以下「log」はeが底の対数とします。「^a」は「a乗」です(エクセルでも使える記法)。
>log 10=2.3
こういう等式が成り立つ前提で考えるわけなんですが、それが2番目、3番目へ変形できる過程ですね。
さて、この式なんですが対数です。対数がどういう定義なのかを覚えてしまうといいでしょう。
「対数logを、e^a=cだとするとき、a=log cと定義する。」
ということです。逆関数は当然ですが、
「a=log cなら、e^a=cである。」
ということになります。これを当てはめれば、
log10=2.3→10=e^2.3
が出ます。定義とその逆関数なので、どうしてそうなるか、はありません。覚えておくしかないわけです。
e^aはべき乗関数です。べき乗の性質として、e^(-a)=1/(e^a)というものがあります。
eではなく、2のべき乗をちょっと並べてみます。
…, 2^2=4, 2^1=2, 2^0=1, 2^(-1)=1/(2^1)=1/2, 2^(-2)=1/(2^2)=1/4, …
こんな感じです。マイナスだと分母になるわけですね。べき乗する数が小数であっても同じく、マイナスだと分数の分母になります。ですので、
e^(-2.3)=1/(e^2.3)
となります。さらに、e^2.3=10であることがもう示されていますから、それを代入すれば、
e^(-2.3)=1/(e^2.3)=1/10
となります。
もちろん一番左と一番右を入れ替え、真中を抜いて、1/10=e^(-2.3)としてOKです。それが一番下の式になります。
お礼
loge10=2.3が、 e²³ = 10 に書き換えただけと言う事が理解していませんでした。 自分でも計算の仕方等を調べてみたのですが、どれを調べたら良いのか解からない状態ですし、何が参考になっているのかも理解できていなかったので、非常に助かりました。 まだ完璧に理解したとは言い難いですが、これを参考に勉強したいと思います。 細かい説明ありがとうございました。