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術後転院のデメリットについて
先日このカテゴリで、ガン再発の発見時期と予後についての関係を問う質問に対して、発見時期と予後は関係があるという回答がされていて、興味深く参考にさせて頂いていました。 私は乳がんで術後1年数ヶ月になろうとしていますが、私がお世話になっている病院では、術後検診として、年に1度のマンモグラフィーのみで、血液検査、CT、骨シンチ、レントゲンなどは、お願いしない限りほとんど行いません。(エコーは胸部のみです) その理由は、先日このカテでのお答えとは逆で、「転移、再発を早く見つけても、症状が出てから治療を始めても、予後に影響を与えるというエビデンスがない」とか、「無駄な被爆をする」とか、「偽陽性が多い」「検査することに意味がない」からだそうです。 乳がん治療では有名な病院(全国から患者がきている)ですが、あまりに術後の検診に消極的なため、不安になり転院した同病者仲間もいます。 一方、地方からわざわざ新幹線で通っている方で、旦那さんが外科医の奥さんだという人は、あまりに検査をしてもらえないので、毎月、地元の乳腺外科、旦那が開業しているクリニックでさまざまな検査をしているそうで、早く見つけてもらえるであろう医師の奥さんがそれほど検査づけの日々なのに、ど素人の私たちはなぜ?という疑問もあります。 個人的には、「早期発見の意義に対する確かなエビデンスがない」というのは現時点では真実であっても、「遅く発見されるよりは早く見つけた方が、少しはマシに違いない」と考えています。 また、ホルモン治療などで薬を投与されている場合など、やはり定期的な血液検査くらいは、ど素人の私のような患者がお願いしなくてもやってもらいたいです。 そこで、もう少しちゃんと気を利かして検査してくれる病院に転院を申し出たいと考えていますが、手術を受けた病院から転院することで、今後出てくるかもしれないリスクやデメリットなどがあれば、教えて頂きたく、よろしくお願いいたします。
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- hiroaki1222
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お返事ありがとうございます。 希望に値する転院先を見つけることが先に立つでしょうが、転院にあたって2通りの考え方があると思います。 現在の主治医の紹介状を連携室に提示しセカンドオピニオンで求める場合には、そこからのコメントなりが主治医にも戻ることになっています。従って現在の病院に対してある程度の遠慮が働きますで、すんなりとは受け入れてくれないこともあるかと思います。 紹介状なしに初診で受けることができればその問題は起きませんが、紹介状を必要とするところもございます。その場合は、セカンドオピニオンという形でなく、病院名などは特定しない紹介状を発行してもらっておいて、それを持参し初診を受けるか、それができなければ全く別のクリニックをまず受診し、そこから紹介してもらうという方法もあるでしょう。 なお、転院してからの不都合が起きるかということですが、医師は患者に対してそれほど深く感心を持ってはおりません。さるものは追わずです。 おっしゃる樹状細胞療法はいくつかの種類がありますが、現在も明らかな癌がある場合に選択肢に入る数百万単位の免疫療法です。目に見える腫瘍を取り除いた場合、再発予防という形ですからそこまでの必要はないかと思います。 また、前述しましたが、1クールなど一時的に免疫療法を行っても、再発予防には向いておりません。 なぜなら、仮に1ヶ月間樹状細胞を投与しても、いつまでもは生きていないからです。 再発予防には無理なく継続できるものが有効です。 一般的にある程度進行した乳がんは、外科医が乳がん症と表現をするように5年治癒ではなく、再発する場合は10年でもありえます。 再発を検査で追うだけで免疫療法をしないのは運を天に任せるようなものです。 ただ、あなた様の場合は、主治医はまず再発はないと見てのことだから検査も重視していないのかも知れません。 いずれにしても、安心を得るためにも転ばぬ先の杖のためにも、免疫療法はされるべきと考えます。 それでは失礼いたします。
