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老年の心境をえがいた映画
老年の心境は、人それぞれ、その人が生きて来た人生の生きざまや、老年期に置かれた生活環境(優しい周りの人たちに囲まれているか、意地悪な人たちに囲まれているか、一人っきりの孤独な環境にあるか、等々)に応じて、孤独感や後悔や満足感など、いろいろな心境があり、単純ではないだろうと思います。 そして、現実は奇麗事ではなく、むしろ残酷なものだろうと思います。 これら老人の老年の心境を、美しい作り話ではなく、老人の心に去来する感情の厳しい現実を冷徹に見つめ赤裸々に描いた映画があれば是非見たいと思います。 心温まる美しい作り話や奇麗事より、むしろ、避け難い孤独感や不安感をも見つめた、老人の現実を見据え描いた作品を見たいです。 (例えば、鈴木秀子さんの著書『死にゆく者からの言葉』に描かれているような現実の姿。) なお、洋画・邦画は問いません。 お教え戴ければ幸いです。 どうぞよろしくお願い致します。
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新藤兼人監督の「午後の遺言状」はどうでしょうか。 ご存知でしたら、ごめんなさい。
- mozofunk
- ベストアンサー率39% (503/1279)
黒澤明の「乱」「8月のラプソディ」 クリント・イーストウッド「グラン・トリノ」 あたりはいかがでしょうか。
お礼
3本ともまだ見ていません。 是非、見てみたいと思います。 ご回答、ありがとうございました。
- isoiso0423
- ベストアンサー率64% (1125/1741)
まだあがっていない作品で、DVDレンタルなどを利用して鑑賞しやすい作品をいくつかあげてみます。思いつくままなので製作年や国がバラバラですが。 「ハリーとトント」 1974年のアメリカ映画です。区画整理で住み慣れたアパートを追い出された老人が愛猫のトントと旅をするロードムービーです。年齢は70代くらいだったと思いますが、家族の世話にはなりたくないし、昔ながらの親しい知人が亡くなるなど、孤独を描いています。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=18502 「人間の約束」 1986年の邦画です。老いと痴呆や介護を取りあげた作品です。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=149902 「はないちもんめ」 1985年の邦画です。大学教授があることを境に痴呆が進行し、困惑する家族を描いています。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=149571 「恍惚の人」 有吉佐和子さんの同名ベストセラーを映画化したもので、痴呆が進行した老人と家族との絆を描いています。主演は森繁久弥さんです。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=144229 「瘋癲老人日記」 谷崎潤一郎原作で老人の性欲を描いた作品です。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=86424 「アバウト・シュミット」 2002年のアメリカ映画です。定年を迎えた真面目なサラリーマンが第二の人生を歩む話しです。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=240845 「ベニスに死す」 1971年のイタリア映画です。老い行く作曲家が美しく成長する少年に恋心を抱く話しです。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=20977 「黄昏」 老境に差し掛かった男とその娘、取り巻く人々を描いた作品です。ヘンリーフォンダ主演。娘のジェーン・フォンダがどうしても父親にアカデミー賞を獲らせたくって自ら主演と制作を兼ねた作品です。ヘンリーは見事アカデミー賞を受賞し、その数ヶ月後に亡くなりました。フォンダ一家は母親が自殺しており、その理由が父親であるヘンリーにあることで、父と娘は長く絶縁状態でしたが、最後の最後に親孝行をした映画となり、そういった裏事情も知って見るとより見応えがあります。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=13995 「八月の鯨」 無声映画の大スターだったリリアン・ギッシュが90歳になって主演した作品です。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=18083 「ドライビング Miss デイジー」 黒人運転手と頑固な老女の1948年のアメリカを舞台にした友情モノです。 主演のジェシカタンディはこの作品で80歳にしてアカデミー賞を受賞しました。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=16114 「家路」 100歳を越す世界最高齢監督のマノエル・デ・オリヴェイラが90歳くらいのときに撮った作品です。