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外交官特権の放棄

外交官本人が、自身の意思だけで外交官特権を放棄し、赴任国の警察に逮捕してもらい その国の裁判を受けることを選択することは、可能なのでしょうか? ドラマの 刑事コロンボ で、 外交官の犯人が外交官特権を行使して逮捕は免れようとしたものの、自国の国王にはバレて自国の裁判では確実に有罪・死刑が必至 それならばと、外交官特権を放棄しアメリカの裁判を受けることを選択するという話がありました フィクションの話ではありますが、現実には外交官本人が、自身の意思だけで外交官特権を放棄できるのでしょうか?

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  • norikhaki
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回答No.1

外交官特権を定めている 外交関係に関するウィーン条約では 第三十二条 において派遣国が特権の放棄できるととありますので その場で放棄することはできないでしょう。 亡命をすれば外交官ではなくなりますから その場合はアメリカで裁判を受けることになるのではないかと思います。

tl200r001
質問者

お礼

劇中では、架空の国の国王が、特権放棄を容認し、犯人は めでたく(?!)希望通りにアメリカの裁判に委ねることを選択できました 実際には、いきなりその場で放棄なんてできないのですね でも、亡命を経れば可能性はあるということですね ご回答ありがとうございました

その他の回答 (1)

回答No.2

あの番組は確かに眉唾的でした。 コロンボは、勝手に大使館内に入り、警察権を行使して犯人捜しすることは出来ません。 外交官には任命権者が居ますから、その選任者から罷免されるまでは、勝手に身分を捨てることは出来ません。大使館外に出て亡命を希望し、当事国から認められた場合にのみ、外交官特権の放棄が可能になります。 両国間で犯罪者引き渡し条約が締結されていれば、犯人はいずれ本国に送還されることにに成ります。 いずれにしても、大使館内の事件については、コロンボに捜査権はありません。

tl200r001
質問者

お礼

一応、コロンボは犯人である外交官の承諾を得て、館内に入っていました。 後半、その外交官から閉め出されたりもしましたが クライマックスで、国王自ら、自国かアメリカかの選択を与えたので、その架空の国では、国王にも罷免の権限があったのかな と、解釈しました