- hiroaki1222
- ベストアンサー率39% (55/139)
早速ですが、検査の必要性は皆様のご意見のとおりだと思います。 再発や転移が早く見つかれば最小限の処置で済む可能性がありましょう。 ただ、余りにも短期間の検査を繰り返し被爆することは、返って誘発するおそれもございます。 そのあたりのことを考えて、別の病院にかかるなりすることが賢明と考えます。 それとは別の視点で考えるならば、 再発や転移をしない予防法を取るべきです。 癌細胞は腫瘍を形成した早い段階から、その一部の癌細胞が円形化により剥離し、遊離して血管やリンパ管を流れています。それが別の部位で着床し増殖して転移癌をつくるわけです。 従って、できた癌を切り取っても、自身の免疫能がそれほど変わっていなければ再発などの危険性は高まります。 検査も大切ですが、検査は予防にはなりません。 原発癌術後、それら遊離したり残された癌細胞を認知して排除してくれれば再発や転移はありません。 それをなすのが白血球の免疫力です。 癌細胞を破壊排除する白血球はマクロファージやNK細胞、キラーT細胞などの白血球です。 それらの白血球の活性を起こせれば癌細胞は排除されます。そのためにはハスミワクチンや丸山ワクチンというものが有効です。 免疫療法は、ある程度長期間副作用なく使用できるものでなければ有効とはなりません。短期間では免疫活性は維持できません。 幸いにも国内ではその2つのワクチンがあります。再発予防でしたらいずれでも確かな効果をみます。 私の経験ではハスミワクチンを術後に使用されたお方に再発はまずありません。 両ワクチンともガン以外にも膠原病などにも効果があり風邪などにもかかりにくくなります。 東京においでとのことですから入手も簡単でしょう。 お調べになって見てください。 ハスミは医療法人社団BSL48クリニック、丸山は日医大が窓口です。 なお、よく担当医に相談されるお方がおられますが、一般の医師はその内容などはご存知ではありません。 否定されるだけです。それは仕方がないことなんです。
お礼
貴重なアドバイスを頂きまして有難うございました。 大腸がんの手術をした知人からハスミワクチンを勧められたことがあります。 夫が乗り気だった矢先に、大腸がんの術後検診で別のがんが見つかった(再発、転移ではありません)とかで、話が止まっていました。 他に乳がんの知人で、樹状細胞ワクチン?とかいう免疫療法を試そうとしている同病の方がいらっしゃいますが、それはあまりにも高価すぎてやめました。 今、ちゃんと術後の検診をやってくれる転院先を探しています。転院希望をいつ、どのように主治医に話すのか、転院することによってどんな不都合が生じるのか、情報収集しています。
- rokutaro36
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(Q)転移、再発を早く見つけても、症状が出てから治療を始めても、予後に影響を与えるというエビデンスがない (A)というのは、その通りですよ。 でも、エビデンスとは、何でしょうか? エビデンスがあるというのは、過去数年以上の長期の研究の成果です。 もしも、今、その過去と同じことをしているならば、 エビデンスがない=無駄 という図式が成立します。 なので、その当時と同じことをするならば、無駄でしょう。 しかし、エビデンスが確立したときに、やっていなかったことは どう考えるべきなのでしょうか? 例えば、高性能(高解像度)のMRI、PET検査など、 最新の検査で発見された場合については、 まだ、確立していません。 抗がん剤も発達しています。 局所治療も発達しています。 なので、エビデンスで無駄とわかっていることはやっても無駄。 でも、そうではないことならば、無駄かどうかわからない。 となれば、命にかかわることだから、やるべきでしょう。 と、私は思います。
お礼
