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降圧剤と緑内障の関係

緑内障の原因のひとつに、眼圧の上昇があります。 眼圧の上昇は、血流の悪化により起こります。 ということは、血流を悪化させる降圧剤の副作用が緑内障なのではないかと推測し、調べたところ、やはり大量の体験談が見られました。 これは事実でしょうか。 特に、お医者様や専門家の方にお聞きしたく思います。 どうぞよろしくお願いいたします。

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  • rokutaro36
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回答No.1

(Q1)緑内障の原因のひとつに、眼圧の上昇があります。 (A)その通りです。 (Q2)眼圧の上昇は、血流の悪化により起こります。 (A)これは、違う。 眼圧の上昇は、房水の流れの悪さから起きます。 (Q3)血流を悪化させる降圧剤の副作用が緑内障の原因 (A)(Q2)で述べたように、眼圧上昇は、血流の問題ではない。 なので、この理屈では、降圧剤の副作用が緑内障の原因とは 言えない。 逆に、降圧剤は、血管を拡張して、血液の流れを良くすることで 血圧を下げる薬もあるので、降圧剤が血流を悪化させるとは 言えない。 日本人で降圧剤を服用している人は、2割。 緑内障で治療を受けている人は、1%と言われています。 しかも、高血圧に人が緑内障になりやすいとも言われており、 緑内障の方が、降圧剤を服用している可能性は高い。 もしも、降圧剤の服用が緑内障の原因ならば、 緑内障患者はもっと多くなければならない。 この話は、降圧剤の一つであるカルシウム拮抗剤が 緑内障に対して、どうなのか? という話が発端です。 緑内障の点眼薬には、カルシウム拮抗剤を使った物があり、 カルシウム拮抗剤によって、血管が拡張されて、 視神経の圧迫を取り除き、改善させるという論理です。 その一方では、カルシウム拮抗剤が緑内障を悪化させる 可能性を指摘した海外の論文もあります。 この論文では、β遮断薬などの他の降圧剤は、緑内障を 悪化させないとしています。 また、日本の臨床研究で、低血圧の人が緑内障になりやすい という研究もあります。 (降圧剤は、低血圧になるほど飲まない) 緑内障の原因の一つは、おっしゃる通り、 眼圧の上昇ですが、眼圧が正常な人の中にも 緑内障になる人がいます。 つまり、緑内障になる原因は、様々ということです。 まだまだ、わかっていないことが多く、 研究が続けられています。

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