ウクライナへの1000億円が元をただせば血税であることは間違いありませんが、
こういった海外への援助金というのは海外資産から引き出すものだそうです。
だから、今年増税した分であるとか、目の前にある我々の財布からもっていくものではないのです。
日本が持つ海外資産は、いったいだれが担保しているのか。
それは世界が担保してくれている。
もちろんその国が「ないよぉ」って言ってしまえば「なし」になってしまいますが、そんなことをすれば、
その国の信用が落ちて、その国の経済が「ないよぉ」になってしまうので、簡単に「なし」にはできないのです。
それでその海外資産はいくらあるのか。
661兆9,020億円
財務省がネットでオープンにしている情報からで、平成24年度の資産です。
で、これは民間資産も含まれているので、日本国政府の資産はどれくらいかというと、
これがネットではよく分からない(^_^;)
ただ、例えば政府が保有するアメリカ国債が
2013/9/18 の日経の記事によれば、
約112兆円
だそうです。
別の記事では
117兆9596億円のドルを持っているそうです。
もちろんこれ以外にも資産はあるでしょう。
湯水のごとくに使えるわけではないですが、この資産から1000億円…てば、
まあ…許容範囲ではないでしょうか。
それで、ウクライナ情勢に関しては、当然ロシアとの関係が問題になりますよね。
日本がロシアの言い分を全面的に受け入れると、
今度は同じことを中国が台湾や沖縄に対して行ったときに言い訳できないから、これは避けたい。
一方で「クリミアはもともとソ連のものだった」ということを受け入れれば、
同じ論理で「じゃ北方領土もそうだよね」と言える。
とはいえ、西側諸国の一員としての日本としては「欧米さんの味方にきまってるじゃないですか」
と言わないといけないので、なんらかの具体的な意思表示をしないといけないわけです。
であれば…ここは…銭…かな…(^_^;)…と。
しかも欧米さんより随分と高い銭を用意しましたがな。
「ウクライナさん、これでガス代のたしにしてくださいよ。
ね、欧米さん、うち、あんたらの味方でしょ?」
と、いちおう胸は、はれますわな。
てんで、まあネットの書き込みでは反対意見が多いですが、
私は今回の政府の支援表明は支持しています。
お礼
一般的に、遡って値引分を請求するのは契約違反ではないのでしょうか? 世界の資金援助が水の泡のように消えるのは裂けるべきです。 用途を限定すべきですね。 回答有難うございます。