30過ぎて、親の猛反対の理由もちゃんと判っているなら
親が子離れできていないことも判るはずです。
でも、このご相談をなさるということは、あなたご自身も
親離れできていない、ということでもあります。
30過ぎで結婚を前提にお付き合いしていてご両親に
ご挨拶も済ませたお二人なら、旅行で汚らわしい、
などと言うあなたの親御さんの方が感覚を疑われます。
まあ、60歳過ぎならジェネレーションギャップは確かに
あると思いますけれどね。
でも、そういう頑な人、というのは自分もまた頑なな
親の教育や躾で、屈折した生育環境の背景を背負って
いることが少なくありません。
もう、理屈抜きに凝り固まっているので、正論で話を
しようとしても無駄でしょう。 駄々っ子が言うことを
聴かないのと同じです。
親を頼らず、五年十年、必要ならば親とも距離を空ける。
その位の精神的な自立はあなたにも必要だと思います。
だって、結婚は確かに両家との付き合いも大切ですが、
それよりなにより、独立した一つの家庭を創ることです。
昔から、親の意に沿わぬ相手と結婚し、音信不通になる
話は無数にあります。
中には、そのまま親の死に目にも会えず仕舞い、理解の無い
親族からは親不孝者と詰られ、故郷とも疎遠になった夫婦も
数知れずあるでしょう。
貴方の方が大人になるべきなのでしょう。
大人になる、ということは、覚悟を秘めて暮らすことでもあります。
いざとなったら。
人と仲良くやっていければそれに越したことはありませんが、
特に身内は中々そういかない事も少なくありません。
縁を切る、そういう覚悟も必要な場合がある。
結婚というのは、そう考えると重いものですし、一生懸命に
育てた我が子が、自分の想い通りにならず、裏切られたと
逆恨みして憎しみさえ募らせる。
そういう親は、人の道から外れて草ぼうぼうの獣道を歩む
ようなものですから、苦しいでしょう。
私も一人の親として、その気持ちを想えば胸が痛みます。
でも、仕方がありません。
どんなに愛したと思っても、子供は親ではない、別な人間
なんですから。
どちらかが折れないと、こじれた人間関係は修復できません。
子供と縁を切る位なら、子供の意思に従って自分の気持ちを
折りたたんでみる。
難しいことです。
でも、これは親が通らなければならない試練かも知れない。
例えば、自分の娘がムショあがりのヤンキーでDV男で
借金だらけで定職がない浮気者のチンピラと結婚すると
言い始めたら・・・
あなたの彼氏の話ではありません。
認められない相手のモデルとして、です。
うわー、嫌だ。
絶対に嫌だ。
この状態から、折れなきゃならないのか・・・
もう、娘と一緒に苦労してみる覚悟を決めないと無理
ですね。 こりゃあ、大変です。
これじゃ時間もかかりますよ。
極論でしたが、親が認められない結婚相手、というのは
こんな風に見える、というイメージの一つです。
喧嘩にならないギリギリの距離感も大事だし、ヤバイと思ったら
引き際も大事です。
そのうち子供が出来れば、「孫はかすがい」という時も来るでしょう。
あなたがどれだけ親離れして大人になっているか(或いは、これから
なれるか)、が大事なポイントでしょうね。
それから、必ず「思ったほどダメな男じゃないかも知れない」と
思ってもらえるチャンスはめぐってくるものです。
普段から何か考えて置いて、チャンスがあれば即座に行動する。
そうですね、親が困ってる時に頼りになる場面でもあれば、随分
懐柔されちゃうんですが。
抜け目なさも学ばないと。
親は子供の幸せを想い続けて不安です。
だから、二人で協力し合って生きてる様子が判れば、少しは
安心も出来ようというものです。 同時に寂しいことでもあるけれど。
結婚て、大変なこともありますね。
チャンスを逃すな、Good Luck。
お礼
回答ありがとうございます。 こんなに人のことを考えてくださって、 本当に感謝します。 確かに私自身屈折しています。 そして、専業主婦の母にとっても 子供の私を思うことは生活の中心であったようで 私が反発して家を出たいと言うと 絶望していたようです。 何を優先するかですよね。 というより、親の立場を考えている時点で 親離れできていないのでしょうか。 難しいです。 覚悟を決めなければ、ですね。