッグトレーニング協会も同様の公式声明を発しています。
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- 山田 太郎(@f_a_007)
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>やはり上下関係がまだちゃんと出来ていない為に起こること・・・ これは、もはや歴史のゴミ箱に葬りさられた旧い誤った躾理論ですね。21世紀の今日では、軍用犬だって「上下関係論」(=ドミナンスセオリー)に基づく訓練はしていませんよ。彼らは、次の真理に基づいて訓練されています。 >犬は、褒められたことは繰り返す。 >犬は、褒められることは進んでする。 いわゆるABC分析、行動随伴性などの行動学の成果を取り入れた訓練が主流ですよ。 http://wanlife.org/entry14.html このサイトは、一応、その線に沿っているようです。 ところで、「上下関係論」(=ドミナンスセオリー)の弊害については、米国獣医行動学会が声名を出しています。 http://avsabonline.org/uploads/position_statements/dominance_statement.pdf http://avsabonline.org/uploads/position_statements/Combined_Punishment_Statements1-25-13.pdf これらは、次に紹介するサイトで少し翻訳紹介されています。 なお、数多ある躾本の中で米国獣医行動学会に属する獣医師が監修しているのがあります。私が、参考にしているものです。 http://www.seitosha.co.jp/47_3067.html 20年前に入学したドッグスクールは、かなり上下関係論に影響されたトレーニングメニューでしたね。それが、今や、イアン・ダンバー博士のビデオを参考にしたりと、徐々に様変わりしてきています。ここ数年は、月に一度の頻度で<褒めて躾ける>訓練士さんに指導を受けています。その結果ですが、全然違いますよ。ホームセンター、電器店、図書館などに連れて行ってもOKな子に育っています。正に、「犬は、褒められることは進んでする」の勝利です。 <褒めて躾ける>へ一歩接近を!
お礼
回答ありがとうございました。 そうだったのですね… 驚愕の事実といった感じです。 両親に前の子と比べられたり、この子を否定される度にとても悲しく、悔しい思いだったので、少し躾躾…で躍起になってしまっていたのかもしれません。。 褒める躾、早速実践しています。 怒られているのはわかるようになってきているので、同じように褒めても反応してくれるようになってもらうようにいい事をしたら褒めていこうと思います。 両親に何と言われようと、私はこの子を信じていこうと思います。
- rimurokku
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基本、犬は群れを作り上下関係がはっきりしています。 上の物には絶対に服従で、自分の立場が上であると認識すると、大変攻撃的でワンマンに成ります。 飼い主に対しても、上の立場で有ると思い込んでしまった犬は、ある意味不幸なことと成ります。 早い段階で、飼い主より下の立場で有ると認識させなくては、日常にいろいろと問題を起こします。 かわいいとか無理は可哀想とか考えて、犬の立場を錯覚させたままにしておくのは良い事では有りません。 可哀想と思うなら、飼い主が上の立場で有るとしっかり認識させましょう。 少々乱暴でも、飼い主に逆らったときにはしっかりと叱りつけ、多少強引であってもひっくり返したり無理に押し付けて飼い主の強さを見せつけてください。 その上で、あお向きな姿勢でおなかをさすり、静かに成るまでその姿勢を保ってください。 少々暴れても、一度飼い主にはかなわないことを覚えれば、その後は従順に成り、ご飯を与える時に待たせたり色々な躾や芸当も覚えてくれるはずです。 間違ってもやってはいけないことは、頭を叩いたり餌を取り上げたりはしないでください。 歯をむき出したからと言って、無理に口を押えるのも良くありません。 かみつけれ無いように上から押さえ、ひっくり返しておなかを抑え込むようにしてください。 飼い主の立場が上であると認識して、それに従う喜びを覚えれば、その後の犬の日常は穏やかで幸せなはずです。 頑張ってください。
お礼
回答ありがとうございました。 うちは実家がすぐ近所にあるので頻繁に両親に会うのですが、前の子は両親にとても良く懐いていて、性格も明るく、賢い子だったので、今の子と比べられたり、良く思われていないような発言を聞く度にとても悲しく、悔しい思いをしていました。 少しずつでも進歩しているといっても怒った姿を見ちゃうと否定されます… 私は犬は悪くないと思っているので、どうにかするのが私の役目だと少し背負い込んでいました… 前の子は確かに明るくて元気良くて、扱いやすくて可愛かったけど、トイレをマスターするまでにかなりかかったし、ケージ内ですらベッドにしちゃうし、うんちは踏むし、食糞するし、食に貪欲すぎる為の悩みもあったし、悪戯も多かったし、、で初めて犬を飼った私は少し育犬ノイローゼになるくらい悩んでいたんです。 でもこの子の今の月齢になる頃には落ち着いて賢くなっていたので、少し自分の中でも焦りがあったのかもしれません。。 でもやっぱりこの子を守れるのは私だけだと分かったので、しっかり躾をすることがこの子の為になると分かり、根気強く頑張っていこうと思いました!
お礼
回答ありがとうございました。 上下関係は間違った認識としてこんなにも広まっていたのですね…驚きました。 これからはその概念を捨ててこの子に接しようと思います。 この子に信頼してもらえるように、私がこの子を信じてあげなければと思いました。 両親がこの子を否定する度に、私自身とても悲しく悔しい思いをしていましたが、この子から私のことを認めてもらえるようになれば、両親から何と言われようと悔しく思うことがなくなると思いますね。 初めて犬を飼い始めた時に比べれば、今ではだいぶよく話しかけるようになったと思いますが、もっともっと話していこうと思います。 愛犬も成長しているのだから、私がもっと変わらないと、、と感じました。