いつもお世話になります。 頭が悪いので難しいことは理解できませんが、同じ病気で、しかも同じ病院で手術を受けた、外科医の奥さんは頻繁に検査を受けている、ということは、意味があるから検査している・・・くらいのことは、馬鹿でもわかります。 凡人の旦那を持つ私が、ほとんど過去には無意味だった(ガンが写りませんでした)マンモグラフィーだけの検診、というのは、ただ不安になるだけです。 痛くもないところがなんだか痛くなってきたり、ちょっとめまいでもすれば小脳に転移した、とか、だるかったりすれば肝転移ではないか・・・とか。 ど素人がない知恵を振り絞って「こっちが悪い、あっちが痛い、死にそうだから検査してくれ・・・」とか言わなくても、気を利かして血液検査くらいはしてくれる病院に転院したいです。
- HIROEVO
- ベストアンサー率50% (142/281)
私も、約4年前に「乳癌」を発症して。 左胸:3/1を切除しました。 私が、今現在、治療を受けている病院も。 「婦人科系」の疾病治療では、全国的に有名な病院です。 術後:3年までは、約6ヶ月毎に「全身検査」でした。 ※血液検査・胸部レントゲン・胸部エコー検査・腹部エコー検査 骨シンチ検査・放射線科での、経過観察。 乳癌は、「再発・転移リスク」が「ステージランク」によって違ってきます。 なので、きちんと全身検査を、毎回、受けています。 血液検査の「腫瘍マーカー」にて、再発・転移を監視しています。 きっと、ご相談者が通われている病院は・・。 手術の腕が良くて、評判なのではないでしょうか?。 (術後の傷跡が綺麗・傷痕が短く目立たない等) 血液検査すら、しないとは恐ろしい限りです。 私は、「告知」を受けた病院と、「手術」をした病院が違います。 その際、「告知」を受けた病院から・・。 全ての検査結果を、CD-ROMに落とした物を受け取り。 今の病院に「転院」して、手術を受けました。 再発・転移の予後のリスクは、「早期発見」で有ると私は考えます。 リンパ節・リンパ腺に近い「ガン種類」なので、転移のリスクも高いと。 「早期発見」こそが、再発・転移によるリスク回避だと。 また、放射線科の主治医に「被爆」について質問したところ。 私が受けている「全身検査」での被爆量は、ごく僅かで有り。 この先、100年、全身検査を受け続けていたら影響が出る程度との事。 胸部レントゲン時の被爆量と、そう変わらないと言われました。 「通院が大変」・「地元の病院へ変わりたい」などの理由をつけて。 今の病院の「経過記録」を持って、「転院」される事をお薦めします。 がん患者は、セカンドオピニオンを求めて。 病院を渡り歩くケースが、多いと聞きます。 自分の「命」を守る為にも、転院のデメリットは頭から消して。 しっかりした病院の「乳腺外科」で、検査・治療を受けて下さい。 「乳癌」は、5年で「寛解期」に入ると言われました。 お互い、「ガン」に負ける事なく頑張りましょう!!。
お礼
同じ病気の方から励まして頂き、どうも有難うございました。 私は昨年の5月に右乳房を全摘出しました。 家庭の事情で海外に住んでいますが、自分でしこりを発見してすぐに帰国。 一時滞在先だった千葉の病院で告知を受け、「おそらく治療はフルコース、フルセットになるだろう。年内に居住国に戻ることは無理。」と言われたたため、長く住んでいた東京に住居と住民票を復活させて、徒歩圏内の病院で手術を受けました。(この時の転院は、個人的な事情を理解して頂いて快く応じて頂きました) 幸いなことに、乳がんの手術数が、全国第1位、2位の病院がすぐそばにあったため、その両方を受診し、夫を居住国に早く戻らせるために、手術の早かった方の病院で受け、そのまま術後治療もしていただいています。 術前、腫瘍は2.6cmと言われ、ガンの悪性度も3という評価だったので全摘出を選択したのですが、手術後の結果は、非浸潤部分も含めて0.5cm(浸潤部分は0.4cm)だったため、術後治療はホルモン療法だけとなりました。 この病理結果が信用できるのか不安になり、大学の病理専門の教授にセカンドオピニオンをお願いした結果、核グレードが1だと言われ、手術を受けた病院ではルミナルB、セカンドオピニオンではルミナルA、いまだにどちらが正しいのか・・・・?(「最終結果です」と主治医から言われたものが???です) これも転院したい理由の一つです。 6ヶ月ごとの全身検査、羨ましいです。私は、腫瘍マーカーは術前の1回だけ。PETーCTは未経験。 なので、ちょっとした体の不調が転移、再発ではないかと常に心配になるのです。 ちなみに今お世話になっている病院は、徒歩10分。既に1度転院済みです。 