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アニメにおける「製作」と「制作」の違い
エンドロールを見ていると「製作」と「制作」が出てきます。 詳しい違い、というか、関わり方の違いを分かりやすく教えていただけたら幸いです。 宜しくお願いします。
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アニメの場合ですよね。私は出版の人間なので、ちょっと理解にずればあるかもしれません。 他の回答の方の内容と混ぜて理解すると分からなくなると思いますので、ご注意ください。 アニメを作る実作業を制作といいます。コンテンツ自身を作る作業です。絵コンテを作ったり、色を塗ったり、コマを撮影したりの作業です。この作業で出来あがったバラバラのものを繋ぐ作業を編集といいます。これら作業を管理・調整する作業を進行といいます。 カンタンに考えると、進行の人が管理するすべての業務を「制作」といってもいいかもしれません。 作業も制作といいますが、そういう役割も制作といいます。その場合は、具体的な作業をする人自身よりも、その作業をする指示をさす人を制作と呼びます。もちろん兼ねるケースもあります。 「現場」と言ってもいいかもしれません。 アニメを作ることを製作といいます。制作の人、作業も含みますが、それよりも広い部分を指します。実作業を行うためには、お金を集めたり、人を集めたり、広告をしたり、そのためのスポンサーを集めたりします。そういう実作業以外の作業も含めて製作とんでいるようです。製作という仕事は、全体を管理する役割を指すようです。ここが出版と違っています。 アニメで言う製作委員会は、この意味となります。 アニメを作る、そこから利益を得るためには、制作費の管理、著作権の管理など、お金の管理、権利の管理をする必要があります。アニメは制作だけでなく、公開する部分まで分業作業ですから、どこかの会社がその役割をするわけにはいきません。 そのため、そのアニメの「製作」に関わる人を集めて、権限や権利関係の代表をさせる必要があります。その仕組みを製作委員会とよんでいます。ここを、広告主やテレビ局がコントロールすることになります。広告主やテレビ局は、ここにお金を振り込むわけですね。 そして、狭い意味の製作もあります。具体的なコンテンツを、皆に配るために「形」にすることも製作といいます。アニメがもしいまのフィルムだとすると、原板のフィルムを作る部分と、その原板をもとにフィルムを増やす部分です。映像データをそのまま映す映画館が増えているので、そういう場合の製作がどういう作業なのかは想像できません。 新聞や本を作る方が理解はしやすいかも。 新聞を作ること自体を製作といいます。製作部門というと、編集部を含めた新聞をつくることに直接関わる部署を指します。営業、人事、総務、経理部門は含みません。 新聞を作るには、企画や企画会議が方針を決め、記者が記事を集め、書き、デスクがその記事を紙面のどの位置にどういう順にどういう意図で並べるかを決め、場合によっては、記事の差し戻しをし、出来上がった新聞原稿を「製作」が紙に印刷・梱包して、全国に配送します。ここで、「製作」と書いた以外の仕事が、工程としての「制作」ですが、狭義では、「制作」を最終的に管理・指示だししている「デスク」を役割としての制作と呼ぶこともあります。
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制作=作品を作る実作業のこと 製作=作品の企画・資金調達・出資・制作・宣伝・興行全般のこと 製作に含まれる実作業の部分のみを 制作 と呼ぶ。
お礼
ご回答ありがとうございます
- 中京区 桑原町(@l4330)
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製作・・・・量産に使う 同じ物を数多く作る作業(工程)に使う 制作・・・・一品ずつ異なる時に使う 複数作っても数個に納まるような作り方に使う これはアニメだけでない 工場で作る湯飲みは製作 窯元が丹精こめて作る湯飲みは制作
お礼
早速のご回答ありがとうございます
お礼
言葉の意味的には理解していたのですが、アニメーションを作って行く過程では どのような位置的になっているのか疑問に感じておりましたところ、とても分かり やすいご説明を頂けた事に感謝申し上げます。 多くの人達が関わって作品が送り出されている事に感謝しながら、今宵もアニメ に浸かろうと思います。回答するにあたり、お時間を使って頂き本当にありがとう ございました。