突然家族を失った舞台俳優のその後の生活を描いています。主人公は70代後半くらいだったと思います。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=236809 「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」 パリを舞台にトルコ人の老人と少年とのかかわりを描いた作品です。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=320242 レンタルが難しい作品ですが既出の「野いちご」は老医師が博士号をもらう日に、行き先で知り合った若者たちの間に自身の人生を述懐していく作品で、老いることの恐怖や若き日の甘美な日々などが描かれています。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=17314
お礼
沢山ご紹介戴き、ありがとうございます。 「ハリーとトント」、「人間の約束」、「恍惚の人」、「アバウト・シュミット」、「黄昏」、「八月の鯨」、「ドライビング Miss デイジー」、「家路」は、見たことがあります。 どれも、とても素晴らしい映画でした。 まだ見ていない作品も、見てみたいと思います。 ありがとうございました。
- since_1968
- ベストアンサー率24% (254/1053)
洋画「ストレートストーリー」 実話をもとにしている
お礼
「ストレートストーリー」は一度、見たことがあり、その時、何かジワーッと来るものがあったのを覚えています。 実話をもとにしていたのですか。知りませんでした。 もう一度、改めて見てみたいと思います。 ご回答、ありがとうございました。
- chandos
- ベストアンサー率36% (267/732)
最近の映画ではミヒャエル・ハネケ監督の「愛、アムール」が決定打でしょう。 認知症の妻を介護する夫。はじめは甲斐甲斐しく世話をするが、やがて限界に達し。。。という筋書き。一点の救いも無い話ですが、不思議な詩情さえ感じさせ、鑑賞後の印象は深いものがあります。なお、カンヌ国際映画祭で最高賞を獲得しております。 古い邦画では、何と言っても小津安二郎監督の諸作を挙げなければなりません。笠智衆が老父を演じた一連の作品は、「人間はすべて孤独なのだ」という透徹な視点に則って描かれています。 時代劇では恩地日出夫監督の「蕨野行(わらびのこう)」が味わい深いです。いわゆる姥捨て伝説を題材にしていますが、共同体の価値観に殉じる老人たちを描くスタンスはインパクトが強いです。
お礼
私の注文に会うような作品は、多分ないのではないかと、半ば諦めていましたが、いろいろあるのですね。 小津安二郎監督の作品はいくつか見ました。 中でも、『東京物語』がジーンと来て、とても好きです。 確かに、「人間はすべて孤独なのだ」という透徹な視点に則って描かれていますね。 ご紹介くださった作品、是非見てみたいと思います。 ど回答、ありがとうございました。
- alterd1953
- ベストアンサー率20% (239/1173)
イングマール・ベルイマン監督の「野いちご」が 人生の失望と微かな救いを描いた傑作です。
お礼
「野いちご」は以前見たことがありますが、若い頃だったので、あまりよく理解できなかった覚えがあります。 老人となった今、もう一度、改めて見てみようと思います。 多分、感じるところも、若い頃と違ったものを感じると思います。 ご回答、ありがとうございました。
中国映画の「胡同の理髪師」をオススメしたいです。 役者ではない一般のお爺さんが、本人役(主人公)で出演されいる、 ドキュメンタリー風の映画です。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 私の注文に沿う作品など多分ないかも知れないと思い、半ば諦めていましたが、ご紹介戴き、感謝です。 中国映画は、何本か見ましたが、独特の味わいがあり良いですね。 「一般のお爺さんが、本人役(主人公)で出演されいるドキュメンタリー風の映画」ということで、なお一層興味が湧きます。 是非、見てみたいと思います。 ありがとうございました。 .
- guess_manager
- ベストアンサー率33% (1175/3512)
河瀨直美監督の『殯の森』(もがり の もり)はいかがでしょうか。 老人と女性介護士のふれあいを通じ、生と死を扱った土着的で重厚な作品です。カンヌ受賞作でもあり、話題になりました。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 私の注文に沿う作品など多分ないかも知れないと思い、半ば諦めていましたが、ご紹介戴き、感謝です。 是非、見てみようと思います。 ありがとうございました。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 新藤兼人監督の「午後の遺言状」は、一度見たことがありました。 「人間の死を扱った作品を見たい」という私の希望に対して友人が進めてくれた何本かの中に入っていたものですが、私の期待と少し違っていたようでした。 ご紹介下さいまして、ありがとうございました。