マンモグラフィーの術後検診のみが推奨度1、とか言われていますが、私はマンモグラフィーで受けていた乳がん検診では見つけてもらえず、さらに、しこりを自分で見つけてから行った3つの病院、ともにマンモグラフィーには映らず、ただ無駄な被爆をしただけでした。 マンモ検診で「異常なし」なんて言われたがために、安心してしまってかえって発見が遅れてしまった、と思います。 推奨度やエビデンスっていうのは、万人にあてはまるものではないと思います。 私のようにぼーっとしている人間には、質問者さまのように、ちゃんと検査して早く発見してくれる病院の方が合っているのではないかと思うのです。 余命期間が長い方が、落ち込み度も少ないと思うのです。
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素人が(ですので)、こんなところでグダグダ説明するのはあれですので、まずはこのあたりを読んでみてください。 http://www.saiken.info/index11.html 個人差があるので(どのような年齢の方に、どのような癌が発生して、どのような手術し、どんな治療をおこなったか)一概にどういう検査をするのがスタンダードなのかはいえませんが、 http://clinicalpath.jp/cnt05s/cnt05s_01.html 大体、このような流れが普通だと思います。 根本的には、次の一言にまとめられていると思います。 「遠隔転移発見の検査は生存率およびQOL(人生の質)の向上に影響しない(信頼度1)」 なので、局所再発および対側乳がんについてしっかり検査をおこなうだけで十分であるというのが一般的な考え方になっています。 (マーカー検査については、下記のような意見もありますので、一概に無意味とも言えないかもしれません。) http://www.cancertherapy.jp/tm/2007_summer/02.html 遠隔転移に関して、バリバリ検査をおこなうのは、ある意味再発の不安を払拭する費用なのだとおもいます。 それで、発見されたからといって、予後が変わるという統計的な根拠は有りませんが、現時点では大丈夫というその一言のために、受けていることになります。 でもそれは、逆の観点から見ると、転移が発見された時点で予後が将来がはっきり見えてしまうということでもあり、一概にその方がよいと言うことはできません。 なので、その人の人生観や責任などによって個人が選ぶことであると思います。 その辺の事情を踏まえたうえで、転院のリスクやデメリットを考えると、医者と病院を変えること一般に関して言えるものしかないと思います。 (技術や知識の差が-現在も将来も-ないなら、デメリットはほぼないと思います。)
お礼
早速のご回答を頂きまして有難うございました。 貼り付けて頂いたサイトを大いに参考にしながら、どうするべきか考えていきたいと思います。 >転移が発見された時点で予後が将来がはっきり見えてしまうということでもあり、一概にその方がよいと言うことはできません。 なので、その人の人生観や責任などによって個人が選ぶことであると思います。 本当に私もそのとおりだと思います。 自分に限って言わせれ頂ければ、あと何年(何ヶ月)くらい生きられるのかということを知って、人生の最終目標を掲げ、身辺整理やお礼になった人への挨拶やお別れなどを終えたうえで、人生の最期を迎えたいです。 症状が出て自由がきかない状態になってから余命宣告をされることは、非常に辛く悲しいです。
お礼
大変参考になるご回答を再び頂きまして、深く感謝しております。 >一般的にある程度進行した乳がんは、外科医が乳がん症と表現をするように5年治癒ではなく、再発する場合は10年でもありえます。 私の場合も「転移、再発するとしたらおそらく10年以降でしょう。」と言われています。その一方で、統計的には3年以内の再発が多数、とも聞いていますので、「生き続ける限り可能性は常に消えない」と考えることにしています。(浸潤していた限りはどこかに乳がん細胞は必ず残っていると思うので・・・・) 転院について、そして免疫療法について、どちらも命とお金がかかることなので、ない知恵を存分に使って夫と相談したうえで決断したいと思います。 お会いしたこともないのに、大変親切にしていただきまして、厚く御礼申し上げます。どうも有難うございました。