>ガソリン用のエンジンをプロパンガスで動かすときに必要な手続きや許認可は何ですか?
エンジンを作ったメーカーがガソリン用として販売しているエンジンを、プロパンガスで動かす時には何か特別な許可が必要になりますか。
ガス車を所有してもなんら許可などは求められません。
それに許可云々以前にLPGを燃料とする車とガソリンを燃料とする車ではエンジンと補機類そのものが違うので、大幅に改造するか載せ替えしなければLPG燃料車にはなれません。
そのうえで燃料の種別が変更になるので改造申請と車検の受け直しが必要になります。
かなりの金額を要しながら自家用用途ではあまりメリットがないので現実的ではありません。
>もし勝手に指定されたものと違う燃料で動かしていた場合、どういう問題が発生する可能性があると認識していなければいけないでしょうか。
LPGを燃料として使用できるくらいに大幅に改造と変更をしなければどう頑張ってもガソリン車をLPGで動かすことができないばかりか、高圧のLPGは非常に危険であるという事を認識のうえでお考え下さい。
LPGはガソリンと比較して内燃機関用燃料としての熱量が低いため、パワーとトルクが下がります。
同じ距離数を走るのなら燃料価格の低い方が得ですが、年間相当数の距離を走るのでなければガスチャージのめんどくささがガソリン給油の何倍もという事を考慮するとデメリットしか感じません。
後からLPG仕様にするためには相当の改造と変更が必要になるためにコストパフォーマンスがメチャクチャ悪いです。
私はとある会社を経営しており、1台だけLPGを燃料とする2tトラックを所有しております。
10年位前に2tクラスのトラックでLPG仕様車はディーゼルエンジンよりも新車時で100万円程高額でした。
近年では2tクラスでガソリン車は存在しませんが、天然ガスやLPG仕様車は受注生産で造られます。
過去にクリーンディーゼルと呼ばれるエンジンがなかった頃に当時のディーゼルエンジンよりも排気ガスがきれいなので試しに購入しました。
現在はクリーンディーゼル車の方が排気ガスがきれいでパワーもトルクも大きくエンジン音も静かなのでメリットは皆無です。
逆にそんなに数多くないガスステーションまでガスチャージに行かなければならないので燃料の残量に最新の注意を払う必要があり、遠出する時や休日作業の際には気を遣います。
天然ガス車などはガスステーションがLPGの半分もないので自社で確保できなければ全く使えないエンジンです。
お礼
有難う御座いました。