#1の方の回答にありますが、
> 私も顎関節症なのですが歯科にかかった際に治りますか?と先生に聞いたことがあります。
> 結果は「治りませんね。」とぴしゃりと言われてしまいました。
これについてですが。
顎関節症の場合、一般的には次のように症型分類されます。
I型 咀嚼筋障害
II型 関節包、靭帯障害
III型 顎関節円板障害
IV型 変形性関節症
V型 その他
(詳細については参照URLを見て下さい。)
よく顎関節症で症例の多くの場合III型であることです。
これは顎関節円板の位置がズレることにより起きます。
この場合は、「クリック音(開口時に関節部がポキッというように鳴る)」
「開口書害」、「開口時疼痛」等が起きます。
よくある顎関節症III型での「治る」の定義を考えなくてはなりません
1.症状が消失して、日常生活に支障がない
(開口障害・開口時疼痛の消失)
2.顎関節円板の位置が正常な位置に戻る
この両者が治る定義だとします。
1.については治療により治りますが、
2.については現状では回復させるような診療は現状では行いません
(昔は手術をして治していた時期もありませすが、今ではおこなっていません。)
ですので、現状では「1.」の段界で治ったと評価します。
なので、「治らない」という表現も間違っているとは言えませんが。
開口障害も2つの原因を考えねばなりません。
開口時の疼痛があるかどうかによって、治療法が変ります。
開口時にあまり疼痛がないようならば「開口訓練」
疼痛が強いようであればまずは「薬物療法」になります。
さてこの各関節症ですが、確かに歯科の分野ですが、
歯科医師であれば、皆がこの顎関節症についてよく理解しているかというと、
残念ながらそうではありません。
ですのど、顎関節症で受診をする際には、原則「口腔外科」というところになります。
歯科大学・歯学部の附属病院、もしくは地域の中核病院にある「口腔外科」がそれにあたります。
町中の歯科医院の看板に「口腔外科」と標榜しているところもありますが、
検査機器やこれまでの経験値からいえば、町中の歯科医院は(全部ではありませんが)あまりお勧めしません。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。自分もそのIII型だと思われます(V型の可能性もありますが)。通っている大学病院の先生に受診したところ筋肉をやわらげる薬をもらい、2週間様子を見ています。レントゲンをとってもらったところ顎関節症自体は治ってるんじゃないか?と言われましたが。今は様子見です。