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こんな映画(邦画)を探しています
最近、『浪華悲歌』、『赤線地帯』、『女が階段を上がる時』、『祇園の姉妹』、『流れる』を見て、女性が生きてゆくのは大変だったのだなーと、しみじみ感じさせられました。(昔だけでなく、今でも大変なのでしょうけど、・・・。) 私は男性で、平凡なサラリーマンとして定年まで安定的な収入を得て、何不自由なく過ごさせていただいた者ですが、働いている当時は、他にもっと良い仕事があるのではないかと、常に不平不満を抱きながら暮らしていましたが、今、定年退職して、上記の映画を見て、こういう世界もあるのだ、生きてゆくのに皆一生懸命苦労しているのだ、ということを、この年になって、初めて気付かせられ、自分が生きてきた環境が、改めてありがたく思った次第です。 私は平凡なサラリーマンで平穏に世の中を渡って来れましたが、世の中には、女性ばかりではなく、男性であっても、生きて行くのに四苦八苦の思いで、苦労して、大変厳しい人生を送っている人々も沢山おられるのだろうと、今更ながら、考えています。 そこで、今度は、男性が、大変な思い、大変な苦労をしながらも、力強く、逞しく、生きてゆくさまを、淡々と地道に描いた優れた邦画があれば、人生勉強のためにも、是非、鑑賞させてもらいたいものと思うようになりました。 最近の邦画は、昔の映画に比べて、何だか、監督の独りよがり的で、現実離れした、歯が浮くような、嘘っぽい、安易で幼稚な映画が多いので、好きになれません。 脚本も、現実の世界を鋭く深く見つめることなく幼稚で、演出も、すぐ大声でわめいたり、人間の複雑な心理を、俳優の表情で表現させるのではなく、解説的・説明的なせりふで解説して見せたりするので、現実味がなく、思わず、人間ってそんな単純なものじゃないだろう、つぶやきたくなる作品が多いように思います。 なので、昭和20~30年代までに製作された、優れた邦画を探しています。 そんな映画をご存知でしたら、ご紹介いただけるとありがたいです。 ちなみに、今まで見た映画の中で好きなのは、『生きる』、『破れ太鼓』、少し、上記の趣旨からは外れますが『東京物語』、『有りがたうさん』、『按摩と女』、『春との旅』、『無法松の一生』、『王将』、『本日休診』、『警察日記』、『花咲く港』、『東京のえくぼ』、『陸軍中野学校』、『あるサラリーマンの証言』、『女の中にいる他人』、『神阪四郎の犯罪』、『煙突の見える場所』、『二十四の瞳』などなどです。 どうぞ、うよろしくお願い致します。
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- DateSuikyo
- ベストアンサー率38% (126/324)
1.「どん底」 ゴーリキーの名作を江戸時代の日本に翻案して映画化。黒澤作品の中では比較的に不人気ですが、彼の真の最高作は「七人の侍」などよりも、これだと思う。ほかに初期作品の「わが青春に悔いなし」も、みずみずしい感覚が好ましい佳作です。 2.「甘い汗」 日本リアリズムの最高峰。不当に評価の低い大女優、京マチ子の体当たり演技がすごい。彼女の映画では、谷崎原作の「鍵」も対照的なコメディ・タッチで見せる傑作です。 3.「赤い殺意」 今村昌平と言えば「キューポラのある街」や「復讐するは我にあり」を代表作に挙げる人が多いが、私はこの1本ですね。女の苦労よりも、女のしたたかさを描ききっているところが面白い。 すでにご覧の「赤線地帯」「流れる」は、私も映画史に残る傑作だと思います。この2本を除いてベスト3を選ぶと、こんなところでしょうか。 あと、番外編で日本コメディの金字塔「幕末太陽傳」。
- isoiso0423
- ベストアンサー率64% (1125/1741)
質問からちょっと外れてしまいますが”女性が生きてゆくのは大変だったのだなー...”でもう一本ご推薦を 「にっぽん昆虫記」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=141007 60年代、昆虫のごとく逞しく生きた実在の女性をモデルとした話しです。 で、本題ですが、60年代の男性の実像を描いた作品だと 「私が棄てた女」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=142997 ん~、DVDになっていない見たいです(-_-) 「江分利満氏の優雅な生活」 戦中派サラリーマンのぼやきみたいな内容ですが http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=141009 「裸の島」 瀬戸内海の小さな島でくらす家族を描いた作品です。セリフがまったくないことでも知られる映画です。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=139679 山本薩夫監督の作品でしたら、どれもご希望にそえるのではないかと思います。 とりあえず代表的なお勧めを 「松川事件」 冤罪により死刑を求刑された男性の実話です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B7%9D%E4%BA%8B%E4%BB%B6_%28%E6%98%A0%E7%94%BB%29 「ドレイ工場」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=142325 「武器なき斗い」 集団的自衛権...ではありませんが、治安維持法改正に反対した末に刺殺された政治家山本宣治を描いた作品です。治安維持法なんで舞台は昭和の始めと古いんですけど。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=139651 「真空地帯」 軍隊の理不尽なイジメや暴力を描いた作品です。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=135866 今井正監督の作品もどれもご希望に添うかと思います。 「真昼の暗黒」 こちらも冤罪を描いた実話です。まだ裁判中の事件を扱ったため当局から中止命令が出るなど大変だったそうで、そのせいで大手映画会社が降板してしまい、監督らの自主製作として完成しました。脚本を黒澤明作品で知られる橋本忍氏が書いており、娯楽的な要素もあり当時かなりヒットしました。実際の裁判にもこの作品が影響したようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E6%98%BC%E3%81%AE%E6%9A%97%E9%BB%92 「ここに泉あり」 現「群馬交響楽団」の戦後すぐの発足から、物資もなく食べるにも困る中で、なんとかして音楽をひろめたい、と苦労に苦労を重ねる団員たちの姿を描いた実話です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%AB%E6%B3%89%E3%81%82%E3%82%8A 「橋のない川」 舞台は明治時代ですが、被差別部落に暮らす人々の苦闘する姿を描いた作品です。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=142736 レンタル出来ない作品もあるかもしれませんが、とりあえず上記10+1本で。
お礼
沢山ご紹介いただき、ありがとうございました。 何本かは見たことがありますが、まだ見ていないものもありますので、順次、見て行きたいと思います。
- alterd2001
- ベストアンサー率20% (33/162)
どちらも超有名ですが 「雨月物語」と「椿三十郎」が飛び抜けて面白かったです。 「雨月物語」はファンタジーの要素がありますが 田中絹代扮する地味な嫁さんがいる腕の良い陶工(森雅之)が 京マチ子扮するお姫様に魅かれる話です。 「椿三十郎」はミステリー仕立ての時代物ですが 三船敏郎扮する豪快で人情味のある浪人と 仲代達矢扮する冷徹で狡猾な腕の立つ藩士との対比が面白いです。
お礼
「雨月物語」も「椿三十郎」も、まだ見たことがありません。 この機会に、是非見てみようと思います。 ご紹介、ありがとうございました。
お礼
「どん底」は見たことがありますが、その他は、まだ見てませんので、順次見て行きたいと思います。 ご紹介、ありがとうございました。