極真空手について
高校の部活で剛柔流空手をやり、初段まで取りました。その後、社会人となり、最近、とにかく無性に空手がやりたいです。近くのジムで、ウェイト・トレーニングを欠かさず、高校時代で得た空手の基本だけは自分なりには維持している状況だと思っています。
大山倍達氏の著書は全て持参し、何度も繰り返し熟読して来ました。自分の流派は剛柔流(寸止め)でしたが、大山先生のフルコン空手の考え方に全く同感しています。
以上を述べた上で、自分の質問を述べさせて戴きます。極真に限らず、ほとんどの流派は、顔面の防具を装着せずに「組み手」を行っていると思います。自分は、これに大きな心配があります。
極真は、顔面攻撃は「しない」というのがルールですが、突きの顔面攻撃はなくとも、蹴りにおいて、例えば回り蹴りなどで、顔面に当たることがあると思います。
もちろん、組み手の場合は、師範が監督しており、さらには同じ階級の帯どうしで組み手を行うので、かりに回し蹴りで顔面に当たっても、大きなケガはないと思います。
ただ、(1)回し蹴りで「歯が折れる場合」、(2)脳に障害が残る場合、という危険性は、常に内在していると考えます。
そんなことを言うなら、「空手をやらなければ良いじゃん」と言われそうですが、極真の方に質問があります。
(1)極真の道場で組み手を行う場合、顔面防具を付けて稽古することは許されますか。(自分の地区の道場(極真会館)を訪ねて質問したら、「うーん、困ったな。でも、やっぱり無理だと思う。お互いに注意してやるから防具は付けさせない。」と返答を戴きました。)他の極真の道場の場合は、いかがなものでしょうか。
(2)高校の部活では、顔面防具を付けて稽古をしていました。もし極真で稽古するときには、最低限マウスピースを付けて稽古したいと考えております。ただ、一度もマウスピースを付けたことがないので、心配があるのですが、マウスピースを付ければ「絶対に歯が折れない」と言い切れるものでしょうか。歯科医などのネットで調べても、良く分からないのです。「歯の心配をするなら、空手やめなよ」と言われるかも知れませんが。
(3)廬山初雄先生の極真館ですが、近年、顔面攻撃を認めるようになったそうです。ただ、大山先生は、著書で「万が一でもバカになる危険性があるから、絶対に認めない」と述べていたと思います。もちろん、廬山先生のことですから、最大限の配慮があってのことだと考えますが、大きな危険性があるような気がしています。極真の方々は、いかがお考えのものでしょうか。(極真をやっていない者が、このような質問をするのは失礼かも知れません。そのときは、許してください。)
以上、よろしくお願い申し上げます。