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センバツ高校野球の枠とは?虐め苛め虐待枠?
- センバツ高校野球の枠について、21世紀枠や希望枠などの意味が理解できないので質問します。
- 試合の結果によって、敗戦した校名が報道されることがあり、当事者や関係者にとって苦痛な状況となっています。
- この現状に関して、マスコミが感動ストーリーに利用されているのではないかという疑念があります。
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必要不必要論はそれぞれの考え方の自由ですのでここでは省きます。 高野連の趣旨は21世紀枠は主に「部員不足などの困難を克服した学校や、他校の模範となる学校」にチャンスを与え経験を積ませることです。選出されやすい高校は、公立進学校、離島などの過疎地と呼ばれる地域の高校などが挙げられます。 神宮枠については、それまで神宮大会出場校は地区によりバラバラ。地区大会優勝校が選出(北海道、東北、東京、北信越)されている地区もあれば、地区大会にすら出場出来なかった高校が選出されていた地区もありました。しかも、選抜大会とは直接には関係せず、球場も勿論、甲子園ではなく神宮。高校球児にとっては神宮よりも甲子園でしょう。そのため、それまであまり公式戦出場が無かった選手を起用したり、色々と試したりと特別勝ちに行っていない高校もありました。練習試合に少し毛が生えただけという考え方の指導者もいたでしょう。かつては、「神宮大会優勝校は選抜は優勝できない」というジンクスがよく言われていました。そこで、もっと神宮大会高校の部を活性化させる意図もあり、各地区の優勝校10校が出場し、優勝校の地区に神宮枠を与えるということにしました。 恥さらし的なお考えはどうなのでしょうか。一般枠で選出された高校の中でも初戦大敗を喫した高校は沢山あります。これまでの21世紀枠選出校で活躍した高校に、2001年(21世紀枠初年度)の宜野座(ベスト4、夏は自力で甲子園出場)、2002年の鵡川(ベスト16、その後自力で選抜大会2度出場、ベスト16と初戦敗退(菊池雄星がいて準優勝だった花巻東に敗退))、2005年一迫商(ベスト16)、2007年都城泉ヶ丘(ベスト16)、2008年安房(初戦突破)、成章(初戦突破、ヤクルトの小川泰弘がエース)、華陵(ベスト16)2009年利府(ベスト4)、2010年向陽(ベスト16)、2011年城南(ベスト16)、2013年遠軽(初戦突破、相手も21世紀枠選出のいわき海星でしたが)があり、今年はたまたまなのでは。大島は相手が悪かった(近畿王者で連続出場の龍谷大平安)小山台は緊張しすぎ(公式練習の時、選手のほとんどが足が震えていたと)エースの伊藤は一定の評判があった投手です。東京大会では堀越、早実、日大豊山と甲子園出場経験校(堀越は最高準優勝、早実は優勝チーム)を破ってのベスト8。大敗はたまたまとしか考えられません。 神宮枠選出校については、2007年室戸(ベスト8)、2008年宇治山田商(ベスト16)、2010年三重(ベスト16)、2013年盛岡大付(ベスト16)。 選出方法などに異論を唱える人は多くいますが、21世紀枠、神宮枠そのものについて異論を唱える人は極少数です(かつて不必要論が多かった希望枠は2008年を最後に廃止されました。大垣日大が準優勝した実績はありましたが)。 21世紀枠への主な異論は高野連が特待制度禁止を強める(それまでも禁止でしたが、黙認されていました)一方、「公立でも職業科がある高校は推薦で選手を獲れるだろう」と私立高校の指導者、関係者言っていたことです。さらに体育科・コースがある利府や山形中央が選出され、その他の人からも異論が出るようになったこと。その後公立高校が無償化となり、最近では高野連は特待制度についてほとんど言えない立場になっています。そのためか、今回の各都道府県の推薦校に柴田(宮城)は選ばれず、多良木(熊本)は九州が選びませんでした。 本音としては全て一般枠の方がわかりやすのですが、高野連の考え方も理解できる。ただ、21世紀枠の選出方法を考え直すべきと以前から思っていましたが、その方向性にはあるようです(普通科しかありませんが鵡川も実質選手を集めており、地元・胆振地方出身の選手はかなり少なく、学区外の選手が主力です。佐藤茂富監督は中学生を実際誘っています。かつて、元・日本ハムで21世紀枠で出場した時の4番池田剛基について、札幌新琴似シニアに行きいつも声を掛けていたと、自ら言われていたことがあります)