アメリカのために戦ったり、自分の子供の命を差し出すのは嫌です。ただこういう質問をするということ自体、集団的自衛権に関して誤解があると思います。集団的自衛権を標榜する集団で「アメリカを守ろう」とか「アメリカのために死にましょう」と言っているところはないですよね。集団的自衛権でアメリカを援護しようというのは、とりもなおさず日本を守るためなのです。
現在の安保条約は客観的にみれば、集団的自衛権あっての内容となっています。アメリカの世論にだって「日本を守るためになぜアメリカ人の血を流すのだ?」という考えの方が強いです。更にアメリカ人の安保条約に対する考えは「日本の防衛のため」ではなく「日本の軍備の拡大を防ぐため」という考えの方が主流になっています。ということは、日本が敵国から攻められても、アメリカへの影響が少なければ適当に引くわけです。日本のためにアメリカ人の血を流すのはアメリカ世論に反しますから。
この様なアメリカ世論を日本に向けるためには、日本もアメリカを守るよということを口先だけでなく、実際の政治体制でも具現化する必要があります。それが集団的自衛権というものです。それが嫌なら、憲法を改正して自主独立の武器・兵器を充実させる以外ありませんし、核兵器を保持することも視野に入れないと日本の安全は損なわれるでしょう。
日本は結構性能のよい武器・兵器を持っています。しかしせっかく高いものを装備しながら、その本来の性能を発揮できないようなマイナーチェンジをしています。例えばF15戦闘機ですが空中給油能力がありません。爆弾を搭載することもできません。これでは日本を侵略する国の基地を叩くこともできません。集団的自衛権で、この様な現状を見直すべきだと考えます。
理念としての非武装中立とか核兵器廃絶はなかなか立派ではありますが、そのプロセスを説明する理論が全く存在しません。これはちょうどイソップ物語の「ネズミの相談(ネズミが猫に鈴をつけようと相談する話)」と全く同じです。核兵器廃絶論者は往々にして核兵器を持っていない日本でデモをしたりビラを配ったりしますが、お門違いも甚だしいですね。やるんなら核保有国(米、露、中、北鮮etc.)とか周辺諸国を威嚇している国でやるべきでしょう。やらないのはそういうならず者国家が怖いからだと思います。安心・安全にデモをしたりシュプレヒコールのできる日本でしかできない臆病者がやっているだけなんです。
お礼
ご意見ありがとうございます、まったくそのとうりだと感動しました。 私も、以前はお人よし非武装中立論者だったような気がしますが、今では貴殿に近い考え方をするようになりました。 おっしゃる通り、アメリカは日本を守るために同盟を結んでいるのではなく、日本に核武装させないために同盟を結んでいるのです。あくまでもアメリカを守るためであることは明らかであり、日本を守るためではありません。 私は仏教徒ですが、日本が自立して核武装することに反対しません。仏教の仏像に武器を持った怖い形相の不動明王が存在するように、仏教は便法としての武器や怒りや怖い形相で人を動かすことを否定しません。日本も核武装して、アメリカから自主独立し、経済戦争にも勝ち抜き、ユダヤ経済に負けない日本ヘッジファンドを国家レベルで組み立てて、唯一の被爆国として真の平和国家平和世界を目指す志高い日本国家ブランドを持ち、料理だけではない世界遺産たるべき日本文化を世界に広めるべく、世界進出して文化闘争を繰り広げましょう。日本食に限らず、アニメ、オタク、ロボット、ドラマ、中小企業ニッチ最先端、おもてなし、安心安全など、あらゆる分野で世界平和文化闘争を進めましょう。これは命がけです。武器もお金も必要です。しかし、アメリカから真に独立し、キリスト教徒とイスラム教を中継ぎできるのは日本の仏教徒だけと悟り、真に世界のために戦える文化国家は日本しかないと覚悟し、世界的明治維新くらいの意気込みで決死隊を組みましょう。世界はいずれきっと理解し歓迎してくれると思います。