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写真作品を作る人の仕事について
写真家の経歴について、スタジオ勤務ののち独立というのは鉄板だと思いますが、大学卒業や、新世紀などの受賞後いきなり作品を出し続けている方も多くみかけます。 後者の方は、どうやって生計を立てていらっしゃるのでしょうか。 何か経歴にのせるほどでもないアルバイトなど、お金のために仕事をしながら作品を作っているのでしょうか? 作品を作るまでかなりお金もかかるので疑問に思いお尋ねしました。 また、例えばお金の為にブライダル撮影をしたとすると、仕事に時間や労力をとられ作品がなかなかできないので、ある程度融通がきき楽な仕事をしているのか? それとも居酒屋なんかで働いているのか? 色々調べていると、野口里佳さんは会社員をしながら休みの日に作っていたが、会社を辞めたと おっしゃっていました。どうやって食べているのでしょう。 今割り切って関係のない仕事をするか、少しでも写真に関わるアルバイトをするか、お金と作品作りと仕事で迷っています。 分かる方がいらっしゃったらアドバイスをお願いします。
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- mizt
- ベストアンサー率100% (1/1)
野口里佳さんの例などについても、既に詳しく説明されている方がいらっしゃるので、私などの出る幕もないのかなとも思いますが。 もう少し根本的な部分でのお話をさせて頂きますと、写真という分野は美大の他の学科、デザインや絵画や彫刻などと違って、デザイン系とファイン系、どちらか一方に偏っているわけではありません。 どちらの立場からも振る舞うことができますし、また器用な人であればどちらにも足を突っ込んだまま活動するということもできます。 これは他の表現の分野には無い、写真ならではの特徴といえます(陶芸のみ、実はやや写真に似ているところがあるのですが、詳述は省く)。 その為、スタジオ勤務は確かに薄給激務ですが、僅かな休みと収入を何とかやりくりして、単なる作品撮りではない公募に出せるような作品づくりに勤しむ若者も少なからずいます。 無論、彫刻や油絵の学生によくあるパターンのように、親がお金持ちで、卒業後も親の支援を受けながら制作しているというパターンもあります。 卒業後いきなり大作を連発しているような方は、後者のパターンではないでしょうか。 しかし、どれも一つのパターンに過ぎず、新世紀やひとつぼの受賞者の経歴など実に様々です。 貴方に合ったやり方というのは、他人には判じ得ない部分のほうが大きいので、いろいろな例を見聞きしながら、自分に合ったやり方を探っていくしかありません。 新世紀やひとつぼの受賞者で片っ端から検索してみるなどし、個展のオープニングなどに出かけて直接話を聞いたりするのが早いかも。 あと補足することがあるとすれば、そうですね、ブライダルというのもどちらかというと融通の効く部類に入ります。撮影はほとんど土日しかなく、平日にやることといえばレタッチくらいですから。 広告系で仕事しながら、新世紀などへの応募も平行して行っている方は、本当に休みはなさそうですが、まあ好きなことをしているので充実しているような印象です。 作品を作るのにお金がかかるか否かというのも、人によります。最近はデジタルで撮ってインクジェットで出力した作品で受賞する人も増えてきましたし。
- moritaroh
- ベストアンサー率56% (658/1173)
写真作家(アート関係)の場合で述べます。 まあ、若手の場合は居酒屋のアルバイトもあればブライダル撮影もあるだろうし、そういったアルバイトをしているのでしょう。 場合によっては土木作業員など一定期間だけのアルバイトの可能性もあります。 1年のうち数ヶ月、そういった仕事をまとまって行い、1年間分の活動および制作費用をまかなう…とか。 いずれにしろ、30代くらいまでが限界なので、30代半ばくらいで、広告関係など写真に関連した定職に就くであろうとは思いますが…。写真賞受賞後数年が勝負時なのだと思います。評価が定着し、写真集などの出版が順調に行えるようになれば、印税収入なども入ってくるようになりますし、またそう言った出版などをきっかけに、雑誌などへの定期連載や個人で企業とスポンサー契約を結ぶ場合もあるでしょう。 さて、野口里佳さんですが、数冊ほど作品集など出版されていますし、現在はベルリン在住だったかと思います。 彼女の場合は、当初は会社員と写真作家といった二足のわらじを履いていたのですが、作品の評価が高まり「ギャラリー小柳」といった有力な画廊と契約を行ったことで、画廊側が積極的に国内外の市場へ作品を売り込んでくれるようになりました。 写真家としての収入(作品の販売、作品集などの印税、その他)に結びつくマネージメントを画廊側が行ってくれると同時に、そうした作家としての収入と作家としての仕事が圧倒的に増えた結果、生活・制作費用を得るために行っていた会社員を「続けられなくなった」のでしょう。 会社員時代と現在とで、どちらが年収入が多いのかはご本人に直接聞かなければ分かりませんが、しかしおそらく会社員時代ほど安定はしていないと思うものの、生活を続けられる収入と、その収入を得るための作家としての仕事がある程度バランス良く行えるようになっているのだと思います。 >今割り切って関係のない仕事をするか、少しでも写真に関わるアルバイトをするか、お金と作品作りと仕事で迷っています。 年限を限った方がいいと思います。 例えば、今から5年間は作品作りに没頭したいため、できる限り収入の良いアルバイトを割り切って行う。 しかし、5年後からは、作品作りの参考にもなる仕事を定職とするようにし、作品作りとの両立を目指す…という感じ。 ひとまずは割り切ってアルバイトをして、後者のような仕事を5年くらいの長い視野で探す、というのでもいいかもしれません。
- Postizos
- ベストアンサー率52% (1786/3423)
私が知っている限りでは、貸しスタジオ勤務→個人スタジオ→独立、の他には雑誌のカメラマンの仕事、ブライダルや学校写真の雇われカメラマンか自営、写真館勤務、各種学校講師、現像所やプリントなどのオペレーター、警備員、八百屋の店員、資産運用、僧侶、家業の商売の手伝い、親や配偶者の稼ぎで主夫・主婦、自動車陸送、自営で自動車修理工、公共物の清掃落書き消し、その他アルバイト各種、家政婦、以上のいくつかを兼業、などの人がいます。 「作家」では食えませんので少しでも条件に合った所を探すとしか言えないと思います。「いきなり作品を出し続けている」人もそれなりの手段を持ってるのだと思いますよ。 カメラを使う業種では機材やプリント代が経費になるとかいうメリットはあります。 「どうやって食べているのでしょう。」との事ですが、ある程度親しくなったら聞いて見てはいかがでしょうか。もっとも、そういうことが聞ける関係であれば聞かなくても見当がつく状態だと思いますけど。
- kanoehutuji
- ベストアンサー率15% (7/44)
プロカメラマンと写真作家をごっちゃにしていますよね。 スタジオから独立というのは、プロカメラマンの話です。 写真作家でアルバイトをしているのはざらにある話で、有名な方でも日刊ゲンダイを配達しながら撮影をしているのは知られた話です。