無期限の意味を多少誤って受け止められているのではないでしょうか。
決して”永久”ではありません。あくまでも期限が無い、です。当然お分かりだとは思いますが、この場合この期限が分からないことを厳しいと思うか妥当と思うか、というのが質問の趣旨だと考えて書かせていただきます。
(まさか永久追放と同じ意味だとは…思っていませんよね?)
今回問題視されたのは妨害行為そのものより、当該サポーターに応援時の迷惑行為での”前科”があったことと、取り締まろうとしたスタジアム職員&警備員の胸ぐらをつかんで揺さぶるなど、一般的に刑法では”傷害”に匹敵する行為を行ったことが理由です。
特に前歴があったことが大いに球団側の不信を買ったわけで。この点は、今年大いに問題になった、浦和サポーターによる人種差別横断幕掲示の処分にも似ています。あれも過去に、同じく清水戦で警備員に暴行を働いた中で永久追放処分を受けなかったメンバーも含まれていたわけで。2度目は厳しい、ということでしょうか。
その意味では、浦和は初回から永久追放含みで2回目も。今回も2回目なので、本来なら永久入場禁止(永久追放)が妥当とは思いますが、そこでさらに無期限、となったのは…何やら理由があるのでしょう。前述の浦和の問題でも、今度は追放を受けたサポーターとその所属グループ側から、シーズンチケットの賠償を…という話になっているそうで。無期限なら、極端な話シーズン中に解除すればシーズンチケットは無駄になりませんし。個人的感想ですが、大いに「カネ」の問題があるのだと。
だいたい(ここからは日本のJサポーター全てにケンカを売るような発言かもしれませんが)、日本のサッカーサポーターは、世界中の悪いところばかりを中途半端にサルマネした結果、迫力不足な上で半端に紳士的。他国から見て熱狂的であるという評価を受けたことは過去に1度もありません。
熱狂の先に多少の暴力沙汰はあるものです(もちろん、ブラジルで起こったスタジアム備え付けの便器破壊して相手サポーターをぶち殺す、これはあってはいけない蛮行ですが)。でも、日本の場合その内容が暴力1つとっても陰湿。巨大なサポーターグループ同士の大乱闘なんてまずありませんし、憂さ晴らしで襲うのは立場上応戦も逃避も出来ない、今回のような職員や警備員。口汚く言うなら、根性無しが適当に騒いでるだけ、のようにしか見えません。
暴力そのものは反対ですが、かといってやってることは人種差別1つとってもチャントではなく横断幕を掲げている程度。何から何までスケールが小さすぎです。
今回のバチを投げつけた行為も、幼稚そのものというか。これが南米の特に政情が不安定な地域のプロリーグなら、発煙筒どころか火気厳禁のスタジアムから火炎瓶が投げ込まれるのですが。
とりあえず今回の処分は、球団として出来うる最大の処分なのでしょう。そこから先は今度は法律論に持って行かれかねませんし。とはいえ、浦和の事件の際もですが、この手の「迷惑行為専門」の渡りのサポーターもどきは全国に散っていますし、たまたま柏で起こっただけ、と考えた方が妥当でしょう。
お礼
詳しいですねーありがとうございます