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なぜ公務員は自分の給料を「手取り」で言うのか?
ネット上では自分の給料を書き込む人がたくさん見られますが、私の見る限り公務員の人はほとんど「手取り」で給料を表現しています。なぜなのでしょうか? 同じ収入でも個人の状況ごとに手取りはかなり変わってしまうため、総額で言ってくれた方が収入実態が分かりやすいはずです。実際民間企業の人が給料を語る場合、総額で表す人が多いです。
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- fujic-1990
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公務員だって、「年収は?」と聞かれれば、手取りではなく、税引き前の数字を言うはずです。質問者さんが書かれているような状況がふつうなのかどうかは、私は知りません。 知りませんが、仮にお書きの通りなら、以下のような理由だろうと思います。 今はどうだかわかりませんが、昔は確実に、公務員年金とか、いろいろ将来確実に利益になる「掛け金」みたいなのをひかれていました。 けっこう大金だったようですが、自分たちでまじめに管理したので「記録の喪失」などは発生せず、掛け金の何倍も確実にもらえるわけですし、民間と違って倒産やクビに備えて資金を貯めておく必要はないので、全然問題はないのですが、とにかく当面は、強制的にいろいろ引かれていたわけです。 もちろん、給料が高いので、引かれる所得税なども高かったでしょうし。 一般国民は国民年金ですよね。将来、もらえるかどうかわからない分、少額で済んだわけです。しかも、それさえも納めない人も多かった。 民間は倒産もあるし、クビもある。それに備えて貯めておくべきなのですが、実際にためるかどうかは自由です。結局、今生きることに汲々として、誰も貯めない。 給料も安いので、引かれる所得税も少ない。 つまり、もらう給料というか報酬も少ないが、強制的に引かれる金額も少ない状況でした。 (高給-多いさっ引き額)=(低給-少ないさっ引き額) ですから、「手取り額」どうしを比べれば、公務員も民間もどちらも「同じ」くらいの額になったわけです。 つまり、「手取り額」にすると、もともとの、民間に比べると「高額給料」が隠蔽される形になります。 ということで生じた慣例であろうと思われます。慣例でなければ、今もそういう「隠蔽」の実益があるのだと思われます。 ちなみに今も、民間なら納税後の給料で住宅(仮に家賃10万円)を借りますが、公務員は、3万円くらいの家賃で10万円くらいしそうな設備の公務員住宅にお住まいです。もちろん、全員ではありませんが。 ですから、名目上の給料は民間より(税金などを考えず単純に言っても7万円)少なくしてこそ「平等」「公平」なのですが、そのような事情は無視し、単純に「額」だけ比較することになっています。 例えば同じ40万円の給料をもらっているとすると、会社員より公務員はプラス7万円に相当する良い暮らしをなさっていますね。もちろん、全員ではありませんが。 給料の多寡で比較することはできませんね。