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針位置自動修正機能と磁気
最近の時計の「針位置自動修正機能」が付いている時計なら、耐磁無しの時計でも、ノートパソコンなど安心して使えるでしょうか? 電波時計です。
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m123xk さん。40代おっさんです。よろしくお願いします。 >最近の時計の「針位置自動修正機能」が付いている時計なら、耐磁無しの時計でも、ノートパソコンなど安心して使えるでしょうか? 結論からですが、基本的に、時計メーカーの設定レベルの範囲でなら、時計の性能や仕様にもよりますが、条件の厳しい電波式腕時計でも問題は無いと存じます。そして離す距離は時計やパソコン次第ですが5~10cm程度以上が目安。実質は普段使いで問題は無いと存じます。 先ず、とりあえずですが、時計の耐磁についてあげます。SEIKO、シチズン、オリエント、カシオでの例で、このように使用例が出ています。電波時計やクオーツの耐磁についても述べられています… http://www.seiko-watch.co.jp/support/function/gauss04.php http://citizen.jp/cs/support/watch/magnetic.html http://www.orient-watch.jp/product/connection/ http://support.casio.jp/faqSearchList.php?cid=002&keyword=%E7%A3%81%E6%B0%97 時計の場合国産の一般ですが、耐磁の表記無し、1種、2種とあります。 対象となる時計の仕様によって差が出ます。取り敢えず国内各社でも設定のJISの耐磁の設定:JIS規格(日本工業規格:JIS B 7024-2012)の抜粋ですが 耐磁1種…直流磁界: 4,800 A/m 磁気製品より 5cm 以上遠ざける 耐磁2種…直流磁界: 16,000 A/m 磁気製品より 1cm 以上遠ざける そして、SEIKO、シチズン、オリエントで表記の普通の時計(規格は未確認。すみません) 耐磁の表記無し…直流磁界: 1,600 A/m 磁気製品より 10cm 以上遠ざける 先ずご質問の中の、ノートパソコンに安心して使えるか…ですが、一般的なノートパソコンの場合一番磁力が発生するのは一般的にはスピーカーです。(ウルトラブック等で、パチンと締めるのに磁石使うのもありますが…パソコン側をご確認ください) メーカー解説の一般からですが、パソコンからですと、磁力は密着で~8,000 A/mとなっています。 そのためスピーカー部、もしくはより安全を見てノートPC筐体から5cm以上離すと、磁力はゼロ(0)になることになります。国産メーカーの標準的数値でもあると思います(カタログ値、時計によっての差別はあります。貴方の考慮する時計により確認されるべきですね) この点も、実際使用する時、必然的に近づく、条件のより厳しい腕時計としても磁力発生部分より5cm程度はほぼ確実に離れているので問題ないと思います(時計による特徴もあるので一般的ですが)。 実質、磁力は距離の二乗比に反比例で減衰するので、結局耐磁表示なしの1,600 A/m 以下であれば問題は無い事になります。 仮に置時計としても、スピーカーの傍に置く目安ですが5cm離せば大丈夫で、10cm離せば確実に問題ないと思います。(ただ、貴方の時計やノートパソコンの磁力の程度にもよるので、実際使って変な動きでないか、時間の指示がおかしくないチェックは必要でしょう) 次に、「針位置自動修正機能」ですが、各社設定があると思います。詳細は腕時計・置時計とも個別の取扱説明書での確認になります。一例でSEIKOの腕時計の例を挙げますが… https://www.seiko-watch.co.jp/support/function/wave04.php ここでHPの説明から… >SEIKOのソーラー電波時計は「針位置自動修正機能」が付いているので一定時間ごとに針位置をチェックします。 >落としたり、強くぶつけたことにより、針位置がずれたり、磁気の影響などにより針位置がずれた場合には、正しい時刻に修正されます。 >秒針は1分ごと、時・分針は 毎12 時(1日2回)に針の位置のチェックが行われます。 即ち、外的ショックや磁気帯びで時間と針の偏差が出れば、SEIKOの時計は上記の決められたタイミングで修正されると言う事になりますね。このチェックと修正の時間等は勿論他社もそれぞれで時計によって制御が決められていて、設定された時間で修正されるとなります。 仮に、すぐ直したいのなら、電波時計を手動で強制受信させればその場で電波受信と共に針の修正が行われるのでその後の時間表示に問題は無いはずです。 但し、時間修正は、あくまで磁気の影響のない環境条件です。影響環境では常に時間が狂ってしまい、電波受信はできても正規の修正にはならないです。 余談ですが、電波時計で1990年代に世に出た日本最初の電波式腕時計(シチズン7400)がありますが、これまで普通に自宅のノートパソコンで使っても帯磁した試しも無く、計測機器(オシロスコープ・ブラウン管等)でも不具合は無く現在も稼働中です。 他に、例えばSEIKOのアストロンを見ると1種のようですね。メーカー・機種により様々なのでやはり取扱説明書の確認も必要ですネ。 ご検討の一手になれば幸いです。失礼しました m(__)m
お礼
いつも丁寧に回答してくださり、ありがとうございます。